13:23 (Fake__)   13:23 (Fake__)   13:23 (Fake__) アルフィオレでの、皇帝との会合。そして…使徒である《氷幻夢葬》からの言葉。 13:23 (Fake__) 自分がオートクレールを持ちながら、扱えていない。 13:23 (Fake__) そんな現実を突きつけられてしまったような感覚。 13:23 (Fake__)   13:23 (Fake__) 自分に本当に、オートクレールを扱う資格があるのか、いや… 13:23 (Fake__) 自分が持っていて良いのだろうか、と悩む。 13:23 (Fake__) 例え持っていても、果たして自分に何か出来るんだろうか、と。 13:23 (Fake__)   13:23 (Fake__) そんなことを考えてばかりいるからか、余り眠くならずに… 13:23 (Fake__) 中庭で一人ぼんやりと過ごす。気取られたくないから、気配は極力消して。 13:23 (Fake__)   13:23 (Fake__) 【フィア】「……私、何してるんだろう」 13:26 (Fake__) ぼんやりと空を見上げて、一人呟く。空に浮かぶ月も星も、その答えを返してくれるわけでは無くて。 13:27 (ballock) ぼんやりと空を見上げていると、不意に後ろから地を踏む音がする 13:28 (ballock) 【シン】「こんな時間に何をしてるんだ?」 13:30 (Fake__) 【フィア】「…っ」不意に後ろから聞こえた音、聞こえた声。びくりと僅かに肩を震わせて…「シン――何もして無いよ。ぼーっとしてるだけ」振り返らずに、声を返す 13:32 (ballock) 【シン】「ふぅ…質問を変える。何を考えていた?」振り返らずに帰ってきた声、そして肩を一瞬でも震わせた事から若干溜息をつき 13:35 (Fake__) 【フィア】「……色々」僅かな間の後、答える。「考えていたことは、色々ある――」 13:37 (ballock) 【シン】「時期的には…ゼダン皇帝との会合の辺りからか。」一つ息を吐き「…何か言われたという所か?」 13:38 (ballock) 数歩歩き、隣に立ち空を見上げる 13:40 (Fake__) 【フィア】「……違う相手に、何か言われたのはあるけど……見せ付けられた、のかな」隣に来たシンに目線は向けず、僅かに下を向いて。 13:42 (ballock) 【シン】「……見せ付けられた、か。何をだ?」特に視線を動かすわけでもなく感情もさほど感じられないような声で問う 13:44 (Fake__) 【フィア】「…力の差。出来ることの…差」ぽつり、と小さく呟く。僅かにため息をついて… 13:45 (ballock) 【シン】「なるほどな。それで悩んでいたわけか」大体どういうことなのかを把握し、呟き 13:48 (Fake__) 【フィア】「私に出来ることが、所詮は小さなこと――それを見せ付けられた、のかな」左右に小さく首を振る。声にも力が篭っていないことから、落ち込んでいるのが明白で 13:49 (ballock) 【シン】「小さな事、か。それはその通りだ」そこの部分はきっぱりと言い切り「今までは何か大きい事でもできると思っていたのか?」 13:51 (ballock) 落ち込んでるのはわかっているが、それでも優しいような口調はなく。ただ淡々と言い 13:51 (Fake__) 【フィア】「そういうわけじゃ、ない。私じゃクレイルを扱う資格がない――私じゃ、使っても何も出来ない、って」伸ばして座っていた膝を曲げて、抱え込むように。ため息とともに言葉を紡いで 13:53 (ballock) 【シン】「資格か」一つ溜息をついて「何故そう思う?」 13:58 (Fake__) 【フィア】「…扱えるようになれば、イスターシバを一瞬で消滅させられるくらいの力を出せる。それが正魔器の力なんだって…」今は外してある右手の腕輪。左手に残ったもう一つの腕輪を見つめ…「アルフィオレで、たくさんの人が死んだ。ゼダンがなにを考えてるかはわからないけれど…出来るのにわざわざ遅れてきたような感じがした。私には、死んでいく人を助けられなかったから…」 14:01 (ballock) 【シン】「遅れてきたか…まぁ、おそらくわざとだろうな」ゼダンの取った行動は大体理由を察せて「それで自信を失くしたか」ふぅ、と息を吐き腕を組み「……此処で悩んでいて、何か変わったか?」 14:04 (Fake__) 【フィア】「…護りたいから、クレイルと一緒に頑張ろうって思った。けど――何も出来なかったのが悔しい……」何かが変わったか、と言うといには小さく首を振るのみ。なんとなく判っていても、どうしようもなかったから 14:09 (ballock) 【シン】「相性が悪かったとしか言えんな。話しに聞いただけだが…おそらくゼダン皇帝以外にはどうしようもなかっただろう。イスターシバの性質も考えればな」何もできないのはおそらく誰が行っても同じだろうと思い「ゼダン皇帝のやり方はどう思う?」 14:11 (Fake__) 【フィア】「間違ってはない、と思う……病魔に対抗するには、力をあわせるべきだって言うのは…わかる。けど――私は、それで納得できない……」少しずつ言葉を返して、自分の考えを確認するかのように「…そうしたら、そのために犠牲をいくら出してもいいってことに、なっちゃう」 14:14 (ballock) 【シン】「そうだな…だが、お前はその犠牲を無くせる可能性も持ってるんじゃないのか?」 14:16 (Fake__) 【フィア】「…かも、しれない。けど――そうじゃない、かもしれない。わからない――」目を伏せて、大きく息を吐く。「…私は、魔器のために部族の皆を殺したゼダンを認めたくない…だけなんだろうな」 14:20 (ballock) 【シン】「認めたくないのなら、認める必要はないだろう。どんな理由でもな」空を見上げたままで「だが、何もせずに否定するだけなら誰でもできる…それこそそこらのチンピラでもな」 14:22 (Fake__) 【フィア】「……」じ、っとシンを見て。「…否定するだけじゃ、何も変わらない――行動しないと」ぽつ、と呟く。 14:23 (ballock) 【シン】「(その呟きを聞き)アインの事も…そうやって助けたんだろう」 14:25 (Fake__) 【フィア】「……アインのときは、それで何とかできた。けど…次、上手く行くのかどうか。私に…出来るのかって」 14:27 (ballock) 【シン】「一人じゃ無理だろうな」この部分だけは軽く言いきり「だが…お前には最も信頼できる相方が居るだろう。まぁ、まずは行動しない事には話しにならないがな」 14:32 (Fake__) 【フィア】「アインのときにだって、皆に助けてもらった――一人じゃ、無理だと思う…」相方、と言う言葉に首を傾げ…「私は怖がってるんだと思う、扱えているかどうか、聞こうと思えば聞けるのに。」 14:35 (ballock) 【シン】「クレイルの事は信用できないか?」 14:38 (Fake__) 【フィア】「……」その言葉に、少し顔を上げて「…こんなこと言ってる時点で、信用しきれてない、のかな…信じてるつもり、でしかなかったのかな」 14:44 (ballock) 【シン】「さあな。その答えは俺は持ち合わせてはいない…だが、共に為してきた事も多い。ゼダン皇帝や周りの言葉に惑わされるよりも…今までの事実を見てやれ」 14:46 (Fake__) 【フィア】「……うん――」今までの事実、と言う言葉。二人でやってきたことや交わした言葉を思い出しながら…空に視線を移して 14:51 (ballock) 【シン】「結果を恐れる前にやれる事はやる事だ。」ぽむ、と軽く頭を撫でて 14:53 (Fake__) 【フィア】「…わ……」不意に頭に触れる手の感触、そのまま撫でられて少し驚く。「ん…そうだね、やれることをやって…嘆くのは、それからでもいい…」 14:56 (ballock) 【シン】「そう言う事だ」手を離し「後はどうするかはフィア次第といったところだな」 14:58 (ballock) そう言い残し踵を返す 14:59 (Fake__) 【フィア】「……ありがとう――頑張ってみる」踵を返したシンに、小さく声をかけて。 15:02 (ballock) 【シン】「礼を言われるような事でも無い」ぶっきら棒に返しながら後ろ手に小さく手を振って歩いていく。ただぶっきら棒ながらもその声はフィアの答えに満足そうにしていた、ような気もしたかもしれない 15:03 (ballock)   15:03 (ballock)   15:03 (ballock)