21:33 (Fake__)   21:33 (Fake__)   21:33 (Fake__) ここはロイヤルガードの訓練室。退院であるウィザードたちが研鑽を重ね、己の力を磨いていく場所。 21:33 (Fake__) 今、そこにいるのは一つの影――銀髪の少女。 21:33 (Fake__)   21:33 (Fake__) 【フィアナ】「一撃で一殺、とは行かないわね。これじゃ――それなら、正確性を重視。確実に撃ち込むことを前提」 21:33 (Fake__)   21:33 (Fake__) 空間に生まれるエミュレイター想定のターゲットに、闇色の刃を撃ち込みつつ。 21:33 (Fake__) 効果を示す機械音声を聞き流しながら、考える。自分の力をどう使うのが適正か、を。 21:33 (Fake__)   21:33 (Fake__) 【フィアナ】「それにしても、学校へはカモフラージュのために通う、か…面倒ね」 21:33 (Fake__)   21:33 (Fake__) 吾妻へ来てまずやったのは学園への転入手続き。彼女自身も帰りだったのか、真新しい制服に身を包み。 21:33 (Fake__) 面倒と呟いた自分の気分を発散させるかのように、ターゲット相手に舞う。 21:46 (rouge_)   21:46 (rouge_) 【尚也】「よし、今日は少しマシだったかな。」 21:46 (rouge_) 【シェルファ】「……そうね。 少しはね。 ただ、動きが雑よ。」 21:46 (rouge_) 【シェルファ】(……自分では分からないんでしょうね、前ほど私を使えてないの。 …気付いてないんでしょうけど。) 21:46 (rouge_) 【シェルファ】(…表面と深層は違うってことよね。 ……そして、こいつは深層がもろに影響するタイプね。) 21:46 (rouge_) 【シェルファ】(……手のかかる契約者だわ。) 21:46 (rouge_)   21:46 (rouge_) ふと聞こえる、隣の部屋からの物音。 21:46 (rouge_)   21:46 (rouge_) 【尚也】「………ん…?」 21:46 (rouge_) ふと、稼働中…誰かが訓練に使っているのだろう、その部屋を覗き込んでみた。 21:46 (rouge_)   21:46 (rouge_) 【尚也】「……………うわ、凄いな。」 21:46 (rouge_) 撃ち出される魔装、的確に、確実にターゲットを仕留めていく銀髪の女性。 21:46 (rouge_) 1体、また1体それが破壊されていくのを、感嘆の台詞と共につぶやき、いつの間にか見入っていた。 21:49 (Fake__)   21:49 (Fake__) 【フィアナ】「……ふぅ――」最後、残っていた1つ。確実に中央を撃ちぬいて――シミュレーターを止める。上がった息を整え、一息つこうと外に出ようとしたところで…視線に気付いた。「……誰?」乱れた髪を撫で付けながら、不機嫌そうな声で 21:53 (rouge_) 【尚也】「…っと、ああ、ごめん。 あんまりにも凄いものだったからさ。」 思わず、謝ってしまう。 別にやましいことをしていたわけではないが、声音に対して反射的に、なのだろうか。 基本的に腰は低い。 「エーと、その、ロイヤルガードの人、だよ…ですよね?」 年上か年下か、一見した所ではよく分からない雰囲気。 21:56 (Fake__) 【フィアナ】「…別に、もっと凄いのはここにいくらでもいるでしょ? 訓練と実践は、何処まで行っても似て非なるものだもの――」謝られると、視線を僅かに細めて…自らより背の高い彼を睨むかのように。「やましい事をしようとでもしていたわけ? 違うなら、謝る必要はないでしょ。 …ええ、一応ロイヤルガードの人間って事になる、かしら?」 22:02 (rouge_) 【尚也】「…まあ、そりゃそうなんだけどね。 実戦と訓練は全然違う。 出来ると思ってたことも本番になると…ってことは結構あるしなぁ…」 色々と、思い当たることは多い。 遠い視線でなんとなく天井を見上げた。 内心、キツイ感じの人か…なんて思うのと、まあ見られていたらいい気にはならないかというのは分かるから、仕方ないとは思うけれど。 「いや流石に、こんな基地の中でやましいことをしそうな人間には見えない…といいなあ…と自己弁護してみる。」 22:04 (Fake__) 【フィアナ】「訓練はしておかないと、いざというときに本番で何も出来なかったりするものでしょうけどね――」遠い視線になった彼に怪訝な視線を向けつつ…「別に、そうは思っていないわ。けど、初対面の人間に対して覗き見なんて、やましい事をって言われても仕方ないでしょう?」 22:08 (rouge_) 【尚也】「そりゃそうだ。 でも一応、僕もウィザードだからさ。 やっぱり、誰がどういう動きをするか…っていうのはちょっと気になって、ね。 今さっき、指南役に動きが雑だって言われた所に、いい動きの人がいたからさ。」 ふ、と、手元の剣に視線を下げて苦い笑みを浮かべる。  22:12 (Fake__) 【フィアナ】「ふぅん…指南役――見たところ、その剣が…って辺りかしら。魔剣使いなのね、貴方」それに釣られ、僅かに視線を落とす。剣を見…感じる魔力の流れから、そう呟いて。「それでも、貴方。私とは役目が違うんじゃない? 私は本来、後衛よ」腕を組んで、背中の壁に寄りかかりつつ 22:18 (rouge_) 【尚也】「魔剣使い……そうだね、なんか分類上、僕の戦闘スタイルはそういう風に定義されるらしい。 勇者って呼ばれるよりかは恥ずかしくなくていいと思うけどね。」 剣を掲げ、前に差し出すようにしながら無骨な鞘を何とはなしに見つめる。 「そりゃ、僕は剣を振り回して、あなたは魔術をもって敵を撃つ。 全然違うかもしれないけど、結局、やらなきゃならないことは同じだと思うし。 戦場を確認しながら、的確な場所を狙って攻撃。どっちにしろ見えるものが違 22:18 (rouge_) うから、細かいことを論じるとまた複雑にはなるんだろうけどさ。」 22:22 (Fake__) 【フィアナ】「そうね、結果としては敵を討つ事に変わりはない。命のやり取り、結局はそこに行き着いてしまえば全て同じ――」ウェーブのかかった銀の髪に触れながら、尚也を見る。「あなた、何ていわれると…寒気が走るわね。自分でも違和感があるわ。そっちの方が年齢は上でしょ? その剣で思い当たったわ…三崎、尚也?」 22:27 (rouge_) 【尚也】「…あ、あれ、有名…なのかな。 知っていてもらえるのはその、光栄だけれど。」 シェルファをじっと眺めながら、考える。 …これまでのロイヤルガードでの戦果を思い出す。 …あの世界ではいざ知らず、此方ではいまいちぱっとはしていないかもしれない。 …悪いほうで有名なのかなーなどとどうでもよく悪い方向に考えて諦観した意味での薄笑いを浮かべてしまったり。「じゃあ、君の事はどう呼べばいいのかな。 僕は三崎尚也なのはあたりで、普通に苗字 22:27 (rouge_) でも名前で呼んでくれても構わないんだけどさ。」 22:30 (Fake__) 【フィアナ】「……さあ? 有名なのかどうかなんて、私は知らない。アンゼロットから受け取った資料で名前を覚えていただけよ」0-Phoneの内部に保存したロイヤルガードのメンバーの資料。尚也のページを示し、見せつつ。「フィアナ。 フィアナ=ローエングラムよ。」さして興味もない、とも言わんばかりに軽くため息をつきながら 22:37 (rouge_) 【尚也】「……ああ、そっか。 ……そういえば、充実してそうだもんな。」 確かに、この世界この時代、電子資料が発達しているこんな状況では、そんなこともありえるか。 悪評では無かったことにほっと胸をなでおろしながら。 しかし、メンバーの資料。 顔合わせたときに確認すれば何とでもなる、なんて思って確認もしていない。 名簿程度のものだったとは記憶してはいるのだが。 「…顔写真と戦闘スタイル、結構詳しくまとめられてるもんなんだな。」 どうや 22:37 (rouge_) らそういうわけでもないらしい。 ロイヤルガード、裏で頑張ってる人いるんだなあ、なんていらない感心をしつつ。 「フィアナ=ローエングラム。 えーと、フィアナでいいのかな。」 やはり、外国の人か。 …日本語が通じてよかった、なんて胸をなでおろし。 22:40 (Fake__) 【フィアナ】「確認くらいはしておいたら? 仲間、とか言う奴なんでしょう?」目を閉じ、小さく嘆息。「…背教者会議から、アンゼロット直属のウィザード部隊への派遣員。それが私――何の意図があってかなんて、知らないけれどもね。ええ、フィアナでいいわよ?」目を開けて、もう一度尚也に視線を移し…… 22:46 (rouge_) 【尚也】「それは面目ないの一言なんだけどさ…返す言葉もありゃしません。」行き当たりばったりだからね、あなた。 …なんてシェルファに突っ込みを入れられながら、肩を落とす。 そして。 「はいきょうしゃ、かいぎ?」 また、耳慣れない単語が出てきた。 どうも、此方の世界に入ってからは知らない単語ばかりだ。 一度、そういったことをしっかりと勉強するべきなのかもしれないなと考えて。「えーと、じゃあフィアナ。 はいきょーしゃかいぎ…ってのは、外 22:46 (rouge_) 国にあるこのロイヤルガードみたいな奴…でいいのかな。」 分からないのは分からないなりに考えつつ、そんな質問。 22:49 (Fake__) 【フィアナ】「ま、仲間を信じるか信じないかなんて、その人の自由でしょうけどね」興味があるのかないのか、わからないような答え。感情を込めるわけでも無く、淡々と。「……そうね、吸血鬼の――簡単に言えばエミュレイター対策のための、かしら? ここと似たようなものよ」そのといには、肯定の意を返し 22:55 (rouge_) 【尚也】「どっちにしろ、一緒に戦うんだ。 一緒にやる以上は信じるさ。フィアナも、ロイヤルガードにいるんなら、一緒にやることはあるかもしれないし、そのときはよろしく。」 自分にも言い聞かせるように、 頷き、手など差し伸べながら。 「……って、あれ、きう、けつ、き?」 目をしばたかせ、面食らったかのような表情。 22:55 (yukyu_) (せんせー、出るなら何時でればいいですか! 好きなタイミングで出て良いなら勝手にでるよ!(割り込みすまない 22:57 (Fake__) 【フィアナ】「……そのときがあれば、ね。間違えて中てない様に注意くらいはするわ?」信じる、と言う言葉に僅かに不機嫌そうな声を返して…差し伸べられた手を軽く取ろうとするも、表情を見てその手を止める。「別に驚くことでもないでしょう? 私の外見を見て、何も気付かなかった、とでも?」 22:57 (yukyu_) 【希】「……先客さんがいらっしゃるみたいですね。……あれ、えーと、尚也さんに、えーと、フィアナさん、でしたか。背徳者会議から手配されてきているんですよね?」などと、訓練室に入ってくる少年。そして、片方は知りあい、片方は資料で見た顔、ということだ。 23:02 (rouge_) 【尚也】「ああ…いや、いるんだな、吸血鬼って。 失礼に聞こえたら本当申し訳ないけどさ。」 人狼に続いて吸血鬼か。 本当に思ったよりもこの世界はファンタジーなんだなと改めて認識しつつ。 「そういえば、綺麗な銀色の髪に白い肌……確かに、言われてみたらとは思うけど。そういう発想が無くてさ。 それじゃあ、改めて。」 もう一度、手を差し伸べた…ともろで、後ろから聞こえる声。 23:07 (Fake__) 【フィアナ】「……貴方、は?」自分を呼ぶもう一つの声。所属まで知っているということはここの人間化、と思いつつ「ええ、背教者会議から、ね」もう一度、差し出された手を軽く握る。力を込めないあたり、礼儀としてしか認識していないのだろうかと。「伝承の中の吸血鬼とやらは、真っ赤な目をしてるのだったかしら? 私は生憎、そうではないのだけどね? 別に失礼だ、とは言ってないわよ」サファイアブルーの瞳を新たな人影に向けた後、尚也に戻して 23:09 (yukyu_) 【希】「ええと、藤沢希、といいます。挨拶を先にすべきでしたね」と、告げつつ。「ロイヤルガード所属のウィザードです。一応、陰陽師の方から来ました…って日本語もおかしいんですけど、そうなりますね」などと自己紹介しつつ 23:15 (Fake__) 【フィアナ】「陰陽師……日本古来の符術を使う者たち。と認識してるわ――間違ってないと良いのだけれど。改めて…フィアナ=ローエングラムよ。貴方が言ったとおり、背教者会議からロイヤルガードへ派遣されてきたわ。よろしく、と言うべきかしらね」軽く自己紹介を返して 23:20 (rouge_) 【尚也】「そっか、ならよかった。じゃ……改めて、と。」軽い握手の後、手を話して。 …よく考えれば、エルフやドワーフや異種族をこの目で見ておいて、今更吸血鬼の存在に驚く自分は随分と得な性格をしている…なんてことを考えたりもした。 「……あら、藤沢君か。」 ちょっと、複雑そうな表情を一瞬浮かべた後、そちらを振り向いて挨拶を交わす。 行方不明となっている間、妹に出来ていた恋人…でもある。 いい人間だとは思うが、複雑に思う兄心は仕方ないと 23:20 (rouge_) 全国のお兄ちゃんはいってくれる…そう信じたい所ではある。 いや、あの妹につくにしては、随分いい人間だと、認めてはいるのだけれど。 23:22 (yukyu_) 【希】「ええ、陰陽師はその認識で間違っていませんよ。とはいえ、吸血鬼とあまり変わらないんですけどね。術を使い、従者を使役し戦闘を行う、という共通項はありますからね」などとやんわりと微笑みつつ、言葉をつげて。「……えーと、尚也さん、僕の顔に何かついてますか?」その、尚也の表情を感じ取って、疑問符を浮かべつつ、尚也に尋ねて見て 23:25 (rouge_) 【尚也】「ああいや、別になんでもないんだ。 ごめん、ほんとになんでもない。」 あわててぶんぶんと首を振り、浮かべた表情をかき消した。 「しかし、どうしたんだ、藤沢君? 藤沢君も、訓練か?」 23:26 (Fake__) 【フィアナ】「そうね――貴方たち、関係者か何か?」二人の言葉に混ざる感情を感じ取ったのか、二人に目線を合わせて――「吸血鬼でも、従者を使役しないのもいるわよ。私も従者を使役することはないし」寄りかかっていた壁から背を離して、腕を組む。「まぁ…私としては役立つかは判らないとはいえ珍しい経験が出来てるのだけど、この場所で」 23:28 (rouge_) 【尚也】「関係者と言えば関係者ではありつつそうでもない問えばそうなるのか同なのか僕にはなんとも言いがたいところだけど…」 まあせめて、理夢と彼の末永い付き合いを、兄としては望むばかりである。 23:29 (yukyu_) 【希】「ええ、訓練ですよ。護り手とはいえ、攻撃も出来ないといけないですから。均衡に持ち込んで、そこから崩すための一手を覚えようかな、と思いまして」尚也には、そう丁寧に返して。「ええ、その……色々とありまして。とりあえず、陰陽師にも、従者を使わない人はいますし、ね」とフィアナに返す 23:34 (rouge_) 【尚也】「戦略の視野を広げる訓練、ってところか。」 その言葉になるほどと頷き。 「珍しい経験……って、この我妻のロイヤルガードって、他と何か違ったりするのか?」 フィオナの言葉がふと引っかかって、そんな質問。 23:37 (Fake__) 【フィアナ】「……護り手と討ち手が同一であれば、狙われる可能性も高まるのだけれどね。それでもやる、って言うのが必要なほど…なのかしらね。エミュレイターな以上――負けは終わりを意味するものね」二人の様子を眺めながら、言葉を小さく紡ぐ。尚也の言葉に軽く首を振って――「違うわ、私の服。学生なんて、やるとは思わなかったわ…? 通うなんて、とは言ったのだけれど…流石にそれは通せなかったみたいで?」自分の服を摘んで、浮かべた表情は苦笑。 23:39 (yukyu_) 【希】「ええ。狙いが一点に定まってくれれば、他の人たちが動きやすくなりますから。囮餌としての機能が果たせればな、と思っています」などと、返しつつ。「……学生の経験は、確かに珍しいでしょうね。普段学校に通っていないなら、いいエイケンじゃないんですか?」 23:39 (yukyu_) (経験な! 23:41 (rouge_) 【尚也】「ああ……そういう事か。 学生服は、似合ってるとは思うけどさ。」 頭上からつま先まで眺めて、なんだか悦に浸るように答えて。 目の保養目の保養。 …ロイヤルガードは本当に目の保養に困らないいい場所です、と、アンゼロットに心の中でぐっと親指を立てた。 23:45 (Fake__) 【フィアナ】「…そうかしら――着慣れないのだけどね。何か、変な視線を感じるのだけど、気のせい?」半眼で尚也の事を見つつ、一つ息を吐いて。「…経験、ねぇ――普段通う必要があるとも言われては無いわ。確かに、そういう意味ではいい経験、かしら? 普通の人間を目にする機会も、少ないものだし」 23:47 (yukyu_) 【希】「普通、を経験しておくのは良いことですよ。僕も演劇をやっていますから、そういった世間で言う日常、や一般常識、というものを身につけるのは色々と役に立ってますから」ぽむ、と手を叩きつつ。「ええと、フィアナさんはそれこそ、主演も出来そうなくらい、何を来ても似合いそうな人ですし、視線も集まるんじゃないですか、普段から」などとフォローのようなフォローでないような事をいって 23:50 (rouge_) 【尚也】「そういや、演劇か。 一度藤沢君の舞台は見てみたいものだね。 今は、どんなのをやろうとしてるんだっけ? 詳しいこと、聞いた事なかった気はしたけど。」 23:52 (Fake__) 【フィアナ】「普通、か……今のところ悪い気はしないわね、普通って言うのは。だるくなるのだけは、何とかして欲しいものだけど。演劇…? 学校で演劇なんてやってるものなんだ?」実家にいた頃は、たまに演劇やオペラを見に行くこともあった。僅かに興味を示し、希のほうを向いて 23:52 (yukyu_) 【希】「そうですね、僕の学校には演劇部がありますし……次の演目は確か、ドンキホーテ、をやりますね。最も、今回は僕は裏方ですけど」 23:56 (rouge_) 【尚也】(………普通、か。 …よく考えてみると、慣れって怖いもんだな。 ちょっと前までは、戻って学校に通うのが夢だったような僕だけど、今じゃなあ。) 僅かに、日常に対するため息を吐き出しながら。 「ドンキホーテ…なんか、とんちんかんな貴族の物語だっけ?」 23:59 (Fake__) 【フィアナ】「自らを伝説の騎士と思いこんだ下級貴族のお話――だったと思うけれど?」目を軽く閉じて、記憶の中を探る。見たことがあった気がするな、と―― 00:00 (yukyu_) 【尚也】「ええ、二人の言ったあらすじを足した感じ、ですね。ロシナンテ、というロバを連れた貴族の物語ですが……今回は喜劇調でいこう、ということであのテーマになった、という形ですね」 00:00 (rouge_) 【尚也】「そうそう、そんな感じだ。 我こそは我こそはー…って感じの。」 うむ、とフィアナに頷きつつ。 00:03 (Fake__) 【フィアナ】「喜劇調、ね…? 学校の演劇と考えれば、その方が良いのかしら……?」希の言葉にしばし、考えるような姿に。顎に手を当て、首を傾げて… 00:04 (yukyu_) 【希】「悲劇もやったりするんですが……今回は喜劇で、という話しですね。脚本を書く人がちょっと冒険してみたい、といったのでそれを採用して、ですね」と、補足するように説明をして。 00:05 (rouge_) 【尚也】「なるほど、なんか面白そうだ。 何時ごろやるんだい、そのドンキホーテの劇って。」 向こうの世界では、娯楽なんて音楽や劇などしかなかったから、何度か見たことがある。 勿論、忙しい勇者の旅、そんな暇はほとんどなかったのだけど。 なんとなくそんな話をきいていたら、少し観劇なんてしゃれ込みたくなった。 00:08 (yukyu_) 【希】「2ヶ月に一回演劇部で主催する舞台がある、という形なので……次は、6月ですね。4月には新入生歓迎会にあわせて、シンデレラ、をやったので」と、思い出しつつ、説明をして 00:10 (Fake__) 【フィアナ】「それも、悪くないわね――学校内で観劇が出来る機会があるとは思わなかったわ。6月、ね? なら…少し楽しみになる理由が出来たかしら――」普通な、ただの学生たちの演劇。プロのものには及びも付かないだろうとは思うけれど、何か面白そうだ、と興味を少し惹かれて。 00:11 (yukyu_) 【希】「来て下さるなら、特等席でも用意しましょうか? 一応、これでも部長なので」と、説明しつつ 00:12 (rouge_) 【尚也】「それじゃ、僕も見に行くことにしようかな。 ……って、部長なのは理夢から効いてたけど、と、特等席とかあるんだ。 それはちょっと意外って言うか、本格的だな。」 00:14 (Fake__) 【フィアナ】「あら、右も左もわからないような転入生にそんな席を用意して良いのかしら? そもそも、学内であったこともないのに――」くすり、と軽く笑う。そうなったら確かにいいとは思いはするものの、そこまでしてもらう必要もないな、と考えて 00:18 (yukyu_) 【希】「普通に見に来る、っていうならそれはそれで構いませんが、良い席をとっておく、くらいは出来るので。まあ、必要であればお渡しします」と、微笑みつつ 00:21 (rouge_) 【尚也】「………僕は、普通に見に行くことにしよう。」 いや、とかぶりをふって。「その特別席には、理夢がいそうだし。 妹と一緒に観劇って言うのも、なんとなく落ち着かないからさ。」 00:25 (yukyu_) 【希】「あはは……どうですかね、来れないかもしれない、と言ってましたけど」 00:25 (Fake__) 【フィアナ】「そうね……付き合ってる人が居るんだったかしら? なら、その席はその人の為に使うべきかしら。私も普通に見に行くわ――邪魔をするつもりなんてないし、純粋に劇を楽しむのは、一人でじっくりの方がいいわ?」 00:30 (yukyu_) 【希】「そういうなら、是非、起こしになるのを待っています」にこ、と微笑みつつ 00:31 (rouge_) 【尚也】「さ、てと。 僕はそろそろ戻るかな。 それじゃあ、藤沢君、フィアナ、また今度。 任務で一緒になるようなことがあったらお願いするよ。」 手になんとなく握ったままのフィアナを月衣に仕舞いながら。 「…しかしこう、月衣煮物を仕舞う感覚って言うのは、慣れないなァ…」 その感触に、僅かに眉根を潜めつつ。 00:32 (yukyu_) 【希】「ええ、また今度。任務以外で出来れば会いたいですけどね」と、言いつつ。「僕はこれから練習なので……皆さん、ゆっくり休んでくださいね」 00:33 (Fake__) 【フィアナ】「ええ、またね――? それじゃ、私も戻ろうかしら。次は任務か、果たして…できれば学校で出会えると良いわね。希も、ごゆっくり」軽くスカートの裾を摘んで一礼。そのまま身を翻して、その場を去る。 00:33 (rouge_) 【尚也】「はは、藤沢君とはその機会も増えそうだ。 それじゃ、フィアナもまた、学校なり、任務なりで。」 00:40 (rouge_) そんなわけで、元勇者と、吸血鬼の少女と、美形演劇部長。 3人の全くの異なるウィザードが交わり、言葉を交し合って、別れる。 本来なら接点の無かったかもしれないそんな出会い。 はてさて、次に彼らが出会うのは、日常か、戦場か。 01:13 (yukyu_)   01:13 (yukyu_)   01:13 (yukyu_)