21:32 (tyty)   21:32 (tyty) 湖の街、20時を少し過ぎた頃。 21:32 (tyty)   21:32 (tyty) 勿論、夜ではあるが、お祭りに沸く休日の街中。 21:32 (tyty) 人並みは多く、灯りも明るく。 21:32 (tyty)   21:32 (tyty) 尚也の隣を歩く少女は、やや、暗く…。 21:32 (tyty)   21:32 (tyty) 【紗璃沙】「もう、今度こそ…置いてっちゃ駄目ですからね…?」 21:32 (tyty) 流石に、涙の後は消えては居るものの、不安そうな表情は消えず…。 21:32 (tyty)   21:32 (tyty) 旅館で借りた赤い浴衣に、ストール。その姿は可愛らしい、かもだけれど。 21:32 (tyty)   21:38 (rouge__) 【尚也】「いや、本当にあれは悪かった。 ……まさか河童についてあそこまで熱く語られるなんて思わなかったんだ。 でも、ちゃんと大丈夫だったんだからよし…と、して欲しい。 かな。」 返す返すも申し訳なさそうにしながら、空白の時間を祭りの見学としゃれこむ。 21:41 (tyty) 【紗璃沙】「……んっ…」謝罪の言葉に、1/4歩分程、近付いて。紗璃沙の肩が尚也に触れる程度。「…そう…ですね…。わたしも、不注意だったの…かな…」俯いた顔を上げて。薄く、微笑む。 21:42 *nick D_EX_M → Q21_LORE 21:45 (rouge__) 【尚也】「いや、なんと言うか僕の読み違えという部分が非常に大きかったような気がする。 先ずはもう一度謝っておこう。 けど、浴衣なんて…良くあったな。」 ちらちらと、紗理沙の格好を眺めながら、ぽつりと感想を漏らし。 21:46 *yukyu quit ("Leaving...") 21:51 (tyty) 【紗璃沙】「…読み違え…ですか…」此方を見る尚也の視線。その意図を知ってか知らずか、見詰め返しつつ。「…元勇者でも…読み違える事ってあるんですね…?」そんな、彼女なりの冗談なのか、を口にして。「…あ、はい。旅館で貸し出されてて…。…似合わない…でしょうか…」ぽつり、と零す。やや胸がきついのか、時折、掛け衿を摘んだりしていて。 21:55 (rouge__) 【尚也】「いや。 似合わないって事…は…」 振り向いて、言葉を返そうとしたとき。 掛け衿を摘むような仕草に少し口ごもって。 「あ、ああ、貸し出しか。いや、うん。似合ってるとおもうぞ、うん。」 「勇者っていっても、僕は間違える担当みたいなものだからね。 勇者だから全部こなすなんてのはなくていいの。」 と、そこは少し苦い笑みを浮かべつつ、答えた。 21:59 (tyty) 【紗璃沙】「…え…、はい…?」途中で切られた様な話し振りに、小首傾げつつも、似合うと聴いては、嬉しそうな顔を上げて。「…です…、ね。わたし、まだまだ出来ない事ばっかりで…」再び、かくん、と頭が落ちる。 22:01 (rouge__) 【尚也】「そんなことないだろ。 ちゃんと情報収集だって果たしてるんだし。 寧ろ紗璃沙、僕より頑張ってるんじゃないか、この一件は。」 今日一日のことを振り返りながら、そんなフォロー。 22:04 (rouge__) 【尚也】「けど、浴衣…か。 ………美鐘や燐だったらどんな感じかな。 皆もくればよかったんだけどまあ…人混み嫌いそうなのもいるし、こういうのんびりの時間に楽しんでおくのはありか。」 22:06 (tyty) 【紗璃沙】「…んっ…、そう…でしょうか…」自信なさげ。でも、尚也に褒められたのは嬉しいのか、リボンを大きく揺らして顔を上げて。「…じゃあ、この後も頑張ります。尚也さん…以上に…っ」一生懸命、そんな表情作りつつ。この後、湖にて何が待っているのか、今この時は、知らないから…。 22:06 (tyty) 【紗璃沙】「…えっと、あ、そう…ですね。二人だけで…、駄目だったでしょうか……」皆さんには、悪い事しちゃったのかな…、そんな風に呟きつつ、尚也の服の裾を、きゅっと摘み持つ。逸れないように。 22:09 (rouge__) 【尚也】「うむ、そうしてくれると僕が楽が出来て助かるぞ。」そんな軽口と共に、紗理沙の決意を応援し。 「いや、駄目って事も、ないんだろうけどさ。 人の時間の過ごし方なんて、それぞれなんだからさ。」  22:10 (tyty) 【紗璃沙】「…人の…時間の…」服を摘む力が、僅かに強まって。共に歩きつつ、周りを見回す。いろいろな人が居て、皆、楽しげで。 22:13 (rouge__) 【尚也】「…うん…?」 摘まれた裾、その僅かな力の入り方を敏感に感じ取って。 「どうした? 何か、あったか?」 食べたい物でも見つかったか、なんて声をかけようかなどとも思ったが、そんな表情には見えなかった。 22:17 (tyty) 【紗璃沙】「…あ、いぇ…」更に僅かに、身を寄せつつ。「…わたし…、基地に居るか、世界の危機を救いに出るか…だけですから……」尚也に言われ、時間の過ごし方に付いて、考えるところがあったのだろう。そんな風に呟いて。 22:22 (rouge__) 【尚也】「楽しまないと、参っちゃうからなぁ。 世界を救うのは大変だよ。誰かのために、ってだけじゃやってられないし、こうして自分も楽しくないとな。好きでもない世界は守る意欲もないだろ。」 …自分で言って、少し自分でも思い当たる部分もあって。 いや、最近気付いた…とでも言うべきか。 ショック療法は偉大というか、なんと言うか。 22:24 (tyty) 【紗璃沙】「…どうしたら…楽しめます…でしょうか…?」周囲の賑やかさを目に、耳に。参考にしようとするように、見回しながらも。「…わたしは…好きとか嫌いとか…言ってられないですから…世界…」相変わらず、こう言う話だけは、直ぐ口にしてしまうようで。 22:29 (rouge__) 【尚也】「んー、どうしたら、か。」 暫く考え込んで。 ちょっと待っていて、と言い残し、二人分のリンゴ飴を買ってくる。  「例えばこういうリンゴ飴とかがある。 進呈しよう。」 22:31 (tyty) 【紗璃沙】「…あっ…はぃ…」離れられ、不安そうに、ぽつん。直ぐに戻って来られては、安堵。「……ん…っ、あ、はぃ…ありがとう…ございます…っ」細く綺麗な手を差し出し、受け取って。 22:35 (rouge__) 【尚也】「人の好みはあるだろうけど、リンゴ飴ってのは中々僕は美味しい物だと思う。 ちょっと今ベビーカステラのほうが良かったかなーなんて目移りはしてるが。 …さておき。 紗璃沙は、美味しい物とかを食べるとどういう気分になる?」 祭りの喧騒の中、ゆっくりと歩みながら。 22:37 (tyty) 【紗璃沙】「…ん…んんっ…」大きくてお口に入らないし、どう食べるのかな…。みたいに考えたりしながら、尚也の真似して。小さな口を少し恥ずかしそうに大きく、かぷ、と。「…あ、ぇ、えっと…美味しい…です…っ」上手い言葉が出せず、直接表現。でも、少し、微笑むように見上げて。 22:42 (rouge__) 【尚也】「美味しいのが嫌いってのは中々いない、とは思うんだよな。美味しいことも楽しいことの一つだし。 まあ、こんな風に。 いろんな楽しいはそこらじゅうに転がってて…」 もごもごと口を動かしながら、その様子には満足そうに頷き。 「だから、いろんなことをしてみたらいいんじゃないかって思う。いろんな物あるからさ、世界には。」  22:46 (tyty) 【紗璃沙】「……ん…、はぃ…っ」もう一度、美味しいです、と。今度は確かに笑顔見せて。「…わたしも、しなくちゃ…ですね。色んなこと…」周囲を再び、見回す。ふと、目に付く。リンゴ飴を食べる2人組。男女。腕を組みつつ、談笑する姿。 22:51 (rouge__) 【尚也】「楽しむための物なんて、そこらじゅうに転がってるんだからさ。 物でも、人でも。 いろんな物で遊んで、いろんな人と遊べばいいのさ、人の面じゃ協力できるし…。 退屈なんてない物さ、ってね。 殆ど受け売りだけどね。」 自分が、異世界を守ることに意義を見出せなかったとき、同じようなことを言われたのを思い出しながら、紗理沙に向けて話す。 22:55 (tyty) 【紗璃沙】「……色んなもので…色んな人と…」はぃ、と頷き。通り過ぎていく人影眺めながら。「…じゃ、じゃぁ、ぁ、あんなの…してみたい…です…っ」腕組みして歩くカップルを小さく指差しつつ、子供のように服の裾、掴んでいた手を離し、慌てるような紅い顔を。 22:58 (rouge__) 素直に頷いてくれている。 …紗璃沙は生まれたばかりで。 まだいくらでも変われる、それは、とても喜べることだ、なんて考えながら。 いいよいいよやってやろう。 僕とは違う彼女のために、出来ることはやろうじゃないか。 紗璃沙の指先に合わせて視線を動かす。【尚也】「ぶふぅっ!?」  リンゴ飴吹いた。 23:01 (tyty) 【紗璃沙】「……んっ…、ぇ…え…きゃ…っ!?」びくっと差し出した指、反応させて。此方も勿論、驚く。「…ど、どう…っ…しました…!?」毒でも入っていたのでしょうか、おろおろ…っ。 23:03 (rouge__) 【尚也】「い、いや。 唯単純に覚悟の範囲外だっただけで。 …ああいう感じが、いいのか?」 仲睦まじく歩くカップルに視線を送り、紗璃沙に確認するように問いかける。 23:05 (tyty) 【紗璃沙】「…は、はぃ…」こくん、と小さく頷き。「…駄目…でしょうか…?」やや緊張。照れたようにもしていて。 23:09 (rouge__) 【尚也】「いや、別にそれはまあ、かわいらしい女の子と腕を組みたくないってほど僕は硬派なつもりはないんだけどさ。」 此れが小太郎や悠人だったらどう反応するだろうだろうだなんてぼーっと考えながら、緊張を刺激しないように言葉を続け。 23:11 (tyty) 【紗璃沙】「…ん…っ、では…、お願いします…っ」恐る恐る、腕を絡ませに。こう…かな…? した事は勿論無くて、戸惑い気味。 23:17 (rouge__) 【尚也】「では、いこうか、紗璃沙。」 深呼吸の後、自分から腕を取って絡ませて。 (…女の子と手を組んで歩くなんて、エルシアと以来、か。 こんなのは、浮気とか以前の問題なんだろうけど、さ) そんな事を、心のどこかで考えながら。 「何か、食べたいのとか気になるのとかあるか?」 彼女をリードするように、先に足を踏み出す。 23:23 (tyty) 【紗璃沙】「…はぃ…っ」腕を組まれ、小さく微笑む。どちらかと言うと、此れなら逸れないとか、そんな表情にも見えて。「…えっと…、尚也さんは…何か…?」そもそも、何が何なのか良く知らず。周囲見回しながら。 23:26 (rouge__) 【尚也】「こういう所だと……定番は、食べ物と、景品ありのゲーム屋台だな。 とりあえず食べ物は、なんか美味しそうだと思ったのを気兼ねなく言ってくれればいいとして。」 「…ダーツとか、射的とか、そこら辺か?」 河童ダーツ、河童射撃などと銘打たれた屋台を指差しながら。 23:28 (rouge__) 【尚也】「ほかにも、ほら。 金魚掬いやら亀掬いやら、そういうのもあったりする。」 23:31 (tyty) 【紗璃沙】「…か、河童は…エミュレイター…かもですから…」ある意味、ウィザードとしての自分が中心らしい、そんな考えで、河童と書いてあるものをやや臆しつつ、「…そ、そうです…よね…」食べ物は、そう言えば、女の子にたかられた。3890円…。それも、ちょっと引いちゃう想い出。「…金魚掬い…ですか…?」きょとん、と首を傾げ、そちらを見る。『金魚すくい』大きく書いてある。「…金魚を…救うのでしょうか…?」誤字でなく、本心、そう 23:31 (tyty) 想いながら、何となく興味を引かれたようだ。 23:37 (rouge__) 【尚也】「金魚救い…か。 そこの辺りは、どうなんだろうな…その人次第、って所かな。紗理沙が金魚を手に入れて、こまめに気を使ってあげたりするなら…そういう意味でも金魚救い、になるのかもね。」  助ける、の意味にとっているのか、などと考えながら。 金魚達の水槽を見つめ、そう答えて。  「でも実際の意味だと金魚を掬って手に入れる。 」掬うようなジェスチャーをしながら、説明して。 23:40 (tyty) 【紗璃沙】「…ん、そうなのですか…。…えっと…」しゃがみこむ人だかり、見下ろしながら。前屈みすれば、尚也の腕に当たる感触は柔らかさ、大きさを浴衣の中に秘めているようで。「…楽しそう…ですよね…。やってみたい…です…っ」再び、顔上げて、微笑んで。 23:45 (rouge__) 【尚也】「こういうのは、僕不器用で苦手なんだけどね…春奈や悠人のほうが上手だったかな…。」 幼い日の縁日。 こういう屋台では、殆ど活躍できなかったな、なんてことを思い出しながら。 「…ぅ。で、でも、物事はチャレンジ、やってみようか。」 むにゅ、と腕に感じる感触に現実に引き戻され、僅かに声をうわずらせながら、きんぎょ屋台に向けて歩く。 23:49 (tyty) 【紗璃沙】「…はぃ…っ」尚也の様子、知って知らずか、ぎゅっと、くっついて。「…春奈…さん…ですか…?」知らない名前。どんな人なんだろう。尚也さんの友達だから、きっと良い方なんだろうな、勝手に想像しつつ。「…悠人さんの方は…お会いした方かな…」流れ星降った夜を想い出し、空を見上げる。 23:53 (rouge__) 【尚也】「ああ、悠人とはもう会ってるのかな。」 考えてみれば、幼馴染二人が同じ組織でウィザード、ってのも凄い話だ。 なんて考えながら。 「春奈も、同じウィザードで、ロイヤルガードに所属してる。 幼馴染…って所かな、悠人もさ。」 悠人を知っているようなそぶり、春奈、についての補則をしながら歩き。 くっついてくる紗璃沙…中々柔らかい感触だなぁ…なんて考えてしまうのを抑えつつ。 23:58 (tyty) 【紗璃沙】「…幼馴染…」自分には決して得られなかったもの…、と考えるも少し。「…ぁ…仲間の方…なんですね…?」此れから関係を得れば良いのだと、言われなくても考えられるようには、なっていて。「…優しい方…なのでしょうか…?」でも、燐さんみたいな怖い方だったら、どうしよう…?などと、先に聴いてはしまうけれど。 00:04 (rouge__) 【尚也】「…んー。 基本的に、人当たりもいいし、優しい奴。 いい子だと思うよ。小太郎ほど不良ってかんじでもないし、燐ほど言動はきつくないし、美鐘みたいに不思議、というわけでもないぞ。」 その場に誰かがいれば総突っ込みされかねない言動をしながら。 店の主人に300円を払い、もなかを受け取る。 「紗璃沙とも、仲良くなれると思うよ。」 春奈の性格上、ほうっておけないタイプだと思うしなぁ、というのは、口にはしなかったが。 00:08 (tyty) 【紗璃沙】「…んっ…、はぃ…っ」腕組み離れるのは、ちょっと残念かも、と想いつつ。もなか受け取って。「…仲良く…」ぽつり、呟く。大丈夫かな…、とも想うけれど、なら、それならば。「…じゃぁ、今度…紹介して…くださいね…?」もなかで口元隠しながら、お願いします、と言葉を紡ぐ。 00:12 (rouge__) 【尚也】「ああ、そうだな。 約束する。」 人とのつながりが、先ず必要なんだろうな、なんてことを考えながら、そんな約束。 「そのもなかで、泳いでる金魚を掬うんだ。 もなかが破れるまで挑戦可能だぞ。」 00:17 (tyty) 【紗璃沙】「…はぃ、…約束ですよ…?」にこり微笑み。「…んっ…、こう…ですね…? 頑張って…みます…っ」掬う仕草、真似しつつ。ちょこん、と、しゃがみ込み、可愛らしいうなじを見せて。 00:29 (rouge__) 【尚也】「まあ気楽にいっても実は1匹もらえるということは内緒にしておこう。」 そんな微笑ましい光景。 金魚掬いに勤しむ紗璃紗を眺め。 「女の子と二人…か。」 …もし、自分がもう少し万能だったら。 今頃はまだ…。 「…馬鹿なこと言ってるよ。」 そんな考えを一蹴して。 「お、おい、そうじゃない! そのすくいかたはすぐにやぶれるー!?」 00:38 (tyty) 【紗璃沙】「…この辺り…かな…?」短剣に手を添えるような鋭い構え。隣りの子供がしたように一気に振り下ろす。一瞬、プラーナの輝きが、もなかに膜を張ったのは錯覚か…。「い、行きます…っ…!」金魚の姿捕らえつつ、一気に振り上げ。バシャンっと、大きな水飛沫が上がり…。「…きゃ、きゃぁ…っ!?」ぺたんと尻餅。もなかは綺麗に枠だけになっていて…。 00:43 (rouge__) 【尚也】「…………やはりいきなりというのはハードルが高すぎたようだ…。」 しかし、勇者と名のつく存在…自分も含めて、割と日常のこういう局面においてかなり駄目そうなのばかりなのだろーか、と、そんな事をぼんやり考えた。 「ま、それでも一匹貰えるんだ。」 屋台のオッサンに、一匹金魚を受け取りながら、紗璃紗の手を引き助けおこし。 00:47 (tyty) 【紗璃沙】「……す、直ぐに終わってしまいました……」哀しむ…間も無く、周囲に笑われたりして、恥ずかしそうにしながら、立ち上がる。「…あ、ありがとう…ございます…っ」引き起こされ、照れたままの顔で、はにかんで。「…む、難しいんですね…、こう言うのも…」ちょこん、傍によって。 00:50 (rouge__) 【尚也】「魔法使いとしてのやりくちだけじゃどうにもならない、って、ところだな。」 ぽふ、と、頭に手を乗せて。 …軽く叩いてから、金魚の入った袋を差し出す。 「というわけで、金魚。 紗璃沙のだぞ。 ……どうする?」 00:56 (tyty) 【紗璃沙】「……んん…っ」ぽふられ、リボンが揺れて。ビニール袋を受け取る。小赤と呼ばれる金魚、元気そうで。「……え…、わたしの…ですか…?」言われて、気付く。命を手にする事。大き過ぎて漠然とした、勇者の使命ではなく、身近な、目の前に。「…お世話出来る…でしょうか…?」少し不安そうに、尚也見上げる。「…わたしでも…」 01:01 (rouge__) 【尚也】「金魚の詳しいことは僕も分からないけど。 子供の頃の僕も、こうやって金魚の世話は、やってたよ。 紗璃沙にだって出来るさ。 名前付けたり、水槽用意したり。 それもまた、楽しいの一つだと思うしさ。」 不安を和らげるように笑みと頷きで返し。  01:05 (tyty) 【紗璃沙】「……はぃ…、そう…ですよね…?」自分にも出来る。そう告げられて、大きく頷く。水の中踊る、小さな命を眩しそうに見詰めつつ…。「…じゃぁ、頑張ってみようって想います…。…お仕事、早く終わらせて…っ」尚也を見上げ、心からの笑顔を返す。名前はどんなものが良いか、水槽とか、何が必要なんだろうか、様々、考えて…。 01:09 (rouge__) 【尚也】「…っと、仕事。 そうだった。」 その言葉で思い出して。 紗璃沙、今何時? 時間を尋ねる。 …この時点で既に腕時計を落としていたりするのだが、そこは今語るべき物でもなかろう。 …目的の時間は迫る。 穏やかな祭りのときも、もう終わり。休息の、世界を楽しむ時間の終わり。 ここから先は、魔法使いの夜。  01:25 (tyty) 【紗璃沙】「…あっ、はぃ…21時…45分…って」そんなに長く遊んでたのかな…。今までの自分の時間の使い方では、こんな密度は無くて…。「もう帰らなきゃ、集合時間、ですよね…」寂しそうに顔を上げる。 01:25 (tyty) 此処に来たのは、それが目的。自らの存在も、その為に。しかし、此れからは、それだけでなく…。「…守らなくちゃいけないもの…出来たから…」小さな金魚を見詰め、寂しさを決意に引き締めて。 01:25 (tyty) 【紗璃沙】「…行きましょう、尚也さん…。楽しかった…です…っ」尚也を見上げた、その顔は、微笑みで。最後に一つ…。「また…、こう言う事…してくださいますか…?」遠慮がちに、腕を、組み直しした―― 01:29 (rouge__) 【尚也】「…げ、結構ギリギリだな。 急がないとか。」 まあ、でも、ここからホテルになら直ぐだ。 何とか鳴るだろう、と、この時点では甘い考え。 「ん…そうだな。 仲間や友達と一緒に遊ぶのって、普通のことだしな。」 結構、人恋しい…というか、くっつきたがる子かな、なんて考えながら。 その問いに頷き、ホテルへの帰路を目指すのであった。