23:44 (Ryuma0)   23:44 (Ryuma0)   23:44 (Ryuma0)   23:45 (Ryuma0) その日は春だというのに少し寒かった。 23:45 (Ryuma0) 昼過ぎから曇ってきた空は徐々にその雲の厚さを増し、放課後には雨の雫が静かに降りてきた 23:46 (Ryuma0) そして夕方にはすっかり雨模様となった 23:47 (Ryuma0) 【雪緒】「寒くって雨って最悪だぁ」空を見上げつぶやく。ちょっと、今の最近の自分の情けなさとリンクしちゃってるかな?とかそんな事を思いながら、傘をさし、商店街を歩いていく 23:47 (Ryuma0) 【雪緒】「ロイヤルガード寄ったらもうこんな時間だもんなぁ」腕時計の時計を見て嘆息 23:49 (ShiSyo_) 【?】「……………」ふと見ると、少女が一人、傘も差さず電柱に寄りかかるように座り込んでいる 23:50 (Ryuma0) 【雪緒】「ちょっと、そこのキミ、どーしたの?」ソレを見咎めると駆け寄り、傘を差す「もうびっしょりじゃない」ハンカチをポーチから出して差し出す 23:52 (ShiSyo_) 【?】「あ………………」ぼんやりと、差し出されたハンカチを眺める 23:54 (Ryuma0) 【雪緒】「もう、風邪引いちゃうってば」反応の悪さに、顔や頭を拭いてあげて「何かあったか知らないけど、そのままじゃ倒れちゃうよ?」全身ぬれねずみなのを改めて確認し「とりあえず、うちいこ。ここから直ぐだから」このままほっておくと絶対このままだ。そう思い提案する 23:54 (Ryuma0) 【雪緒】(失恋とか、何かショックな事あったのかな?)そんな風に思う 23:57 (ShiSyo_) 【?】「ぇ……あ……………大丈夫です、こう見えて割と頑丈なんです」ふ、とぼやけた表情が急に命を吹き返して 23:58 (Ryuma0) 【雪緒】「そーゆー問題じゃないし」むー、と眉根寄せて「うちきても大丈夫?」一応確認 00:00 (ShiSyo_) 【?】「あ、はい、大丈夫です! 正直、ちょっとどうしようかなー、とかは思っていたので、はい」元気いっぱい、妙なことを言いつつ 00:01 (Ryuma0) 【雪緒】「風邪は万病のもとなんだからね?」そしてたどり着く一軒家。キーホルダーの鍵でドアを開ける「えっと、こっち」まずはリビングに通しバスタオルを渡す 00:03 (ShiSyo_) 【?】「ふわぁ…………立派なお屋敷ですね……」バスタオルを受け取りながら、奇妙な換装を 00:03 (Ryuma0) 【雪緒】「すぐあったかくなると思うからそれで拭いて」お風呂を沸かすスイッチを押すとキッチンへ。ポット付近でごそごそ「レモンとハチミツ大丈夫?」 00:07 (ShiSyo_) 【?】「蜂蜜! はい、もうそれは大丈夫ですよ。保存食としてもいいですよね……ん、れもん……? むむ、いつの間にやら南蛮渡来していましたか……」 00:08 (Ryuma0) 【雪緒】「おーい?」思わず突っ込みつつ「はい、これ飲んで。あったまるよ?」手作りのホットレモンを渡して「ちょっとまってて。着替え持ってくるから」ぱたぱたぱた、とちょっとりせき 00:10 (ShiSyo_) 【?】「ん…………んー……すっぱあまいですね……むむ、日の本の國もいつの間にやら大発展ですね」 00:12 (Ryuma0) 【雪緒】「なんか変な事言ってない?」苦笑しつつ戻ってきて「はい、お風呂沸いたよ。で、これ着替え。ちょっと大きいかもだけど使って。二時間もすれば洗って乾かせると思うから」青基調のパジャマとかを渡す 00:12 *hikami quit ("|・)ノシ") 00:14 (ShiSyo_) 【?】「むむ、お風呂ですか……うーん、流石立派なお屋敷なだけはありますね……」うんうん、と一人変な感心をしつつ 00:16 (Ryuma0) 【雪緒】「はいはい、とりあえずは自分の体っ。風邪引いちゃ大変なんだから。こっちね」手を引いて。あれ?なんか深刻そうじゃないなあ?とか思いつつお風呂へ誘導「シャンプーとリンスとボディーソープこれね。あと、これが……」使い方を一通り説明「上がってくるまでに何か暖まるもの作っておくね」 00:18 (ShiSyo_) 【?】「ふむふむふむ……むむむ…………あ、はい、わかりました!」説明に妙に感心して聞き入ったりしつつ……妙な不安があるが、ひとまず大人しくお風呂に入っているらしく 00:18 (Ryuma0) 【雪緒】「大丈夫かなあ?」ちょっと心配になりつつ、その場をあとにする 00:20 (ShiSyo_) ちなみに……服は、僅かに古くさい巫女の服だったり 00:20 (Ryuma0) ……普通に洗っていいのかなコレっw 00:21 (ShiSyo_) ただ、不思議なことに、生地は普通の生地とはどことなく違ったりする。何がどう違うのかはいまいち分からないのだけれど 00:27 (ShiSyo_) 【?】「んー……蒸し風呂ではなくて、お湯風呂とは、凄いですよね……しかも、石造り!」なんだか楽しげ 00:29 (ShiSyo_) 【?】「あかすりもあるとは、むむむ……おそるべし、ですね!」 00:30 (ShiSyo_) ずぶ濡れのボロボロだった割りには綺麗な肌をこすりつつ 00:31 (Ryuma0) 【雪緒】 00:31 (Ryuma0) 【雪緒】「お湯加減どう?」外にシルエット「上がったらご飯あるからね」 00:32 (ShiSyo_) 【?】「んー……流石、捨てる神あれば拾う神あり、ですね……む、そういえば私も端くれでしたっけ。なら、私のお陰でしょーか。と、はいです!」元気に返事をして 00:33 (Ryuma0) 【雪緒】「のぼせない程度にね」元気な返事に思わず笑みをこぼす 00:35 (ShiSyo_) 【?】「はいです! っと、そろそろ……出た方が良いですかね」うん、と一人ごちて 00:35 (Ryuma0) 声の主はキッチンに戻ったらしい 00:37 (ShiSyo_) 【?】「ん、では出ましょう!」ということで、外に出て身体ふきふき、パジャマ着て 00:40 (Ryuma0) 【雪緒】「あったまった?……ああ、ほら、髪濡れてる」バスタオルで拭いてあげる 00:41 (ShiSyo_) 【?】「わっぷ……ほっとけば乾きますですよ」ごしごしされつつ 00:42 (Ryuma0) 【雪緒】「せっかく綺麗な髪なんだから」目の前にリゾットのお皿とスプーン「はい、召し上がれ」 00:44 (ShiSyo_) 【?】「む……むむ……蓮華……お匙……ですね。なるほど、お粥ならこれも使いやすいですね」うんうん、と頷いてぱくん、と口に 00:45 (Ryuma0) 【雪緒】「どう?」味の感想聞きつつ、ドライヤーとかヘアピンとかブラシとか用意して、髪を乾かし始めちゃう 00:49 (ShiSyo_) 【?】「む、むむ…………おいしいです!こ、こんなの、初めて食べましたです!」ひたすらオーバーに 00:49 (Ryuma0) 【雪緒】「ほんと?うれしいなあ」ニコニコしながら「あ、あたし。雪緒。雪緒・ステンノー」 00:51 (ShiSyo_) 【?】「あ、えっと………………」ぴた、とそこで止まって 00:51 (Ryuma0) 【雪緒】「どしたの?……はい、おわりっと」髪を簡単にまとめちゃう 00:52 (ShiSyo_) 【?】「え、と、そのですね。んー……………えう、りゅ……あ、れ……」 00:53 (ShiSyo_) むむむ、と考え込んで 00:54 (Ryuma0) 【雪緒】「ん?」 00:56 (ShiSyo_) 【?】「ん、困りました。確か、えうりゅあれ、って言ったと思うんですけど」ううん、と首を捻りつつ……しかし、さほど困ってはいない雰囲気 00:57 (Ryuma0) 【雪緒】「えっと……アソコに、なんでいたの?」不安がもたげてきて、聞いてみたり。その手はおかわりのリゾットをよそう 01:00 (ShiSyo_) 【?】「はい、この辺に災いがあるそうなので来たんですよ! だいぶ久しぶりだったんで、色々ぼやけちゃってるんですよねー。大きな石の箱ばっかりですし」 01:00 (Ryuma0) 【雪緒】「え?え?え?」 01:01 (Ryuma0) 【雪緒】「もしーかしてー、記憶喪失、って、やつ?」 01:01 (ShiSyo_) 【?】「あ……そういえば、これ、秘密でしたっけ。あはは、忘れてくださいね」屈託無く笑いつつ「あ、そうとも言うかもです。ここ数百年分抜けてるんで」 01:01 (Ryuma0) 【雪緒】「100年ってなに!?」 01:02 (ShiSyo_) 【?】「えーっと、まあ、そのー……なんでしょう?」 01:05 (ShiSyo_) えへへ、と笑って……誤魔化す、というより、何も考えていないような笑い 01:05 (Ryuma0) 【雪緒】「あー、もう」しょうがないなあと肩をすくめ「あれ、じゃあ、家とかは?」 01:06 (ShiSyo_) 【?】「えーっと……神社の軒先をお借りして」 01:07 (Ryuma0) 【雪緒】「……しょうがないな」肩をすくめ「名前は、断片しか思い出せない?」 01:09 (ShiSyo_) 【?】「です。今ちょっとひょっとたら、名前はない、とかいうだけなのかもー、なんて思っちゃったりしてますけど」 01:09 (Ryuma0) 【雪緒】「うーん、あ、お代わりする?」ちょっと悩みながらもういっぱい「さっき思い出してたのは?」 01:11 (ShiSyo_) 【?】「ん……むぐむぐ……ふぇへほ……んぐ……ほーひゅはへへは、ひほふはへふへ」 01:11 (Ryuma0) 【雪緒】「はいはい、飲み込んでからね?」よく食べるなーと好ましく見て、思わず自分のおかずなんかもあげちゃったり 01:13 (ShiSyo_) 【?】「んぐ………はふゅ……えぇと、そういわれていたような記憶があるよーな、ないよーな」ごくん、と飲み下してから 01:14 (Ryuma0) 【雪緒】「んー、苗字だと思う?名前だと思う?」 01:16 (ShiSyo_) 【?】「んー…………苗字、じゃないかなーって感じですね」 01:17 (Ryuma0) 【雪緒】「んー……」ちょっと悩んで「勝手に、思い出すまでの名前、つけていい?」 01:19 (ShiSyo_) 【?】「おねーさんが、ですか? はい、大歓迎です!」 01:19 (Ryuma0) 【雪緒】「じゃぁね…」しばし考え、その様子なんかみて「…明るい良い子、であきら、とかどう?」 01:21 (ShiSyo_) 【?】「あきら……明良……むむ、それは素敵な名前ですね」うんうん、と頷いて 01:22 (Ryuma0) 【雪緒】「で、いくとこないんだよね?」 01:23 (ShiSyo_) 【明良】「あ、はい。まあ……巫女繋がりで神社に頼めばどうにかなるだろーかと」世間ズレしたことを考えたりしている模様 01:25 (Ryuma0) 【雪緒】「んー」携帯をとって、Pi「……ママ?えっとね、その、一人、増えてもいいかな?……うん、うん、ちがうってば、女の子っ。パパと一緒にしないでよね。なんかわけありって言うか記憶喪失みたい。うん、うん、ほんと?うん、わかった。じゃあ、うん、まってるから」明良のほうを見ると「ねぇ、うちの子になる?」ちょっと悪戯めいた顔 01:26 (ShiSyo_) 【明良】「え……と……?」 01:27 (Ryuma0) 【雪緒】「そのまんまの意味。いくとこ、ないんでしょ?」頭なでなで 01:29 (ShiSyo_) 【明良】「あ、はい。今のところ、ないです!」妙に力一杯元気に 01:30 (Ryuma0) 【雪緒】「どぉ?うちはただっぴろいし」なる?と顔を覗き込んで 01:31 (ShiSyo_) 【明良】「むむ……お風呂を頂いて、御飯までごちそーになってしまったのですが。良いのでしょうか?」 01:32 (Ryuma0) 【雪緒】「いくとこないコ放置できるほどステンノーの家系は薄情じゃないのさ」ふふん、と笑って「思い出すまででいんだしさ?」 01:34 (ShiSyo_) 【明良】「むむ……それでは、おねがいしますです」ぺこん、と頭を下げて 01:35 (Ryuma0) 【雪緒】「2時間もすればママ帰ってくるからさ。それまで、部屋案内するね。あとは明日服とか買いにいこっか。きっとママがいろいろ着せるだろうから覚悟したほうがいいぞー?『雪緒背が大きすぎてカワイイの着せづらい』とかいってたから」くすっと笑う 01:37 (ShiSyo_) 【明良】「むむぅ……それは、お詫び、じゃない、えーっと、お礼をしないといけませんね。えぇっと、明良は、怪我とか治せます!」どうしろというのだろう、というようなことを 01:38 (Ryuma0) 【雪緒】「あはは、それはのちのちね?」じゃあ、こっち。と手を引いて二階へ 01:39 (ShiSyo_) 【明良】「あ、はいです、おねーさん」 01:40 (Ryuma0)   01:41 (Ryuma0)   01:41 (Ryuma0) かくて軽いノリで増える家族 01:41 (Ryuma0) はてさて、今後どういう騒動が巻き起こるのか。 01:41 (Ryuma0) それはまた 01:41 (Ryuma0) べつの 01:41 (Ryuma0) おはなし 01:41 (Ryuma0)   01:41 (Ryuma0)   01:41 (Ryuma0)