21:17 (Aroth2) ソレはある日の輝聖学園での出来事。 21:17 (Aroth2) 授業も終わり、各々が自身の部活動に精を出す、または帰宅する遊びに行くEtc,etc... 21:17 (Aroth2) そんな中、我等の如月悠は相変わらず部活のほうへ通っていた。 21:17 (Aroth2) ある意味では平々凡々な日常…そんな中に君はいる。 21:17 (Aroth2) 君が護った日常、護っている日常の中…しかし、それも…? 21:20 (hissy_)   21:20 (hissy_)   21:21 (hissy_) 【悠】「――はっ! はっ!」他の新入生がまだ竹刀も持たせてもらえない中、上級生に混じって竹刀を振って。その振りの勢いは、確かに基礎トレ免除でも説得力のあるもので 21:23 (Aroth2) 【先輩】「おー、如月ー、お前中々凄いなー…ってか、何で今まで剣道部来なかったんだよ?」と、手近にいた先輩が悠の太刀筋に感心しながら汗を拭いてたり 21:24 (hissy_) 【悠】「はっ! ――ふぅ、ありがとうございます。今までは、あんまり興味なかったから……」素振りを終えて、先輩の方を向いて。褒められてちょっと照れくさそうに 21:27 (Aroth2) 【先輩】「そっかそっか…まぁ、どっちにしてもこう来てくれるんだし、助かるしありがたい限りだ…何せアタシ等じゃ風柳の相手無理だしなー」けらけらと笑いながら悠と談笑する先輩 21:28 (hissy_) 【悠】「部長、そんなに強いんですか……」話を聞いてるうちに、剣士の宿命かむずむずとやり合いたくなってきて 21:28 (Aroth2) 【先輩】「強い強い…とんでもないぐらい」手を横に振りながら…と、そうする中 21:29 (Aroth2) バン、と剣道場の扉が大きく開かれ、一般生徒の大半の視線が其方に向けられる 21:30 (Aroth2) すると、そこには制服姿の一人の少女の姿があった…ただ、その独特の―、金髪の俗に言う名古屋巻き、と言う髪型の少女に、悠は見覚えがあった 21:31 (Aroth2) 【弥生】「如月さん! えぇい、貴女、いつの間に剣道部に入られたんですの?! 私、正門で待ち伏せてて阿呆見たじゃありませんの?!」と大きな声を放つ 21:32 (hissy_) 【悠】「先輩、ボクはここにはいないと言ってください」その姿を見た瞬間、踵を返してマッハで立ち去ろうと 21:34 (Aroth2) 【弥生】「! そこ! 如月さん! 何故に逃げられます?!」踵を返し、逃げようとする悠を目ざとく見つけ、靴を脱ぎ、揃えてから剣道場に入り込む部外者 21:35 (hissy_) 【悠】「うげ……こ、今度はなんだよ?」あからさまにいやそーな顔で応対 21:37 (Aroth2) 【弥生】「ふっ…ちょっと所用で(二日ほど)街を離れていまして…久しぶりに我が宿命のライバルの顔を見たくて来たまでですわ!」悠の方に歩み寄り、近くにまで来ると…ビシッと指先を突きつける 21:38 (hissy_) 【悠】「ライバルじゃないし……来なくていいから、ほんと。この二日間ボクがどれだけ心安らかだったか……」逃げ腰で壁まで追い詰められつつ、しっしっと手で払い 21:40 (Aroth2) 【弥生】「まぁ、またそんな寂しい事を仰られて…けれど、それもそのはずですわよね」と、しゃなり、としなを作り落ち込んだ様に見せて 21:42 (hissy_) 【悠】「…………」よし、いいぞ、そのまま愛想尽かしてもう絡まないでくれ、いやマジで。などと思いつつ 21:43 (Aroth2) 【弥生】「何せ…私、貴女と同じスタートラインにすら立っていませんでしたものね…」と、すっと姿勢を正して、立ちながら…まっすぐと悠を見る 21:44 (hissy_) 【悠】「……ぐはぁ」諦めてないよ、この人全然諦めてないよ!?とげんなり気味になって 21:46 (Aroth2) 【弥生】「えぇ、ですが…ですが! 私、ようやく貴女と同じ舞台に…立ちましてよ!」女性的な胸を大きく張って、その胸に指を置きながら、謳う様に喋る 21:48 (hissy_) 【悠】「はぁ……なんなんだよいったい、話が見えないんだけど。あと練習の邪魔だから帰って」さっきからわけのわからないことを、芝居がかった喋りで言い続ける自称・ライバルにうんざりして 21:49 (Aroth2) 【弥生】「簡単ですわ…こういう事、でしてよ」直後、剣道場付近の空気が一変する…ソレは悠や、風華と言った特定の人間ならば感じる事のある空気…月匣、と言う名の空気。 ソレと同時に、周囲の部員たちが動きを止めていく 21:52 (hissy_) 【悠】「……ええええええええ」驚きよりも、また変な“同僚”が増えてしまったことへの不満が先に出てしまい。何か微妙に場違いな声を発して 21:53 (Aroth2) 【弥生】「ふふふ…これで…これで、そう、これで! ようやく私、久郷弥生は! 貴女と同じスタートラインに! 貴女と同じ舞台に立てたのですわ!」びしっと再び指を指して 21:55 (hissy_) 【悠】「わーすごいー、っていうかボクの負けでいいからもう勘弁してくださいほんとにもう」やる気なさげにぱちぱちと拍手を送り、ついでに普段はありえない低姿勢でお願いしてみる 21:56 (Aroth2) 【弥生】「ふっ、良く仰りますわ…貴女の武勇伝、既に私の耳に入っていましてよ! そんな人が良くそんな事をそんな棒読みで仰りやがりますわね!」少し米神に青筋を浮かべて悠に向かって怒鳴る様に言い放つ 21:57 (hissy_) 【悠】「武勇伝って、そんなに大したことしてないけど……」模擬戦での失態や、びしょ濡れになったことやこの間完膚なきまでに叩きのめされたことを思い出して 22:00 (Aroth2) 【弥生】「いえ、私からすれば大していますわ…生憎、私は実戦を未だ経験しておりませんし…そういう意味では、実戦を経験している、と言うだけでも私からすれば貴女の武勇は見事な物、と言えましてよ?」先ほどまでの様にがなりたてるのではなく、腕を組み、冷静に悠と自身の差を分析し、言葉にする 22:01 (hissy_) 【悠】「はぁ……そ、そういうものかなぁ……?」褒められて悪い気はしないけど、相手が相手なだけに実に複雑な心境で 22:02 (Aroth2) 【弥生】「兎に角! こうして私は貴女と同じ舞台に立つことが出来たからこそ…そう! 改めて貴女に宣戦布告をしようと正門で待っていたのに…いたのに貴女は……!」ギロリ、と言う擬音がつきそうな勢いで悠を睨み据える 22:05 (hissy_) 【悠】「宣戦布告とか受ける気ないし、そもそもそっちの都合なんて知らないし……」だらだらと冷や汗を流しながら顔ごと目線を反らし、なんとか全力ダッシュで逃げられないかと出口までの最短ルートを考えたり 22:06 (Aroth2) 【弥生】「と言うかなんで貴女は剣道場にいるんですこと? そんな部員と言う訳でもなかろうに…」キツイ視線を悠の足取りや視線に向けながら逃がさぬ様に必死になって 22:09 (hissy_) 【悠】「うぐっ……そ、それは剣道部員になったからに決まってるじゃないかあ……」視線で牽制されて蛇に睨まれた蛙のようになり、しどろもどろに説明を 22:10 (Aroth2) 【弥生】「…剣道部員に…なった?」その言葉を聞き、挙動と思考が完全に停止し…数秒後「…剣道部員になった?!」 22:12 (hissy_) 【悠】「うん、なった。もういいよね? それじゃ!」停止したのを見て、これはチャンスだと抜け出そうと 22:14 (Aroth2) 【弥生】「―――ハッ、お、お待ちなさい?!」振り向き、悠の背を見ながら「ならば私もですわ?!」と本能的に言葉を発する 22:17 (hissy_) 【悠】「ぐはぁっ!?」その言葉のあまりのショックに、倒れそうなほどふらついて「ほほほほ本気か、考え直すなら今だぞ、剣道って面倒くさいぞ」なんとか考え直させようと、ぎこちない動きで振り返り怒涛の勢いで説得(?)して 22:18 (Aroth2) 【弥生】「く、面倒臭いぐらいがどうかしましての?! それよりも決着を考える必要があると思いましてよ、違いまして?!」もはや半ば錯乱状態の中、そんな頭で言葉が放たれてて 22:21 (hissy_) 【悠】「だ、誰かこの暴走してる人を止めて……」周りを見回すも、遠巻きに自分もそーゆー目で見られてることを認識して……「……なんでボクの周りにはこんな奴ばっかりなんだぁ……」某生意気小僧や某さいきょーを思い出し、ふかーいため息をつく 22:25 (Aroth2) 【弥生】「えぇ、決めましたわ、えぇ! 私、剣道部に入って貴女より強いという事を学園に示して刻んで残せばOKなのですわよね?! そうなのですよね?!」 22:27 (hissy_) 【悠】「あーはいはいきっとそうだねうんうん……」適当に相槌を打ちつつ、手を抜いてさっさとボロ負けすれば幻滅してくれるだろうか、いや見破られたらもっよ厄介なことになりそうだしなぁ……と、前途の多難さに頭を痛めて……