20:00 (tyty)   20:00 (tyty)   20:00 (tyty)   20:02 (tyty) 退院間近の春奈の病室。次々と、物を取り出す隼人が居る。 20:02 (tyty) 20:02 (tyty) 【隼人】「これはまず…、学校のプリントとかだね。授業内容とかは、流石に分からないから、葉月とか、その辺に聴いてよ」 20:02 (tyty) 一年生が何故、三年生のプリントを持っているのやら…。そんな疑問も何処吹く風。更なるアイテム取り出して。 20:02 (tyty)   20:02 (tyty) 【隼人】「こっちは、今月の先輩だよ。ま、ひとまず、後に置いといて…」 20:02 (tyty) 春奈の仕事が載っている月刊誌。何やら、何故か、2冊取り出し、傍らに。 20:02 (tyty) 続けて、次なる品を大事そうに取り出す。これは、小さなもので…。 20:02 (tyty)   20:02 (tyty) 【隼人】「…それで、今日のおみやげは…と」 20:02 (tyty) そろそろ、お見舞いなんだのと、気遣われる時期。おみやげと表現した、お見舞いの品は、携帯ストラップ。 20:02 (tyty) もう退院間近と言う事もあり、退院後も話し相手になりたい、なって欲しいと言う想いを込めて。 20:02 (tyty)   20:02 (tyty) 天使の羽根をあしらった飾りは春奈の象徴。パワーストーンとして、アクアマリンが取り付けられており、それは、春奈自身にも癒しの加護があるようにとの願い。心穏やかに、海の優しさを。 20:02 (tyty) また、人間関係、特に男女の中を修復する力があるとも言われているが…。 20:02 (tyty)   20:02 (tyty) 【隼人】「…天使の羽根とアクアマリン。先輩に似合うと想ってさ、これにしてみたんだ。どうかな?」 20:02 (tyty) 調べ抜いて、選んだ意味を告げる事なく、ただ印象でとのみ、伝える…。 20:10 (Fake_)   20:10 (Fake_)   20:10 (Fake_) 【春奈】「あ、ありがとう――流石に置いていかれちゃうのは私も嫌だし、頑張らないと」 20:10 (Fake_) プリントを受け取り、雑誌を受け取る。軽く雑誌の記事をめくり…閉じて。 20:10 (Fake_) 差し出された携帯ストラップを受け取り…綺麗、と小さく漏らす。 20:10 (Fake_)   20:10 (Fake_) 【春奈】「なんだか、色んな物を貰っちゃってるね。これ、高かったりしない?」 20:10 (Fake_) 綺麗に飾られたストラップを携帯の上において、尋ね返す。似合う、と言われると小さく笑って。 20:10 (Fake_) 【春奈】「有難う――私からも今度何かお礼するね?」 20:10 (Fake_) 視線を向けた後、携帯とそれを取って…結びつける。小さく頷き、そのストラップに視線を注いだ。 20:13 (tyty) 【隼人】「大丈夫、大した事ないよ。小さいものだし、宝石って訳でもないしさ?」直ぐに付けて貰えて、笑顔で応じて貰う。それだけで、送って良かったと感じる。価値以上の貴重。 20:16 (Fake_) 【春奈】「そう? でも…やっぱり、嬉しいから――ありがとう、って」携帯電話をテーブルの上に置きなおして、言葉を返す。「もうすぐ退院、と言うより…今日の夕方には寮戻れるみたいで。やっともどれる、って感じかな?」 20:20 (tyty) 【隼人】「うん、嬉しいって言って貰えて、凄く嬉しいよ」自然な笑顔が零れる。「じゃあ、退院後も、メールとかお話しとか、それでしてくれると良いな」お話しとか…、僕、そんな単語使えたんだなぁ、と言う言葉がすらすら出てくる。「夕方、もう直ぐだね。おめでとう、ホントに」 20:23 (Fake_) 【春奈】「携帯、使い過ぎない程度に…って感じだけどね?」自然な笑顔を向けられると、笑顔で返す。「流石にずーっとずーっとだから…出かけたりとかもしたいよ。尚也が来れるかわからないだろうから、こっちから謝りに行きたいし――」謝る、と言う言葉を言うときは少し眉根が下がる。それでも、暗くなる、と言う様子は見せずに 20:28 (tyty) 【隼人】「あ、うん。そうだね。勉強も取り戻さないとだし、お仕事も再開するし、また急がしくなっちゃうよね…」雑誌を1冊手に取りつつ、入院前の春奈の多忙さを想い出す。「此れは此れで、貴重な時間だったのかなぁ…。なんて言うと、不謹慎だけど…」入院中の暇を埋めるようにと、毎日のようにメールしてたのも今日で終わり、そう想うと、「あは、ちょっとだけ寂しいなぁ、なんて」と、そんな言葉が生まれる。「あ、尚也…先輩? 今日は、来て 20:28 (tyty) なかったの?」ちょうど、昨日話した相手の名前が出てくる。あの様子だと、今日にも見舞いに来ていたものと想っていたが…、来てないのか、あいつ…。 20:31 (Fake_) 【春奈】「それはそれ、かな? 忙しいとは思うけど…楽しいことではあるし――メールくらいなら、時間があればうてるから、大丈夫」寂しいなぁ、と言う言葉を打ち消すように声を出す。「まだ、来てないのかな…どちらにしても、謝るってことは決めてるから。あんまりその辺りは私気にしないかな?」 20:35 (tyty) 【隼人】「ん、判った。じゃあ、時々、相手して貰うからね?」勿論、此方も程度を弁える、と約束しつつで頷いて。「うん、とりあえず、悩みは消えたみたいなのかな、その様子だと」語る春奈の顔をじっと見詰める。暗い様子は見られないから、安心しつつも、相変わらず、三崎尚也の話は良く出てくるな…、とは想ってしまう。 20:38 (Fake_) 【春奈】「うん――時間と余裕があれば、かな? そんな感じになっちゃうけれどね――悩み…うん、少しは消えた。まだ確定はしてないけれど…ね」目を閉じて、心を落ち着かせるかのように深呼吸。色んな人と話して、気が楽になったのは事実だから。 20:41 (tyty) 【隼人】「是非、お願いするよ。僕の方は、先輩の為なら、どんな時間だって削って作り出しちゃうしっ?」深呼吸する様子を見て。あまり、この話しずっと続けるのも良くないかな? そう考えつつ、おどけた様子見せて、空気変えようと試みる。 20:44 (Fake_) 【春奈】「隼人君も、あんまり無理しすぎちゃ駄目だからね…?」そんな言葉を聞くと、以前のことを思い出す。無理をした訓練で倒れてしまった彼の事を。 20:46 (tyty) 【隼人】「えっ…、ぁ、あぁ…、御免御免…」あっちゃ、言葉間違えたかなぁ…、と困ったような顔して。「うん、大丈夫。しすぎないってばっ?」にこり笑顔で、応える。しない、とまでは言えなかった、かもだけれど…。 20:51 (Fake_) 【春奈】「私以外にだって、心配する人は居るでしょ? だから、あんまり無理しちゃだめだってね」その隼人の言葉に軽く頷く。テーブルに置いてあったペットボトルをとって、お茶を飲む。一息ついて―― 20:53 (tyty) 【隼人】「あ〜、うん、居る…かなぁ?」どうなんだろ、まぁ、心配して貰っては居る、かな。しかし、また話題が駄目だな、切り変えなきゃ…、と。「と、とりあえず、此れ此れ。え〜っと…」手にした雑誌捲り、春奈の載ったページを開く。「そっちの1冊は、先輩に上げる。こっちの方は此処にサインしてよ。“如月悠ちゃんに”、って。きっと凄く喜ぶから、さ?」用意していたものを想い出し、それを。 20:55 (Fake_) 【春奈】「居るわよ、きっとね?」にこり、と笑い――サインを求められると、ちょっと戸惑ったような視線を返す「…サイン…? えーっと、私――やったことなんてないんだけれど…」 20:57 (tyty) 【隼人】「うん、だと良いかな? 先輩にして貰えるのが、一番、幸せだけどさっ」そんな事を相変わらず。「あは、無いんだ。まぁ、悠にだし、適当で良いよ? 練習だと想って、ね?」などと、面白そうに手を合わせ、お願いしつつ。 21:00 (Fake_) 【春奈】「…私以外にだって、悠ちゃんとかだって心配するんじゃない?」くす、と笑い…ペンを取る。「練習、とか……うーん。じゃ、これで良いかな――」Haruna.A と…筆記体で名前を書き込んで。「こんなのでも、いい?」と少し恥ずかしそうに 21:03 (tyty) 【隼人】「ん〜、どうだろうね? 偶に、本気で真剣向けて来るんだよ、あいつ?」なんて言いつつも、楽しそうに。「うん、ありがとう。あぁ、良いなぁ、何だか、僕も欲しくなっちゃいそうだよ?」書かれたページと、恥ずかしそうな春奈の表情に、満足そうな笑み浮かべて。 21:07 (Fake_) 【春奈】「全く――悠ちゃんもなんだか素直じゃないみたい?」くす、ともう一度笑みを浮かべ…「じゃあ、ちゃんと悠ちゃんに届けてね?」と、ペンを置いて―― 21:10 (tyty) 【隼人】「そうだね、素直じゃないところとか、可愛いかもかな?」本人の居ないところで色々、語りながら、「うん、ありがと。先輩。悠の方は、もう元気してるから、心配も要らないからね?」満足そうに受け取りつつ、春奈の言葉に頷く。それから…、「さて…、と…」色々、話さなくちゃいけない事もあるんだよなぁ…。想い起こす。瀞に会った事、尚也に会った事―― 21:19 (rouge__) 【尚也】「……ふう。 なんか遅くなったな。」 21:19 (rouge__) リノリウムの張りの床を歩きながら、うめく様にぼやいた。 21:19 (rouge__)   21:19 (rouge__) 【尚也】「理夢め、普段丈夫な癖してこういうときだけ風邪引くんだからな…。」 21:19 (rouge__) ……随分と、妹が病気になったところを見ていない気がする。 21:19 (rouge__) いや、一年も時間を空けていれば当然、か、なんて。 21:19 (rouge__)   21:19 (rouge__) 手に持つのは、あがつまや、のケーキの箱。 21:19 (rouge__) 昔から、春奈も美味しいといっていたケーキ。 僕も好きだ。 味も進化していっているように思う。 21:19 (rouge__) ………妹や家族。 ケーキ屋…いや、この町。 それに、春奈や友人。 21:19 (rouge__) 自分が選んだのは此方の世界だった。 ……もし、残っていたら。 今彼らや彼女たちはどうしていたのだろうか。 21:20 (rouge__)   21:20 (rouge__) 【尚也】「………今考えることじゃない、よな。」 21:20 (rouge__) ため息。 21:20 (rouge__)   21:20 (rouge__) 【尚也】「……春奈、泣いてたよな。 多分。」 21:20 (rouge__) 一歩一歩、彼女の病室へと近づきながら、呟く。 21:20 (rouge__)   21:20 (rouge__) 【尚也】「………やるべきことをやった相手を褒めてあげなさい、か。」 21:20 (rouge__) 燐の言葉を思い出す。 ……春奈は、春奈の思いで、この世界の真実に向き合おうとしている。 21:20 (rouge__) それを、僕の苦い思い出とかぶらせて、足を引っ張ることはしてはならない。 21:20 (rouge__) …それは分かっている。 …いや、気付かせてもらった。 ……けど。 21:20 (rouge__)   21:20 (rouge__) 【尚也】「…どういう顔して、なんて会えばいいだろうな。」 21:20 (rouge__) 家を出るまでは、色々言葉も考えていた。 けど、いざここにきてみると…。 21:20 (rouge__) だが、止まるわけにも、帰るわけにもいかない。 彼女に言葉をぶつけたのは自分なのだから。 21:20 (rouge__)   21:20 (rouge__) そんな事をかんがえながら、彼女の病室の扉を叩いた。 21:22 (Fake_)   21:22 (Fake_)   21:23 (Fake_) 【春奈】「はい、どなたですか――」扉が立てる音。次は誰が来るんだろうと純粋に思って…扉の向こうに声を返す 21:23 (tyty) 【隼人】「えっとね、先輩。あのさ…。おっと…」話し掛けようとしたところにノック。そちらの方を見て、開けて来ようか?と春奈に視線向けつつ、向かう。 21:25 (rouge__) 【尚也】「ああ、春奈。 僕だけど……入っていいかな?」 流石に、返事を聞かずにドアは開けられなくて。 「…ん?」 もう一人いる? …聞いたことのあるような声だけど、なんてことを考えながら。 21:26 (Fake_) 【春奈】「あ、尚也…? 入っていいよ――」聞こえてきたのは、ある意味では待っていた人の声。隼人に、開けていいよ、という意思を伝えるために声を出して 21:28 (rouge__) 【尚也】「ん、じゃあ…お邪魔します。」 …こういうときは、なんていって入ればいいんだろうなんて考えながら、ドアを開ける。 21:28 (tyty) 【隼人】「…あ…とっ、うん」中から扉を開け。尚也を見上げる。睨むような複雑そうな表情。「…やぁ、遅かったね。三崎尚也…先輩…?」 21:28 (rouge__) ドアを開ける前に、ひとりでに扉が開く。 …というより、中から開いた。 21:30 (rouge__) にらむようにこちらを見ているのは、先日会ったばかりの少年。 心なしか、あの日の晩より、僕をにらみつけているような気がした。 …邪魔をしてしまったか、なんてことを思い、心の中で隼人に謝るものの。【尚也】「隼人君も、春奈の見舞い…かな?」 あたりさわりのない言葉を、先ずはかけた。 21:31 (Fake_) 【春奈】「尚也……? こんにちは、どうしたの?」姿を見せた彼に、言葉を向ける。 21:32 (tyty) 【隼人】「あぁ、うん。お見舞い出来る最後の日だしね?」目を閉じ、開いた後には、微笑の表情。振り返りつつ…。「…先輩。今日のところは、僕は帰るよ」そう、春奈に告げる。「…けど、まだまだ話したいことあるしさ。また今度…デートしてくれるかい?」くすり、と一つ笑み。尚也をも一度見上げつつ、部屋を出て行って。 21:33 (rouge__) 【尚也】「…ええ、と、その。 見舞い、以外では病院なんてこないだろ。 え…もういいのかい?」 あっさりと彼が出て行ったことに、少し拍子抜けしつつ。 春奈に言葉を返す。 21:34 (Fake_) 【春奈】「ん……ちょっと前から隼人君、来てたんだ。うん――尚也…扉、閉めてもらっていい?」隼人が去った後、尚也のほうへと視線を移す。少しだけ、緊張したような面持ちで。 21:35 (tyty) 【隼人】「…ま、頑張って、先輩元気付けてやってよ。期待してるさ…?」出て行った背中で、尚也にそう告げて…。「…(ふぅ、何をやってるかな、僕は)…」そのまま、今日のところは大人しく退散する。 21:38 (rouge__) 【尚也】「……ん…え、あ、ああ。」背中から声をかけられて、言葉を返す暇もなく、生返事になってしまいながら。 …でもそれでも、確かに。 そういう意味で、自分は今日来たのだから。 気合を入れなおす。 「ああ。 けど、デートなんて、仲いいんだ?」 少し、冷やかすように告げながら、ドアを閉める。 21:40 (Fake_) 【春奈】「…ふぇ? デートって…そんなことないよ。確かに仲はいいかもしれないけれど――なんだろう、放っておけない弟みたいな感じかな…?」どう思っているんだろう、と自分で考えると…出てくるのはそれで。冷やかすような言葉に少しだけ、頬を膨らませる 21:45 (rouge__) 【尚也】「弟…か。 まあ、頼りになりそうな弟さんではあるよな。」 何気なく頷き、椅子を引っ張り出して腰掛ける。  「あー、ええと。 これ、お土産。 我妻屋のケーキ。」 プリントや携帯の置かれた棚に、ケーキの入った箱を置く。 21:48 (Fake_) 【春奈】「…あ、ありがとう――尚也、覚えててくれたんだ? 我妻屋のケーキ…よく一緒に食べに行ったよね?」箱を眺めながら、尚也に微笑む。以前のような悲しさや辛そうな表情は見せること無く。 21:51 (rouge__) 【尚也】「ん、悠人でも来た? プリント、あるからさ。」 目聡く置かれたプリントを見つけ、一枚手に取ったりしながら。 「ん、場所変わってたからびっくりした。 一年って、意外に色々変わっちまうもんなんだな。」 あえて、何時もどおりに振舞う。 ……それで、何処かから話を切り出そうとしていたが…前と、少し表情が違う気がした。 春奈も、僕と同じで、色々な会話があったのだろうか。 21:53 (Fake_) 【春奈】「ああ…プリント、隼人君が持ってきてくれた。なんで3年のを持ってたんだろうと思うけど――ね? 場所、変わってたんだ……1年も経つと、全然違うよね…我妻に戻ってきたとき、全然違っちゃってて…迷いそうだったんだから」 21:58 (rouge__) 【尚也】「そっか、隼人君が……。」 無茶をしてまで春奈の為にプリントを揃えてきた…と言う辺り、本当に彼女に懐いているのだな、なんて。 「…一年か。 こうして、振り返ってみたら直ぐなんだけどね…。」 22:00 (Fake_) 【春奈】「……うん、色んなお話もしてもらったり、してるし――」軽く目を閉じ…良し、と呟く。「すぐ、だね…1年なんて、すぐ。私も…お仕事し始めてさ――続けられるのかなって思ったけど、思った以上に早く過ぎちゃってるんだよね」尚也の方に、顔を向けるだけで無く…身体も向けて。 22:04 (rouge__) 【尚也】「………あー、ええと。」  ………なんとなく、言葉が続かない。 「その、可愛いストラップだな。 前からつけていたっけ?」 話を、逸らす。 22:06 (Fake_) 【春奈】「…? ううん、今さっき…隼人君から貰った――」携帯を顔の位置まで持ってきて、揺らす。それとともに羽飾りと蒼の石が揺れて。「…尚也――えっとね、その……色々と、ごめん。尚也。傷つけちゃった…って」携帯をおくと、改めて彼の名を呼び…頭を下げる 22:08 (rouge__) 【尚也】「…あ。」 ……僕は馬鹿か。 ………本当なら、先に言わなければならないのは。 その台詞を言うのは僕だというのに。 「……僕は、傷ついたわけじゃないよ。 傷つけたとしたら…それは、僕のほうだ。」 22:09 (rouge__) 深呼吸、してから。 …今度こそ真っ直ぐに、春奈と向き合う。 今は。 22:11 (Fake_) 【春奈】「……ううん、私――尚也が、違う世界でどれだけの事をしてきたのか…知らないから。私があんなことを言うべきじゃなかった…のかな、って。確かに、尚也の言葉…辛かったけど、間違ってるわけじゃないもの」小さく首を振って、笑い返す。 22:17 (rouge__) 【尚也】「………春奈、そのさ。 ………先ず、謝らせて欲しい。」 頭を下げ、低い声で……。 「…この前は、言いすぎたって思ってる。 …だからその…そこは先ず、ごめん。」 春奈にそういわれれば言われるほど、胸が苦しくなる。 自分のエゴが入りすぎた感情を、ぶつけ過ぎてしまったことを、思い出してしまう。 22:19 (Fake_) 【春奈】「……ん――有難う、尚也。えっと…そんなに、頭…下げないでよ?」ベッドから身を乗り出して、尚也に視線を向ける。「尚也だけが悪いんじゃない。私だって…それなら一緒なんだから」 22:24 (rouge__) 【尚也】「…春奈、今では……ウィザードをすることは…どう思ってる?」 その春奈の言葉には答えずに、ただ、それだけを問いかけてみた。 …彼女が、どう答えるのか。 僕は、何を望んでいるのか。 答えを決めてきたはずなのに、色々な思いがぐるぐると回る。 22:25 (Fake_) 【春奈】「私は……ウィザードを続ける――傷つくことも、あるかもしれないけど…」目を閉じて、そっと自らの胸元に手を当てる。今は、自然と尚也の前で…言うことが出来た。「傷つくこともあるかもしれないけれど、私は…皆と一緒に、戦う。皆とここを護りたいから」 22:32 (rouge__) 【尚也】「……そっか。 なら、いいんだ。」 聞こえた、決意の言葉。 「……僕はさ、春奈に傷ついて欲しくなかった。 …そして、春奈はウィザードをすることで、心も体も、傷ついてた。 …やらせちゃいけないって思った。 それが一番いいんだって…そう思ったんだ。」 とつとつと、小さな言葉で語り始める。 …本当は、もっと汚いどろどろとした後悔の感情がある。 だけれど、今口にしているのもまた、事実。 実際に、思ったこと。言葉を続ける。 22:34 (rouge__) 【尚也】「…でも。 春奈は傷つきはしても。 やめたいなんて、一言も言わなかったんだよな。」 じ、と春奈の目を見つめ。 言葉を切る。 22:36 (Fake_) 【春奈】「……私が戦うことで、護れるものもあるから――私は、止めたいって思わない。尚也から見たら、嫌なことかもしれないけれども…ごめん、って。頑張ろうって思うから…尚也も悠人も戦って、私だってやれることあるのに。見てることなんて出来ないよ――」とん、とベッドから降りて…尚也の手を両手で取る。自然と、そんな行動が取れて… 22:43 (rouge__) 【尚也】「……だから、僕は、春奈の意志は、止められない。 春奈が戦うことを選ぶなら。 自分の誓いを信じるなら、僕は…。 その決断を、応援するよ。 …仲間として。」 握られた手、春奈の体温を感じながら、告げる。 「……それに、春奈は誇っていいと思う。」 22:45 (Fake_) 【春奈】「……うん――ありがとう、尚也。尚也にそう言って貰えるのが、一番嬉しいかも…」自分のほうが背が低い。だから自然と少し見上げるような体勢になって…笑いかける。誇っていい、と言う言葉には首をかしげ「誇って、いい…? どうして?」 22:50 (rouge__) 【尚也】「ぼくはさ。 ロイヤルガードに入ってから、いろんな人と出会った。 皆、ウィザード。 …それぞれの理由で、戦って。 一緒に戦う…。 剣を、盾を、魔法を、癒しを。 それぞれの力を使って。」 振るい手のいない剣、護られない術士、癒し手のない剣士。 そのどれもが無意味…そんな言葉を、思い出しながら。 「…春奈は、護ったんだ。 僕の仲間を。 …だから、ありがとう。」 22:54 (Fake_) 【春奈】「…私もそれは一緒。ロイヤルガードに入って……だから、私は皆を護りたい。皆に怪我をして欲しいと思わない――だから、一緒に頑張ろう?」尚也の方へ視線を向けて…にこりと笑う。昔から見ていたような、そんな笑顔を 23:00 (rouge__) 【尚也】「…ああ。 そうだな、頑張ろう。 一緒に。」 ……やれるのに、逃げ出す様を、エルシアは許さないと思う。 彼女に…もういない彼女に顔向けが出来ない、そう思ったから、だから、ロイヤルガードで戦うことに、首を縦に振った。 だけど。 彼女を見ていて…僕が選んだのは、この世界なんだ。 …改めて、そう思った。 23:02 (Fake_) 【春奈】「…うん――一緒に」尚也のその言葉に、しっかりと頷く。自分に近しい人が傍に居てくれるのは、とても嬉しいから「…なんだろう、前から…喧嘩したことって少なくって――どうなるのか不安だったんだ、すごく」そんな、本音を漏らす。 23:06 (rouge__) 【尚也】「……そうだな、けんかしたことなんて、殆どなかったもんな。 昔から。」 昔から…春奈とであって、悠人とであって、昔から。 …春奈は、何時も自分の後ろに隠れているような、引っ込み思案な子で。 …でも、今は………僕なんかより、ずっと強い。 それが、少し嬉しいようで、寂しい。 23:09 (Fake_) 【春奈】「…うん。凄く不安だったんだ、仲直りで切るかどうかって――」ベッドにもう一度腰掛け、足を軽くぶらぶらさせて…年相応の表情を見せつつ。「一人だったら、私はこんな風に続かなかったと思う。尚也が居て、悠人が居て…色んな友達のおかげ――」嬉しそうに、声を出す。 23:13 (rouge__) 【尚也】「そっか……僕も入ってるってのは、意外だな。 ……春奈の前でいいところを見せたところが、殆どないような気がするぞ。」 冗談めかして笑ってみるが…確かに言葉のとおり、確かに…いいところがないような気がした。 こんな少年時代か、僕。 23:15 (Fake_) 【春奈】「でもね? 私のことは色々護ってくれたんじゃなかった、っけ? ほら…昔――」と、尚也とよく一緒に居た子供の頃の時を思い出す。何時も彼の後ろに居た自分は、ずっと護ってもらっていたんだ、と。だから、今度は私が尚也を護る…と、心の中で声を出して 23:22 (rouge__) 【尚也】「んー、護ってくれた…って言うとこそばゆいけどさ。 どっちかっていうと、それは悠人のほうじゃないか? なんだかんだいって、上手くまとめてくれてたからな、あいつ。」 …本人には絶対に言わないが。 言ったらどんな顔でどんな大きい顔をされるか分かったものじゃありゃしない。 「…何時だったっけ。 春奈があの…なんて言ったっけ、あのいばりんぼうの大田だっけ…? それに、人形とられたことあったろ。 僕なんて正面から突撃して何度も蹴っ 23:22 (rouge__) 飛ばされて…結局、一度も勝てなかったな。 あれだって、作戦立てて人形を取り戻してくれたのは、悠人だったしな。」 少し、苦い思い出…でも、今となっては、暖かい想い出。 23:25 (Fake_) 【春奈】「あ…うん――でも、それは違うよ。悠人が確かに取り戻してくれたんだけど…ね?」それは、違うんだと思う。私が変わろうと思ったのは――蹴飛ばされても、蹴飛ばされても。必死に頑張ってくれた尚也を見たから。傷つく尚也を護りたいと思ったから。少しでも…隣に立てればいいな、と思ったからで。「私が今頑張ってるのは、尚也のおかげなんだよ?」と、笑顔とともに…理由は告げず、答えた。 23:31 (rouge__) 【尚也】「……んー…春奈のいうことはよくわからないな。」 彼女の考える理由には思い当たらなくて、首をかしげる。 此方を元気付けてくれたのかな、等と考えつつ。 「確かにでも、春奈は頑張れるようになったよな。」 ぽふ、と、頭に手を置いて。 昔のように、軽く撫でる。 …つい、自然とやってしまった。 …昔は、年齢が少し上なだけの差が、凄い差に思えて。 年上なんだから頑張らないとなんて思っていた。 …今は、そういう風にはあまり考えないけれ 23:31 (rouge__) ど。 ふと、そんなことを思い出して。 23:35 (Fake_) 【春奈】「ふぁ……な、尚也――」いきなり撫でられ、微かに声を上げる。ちょっとだけ尚也の方を上目遣いで見るような形になって「…あぅ、尚也、恥ずかしいよ……」言葉通りなのか、僅かに頬を染め。それでも、その手から逃れようと馳せずに 23:39 (rouge__) 【尚也】「はは、ごめん。 なんかふと、そんな気分になった。」 恥ずかしい、との言葉に笑みを浮かべながら手を離し。…でも、手に残る感触は昔と変わらないような、そんな気がした。 23:41 (Fake_) 【春奈】「……まったくもぅ…」言葉ではそういっているものの、特に尚也の傍から離れるでもなく――「ね、尚也…? 今度の土曜日、時間ある?」唐突ではあるが、そんなことを言ってみた。 23:45 (rouge__) 【尚也】「ん……特には、ないと思う。」 ないことは自分自身でよく分かっていたが、少し考えてから、答える。 「そういえば、そろそろ退院出来るんだよな、春奈。 退院は、土曜か?」 首をかしげて、少し見当外れ。 23:47 (Fake_) 【春奈】「んっとね、退院自体はもう後数時間。それからは学校戻って……事務所のほうにも連絡して――私、土曜日は確か空いてたから…尚也、変わった我妻…見に行かない? お買物とか、何か美味しいもの探すとか…さ」ありていに言えば、デートの誘いなのだろうけど。尚也と一緒に過ごしたいな、と心の中で思って。 23:53 (rouge__) 【尚也】「…あら、後数時間だったのか? …じゃあ、寮まで送っていくよ。 待ってる。」 もう少しかかると思っていたゆえ、少し拍子抜けしたように驚いて。 なら、出来る限りのことをしよう、なんて思った。 「…確かに、色々変わってたもんなあ…。 少し歩いたら、道に迷っちゃう位だったもんな。 いいと思う、久しぶりに一緒に行くか。」 友人と町に遊びに行くような気安さで、春奈の誘いに応じる。 23:56 (Fake_) 【春奈】「うん、ありがと」ふわりと笑い…素直にその好意を受け取る。誘いを受けてくれたことも含めて…「良かった、実は一人で歩いてるとまだ不安になっちゃって…尚也が一緒に居てくれるなら」ぎゅ、っと尚也の手をまた取る。 00:03 (rouge__) 【尚也】「はは、今日は、春奈のいうことを何でも聴くことにするよ。 仰せのままに、って奴さ。」 少し、甘えたような言葉。 …そこに、昔の面影を感じながら。 それでも、確かに今の彼女には強さを感じる。誰かのために、何かの為に。自分以外の為に。 …それは…もう、自分には眩しいようにも感じた。 手を握られて、ふと、そんな事を感じた。 00:08 (Fake_) 【春奈】「…いいの? そんなこというと、色々頼んじゃうよ?」くすくす、と尚也の言葉に笑みを返し…彼の手を自らの両手で包む。祈るかのように、そっとその手を前にして目を閉じ…「でも、本当に色々と…ありがとう、尚也」 00:12 (rouge__) 【尚也】「……ぅ。」 なんだか、わけも分からずに、ふと照れてしまった。 ……だけど、それも一瞬。 「大事な幼馴染の退院だぜ? 手伝わないわけがない。 土曜も、久しぶりにたっぷり遊ぼう。」今は、ふと思い出す辛い影を忘れられるような、そんな気がした。 00:16 (Fake_) 【春奈】「……うん、土曜日は色んなところいけるといいな。たっぷり遊べる時間、あるし――」そういえば、ふと…燐が言っていた言葉を思い出す。急に手を握っていた自分が恥ずかしくなって、その手をはなし――「ん…尚也、お茶でも飲む…?」恥ずかしさを紛らわせようと、立ち上がって 00:18 (rouge__) 【尚也】「ああ、いいいい。 僕がやるって。 ケーキ、食べちゃわないか? 直ぐ退院なら、かさばっちゃうだろうし。」 肩を抑えて、ベッドに腰掛けなおさせる。 辺りにおいてある器具を見回して、動き回り始める。 00:20 (Fake_) 【春奈】「あ……うん――それなら、尚也も一緒に食べよ?」肩を抑えられ、ベッドに座らされて…尚也が動き出したのを見て、素直に大人しくする。なんだろう、燐の言葉を思い出してしまってから、妙に尚也に対して意識が向いてるんじゃないかと…そんな気がして。「お茶の急須はそこに…お茶の葉は、そこにあるから」と…少し歯切れ悪く尚也に伝えて。 00:30 (rouge__) 【尚也】「ん、いいんなら頂くけど……春奈はイチゴのショートでよかったか? 色々好きなの選んできたけど。」  そんな様子には気付かず、準備のために背を向けながら、彼女と言葉を交わし。 内心で思う。 春奈は、これからどう変わっていくのだろう。 アイドルになって、ウィザードになって。 …様々な覚悟を得て、変わっていく。 …その心は、どうなるだろう。 …変わることは良いことなのか、僕みたいに…停滞を続けるのがどうしようもないことなのは分 00:30 (rouge__) かっているけれど。 …彼女が笑顔を失わなければ良いな、と、思った。 …僕は、彼女を護ると宣言できるのだろうか。 …そう宣言して、もし、また失敗したら。 ……そう考えると、できやしない。 …でも、共に戦おう。 ここは、僕が選んだ世界で。 彼女は、その世界の住人なんだから。カワッテイクカノジョハダレガマモルノ? …分からない。 …奥底から響く声には、そんな答えしか返せなかった。 00:32 (rouge__) 【尚也】「全部でも良いぞ。 ……ああでも、アイドルにケーキは営業妨害か? …でも美味しいよな、我妻屋のケーキ。」  そんな思考を押し流すように、ケーキを並べて、意地悪な言葉を投げかけた。 00:37 (Fake_) 【春奈】「うっわぁ…尚也、意地悪だ――食べたいけど、食べたいけどねっ…! あぅ、悩む――」  この後、ケーキを決めるのに30分近くかかったのは言うまでもなく。そして、結局1つでは無く2つ3つ食べてしまっていたり――