20:28 (ballock)   20:28 (ballock) 魔器オートクレイル、アガートラームが誕生し、病魔戦にも一つの光明ができた 20:28 (ballock) オージュガンを撃退した後、その場では迷いを吹っ切ったつもりで望んだものの終わった後 20:28 (ballock) クレイルとアムを礎にしたという事実からやはり…割り切れない想いもあった 20:28 (ballock) 皆の前ではそんな様子を感じさせないように振舞う物の、一人になるとどうしても考えてしまう 20:28 (ballock) 元の世界でもそういう事は幾度も見てきたが… 20:28 (ballock) 裏庭、誰も居ない場所でハープを奏でる…普通の人間が聞けば完成された流麗な曲 20:29 (ballock) だが、本人にとっては… 20:29 (ballock) 【テレサ】「……はぁ…やっぱり…ダメだなぁ…」 20:29 (ballock) ハープを置き庭の芝にこてりと寝転がり…空を見上げた 20:29 (ballock) 【テレサ】「……世界のための…礎…か。クレイルさんも…アムも…もっとやりたい事とかあっただろうになぁ…」 20:29 (ballock) 空に手を翳し眩しそうに目を細めて 20:29 (ballock)   20:34 (Fake__) 【アレン】「あー…誰か居るのか?」 20:34 (Fake__) 扉の向こうから聞こえてきた声、半ば扉を開けた状態ではあったが… 20:34 (Fake__) 口には煙草を加え、これから吸おうと外に出てきたと言ったところ。 20:34 (Fake__) 聞こえてきたハープの音に、訝しげな声を出す。 20:34 (Fake__) しばらくしていると、その音が消えて。今度は聞こえるだろうと思い、声を出す。 20:34 (Fake__) 【アレン】「誰かそこに居るのか…?」 20:34 (Fake__) 扉を開けて、外に出る。そこに居た少女を見つけて… 20:34 (Fake__) 【アレン】「何してんだ、こんな所で…えーと…?」 20:34 (Fake__) 見たことはあったが、名前を知らぬ少女に困ったような、そんな表情を向ける。 20:34 (Fake__)   20:36 (ballock) 【テレサ】「ふぇ?」ふと聞こえてきた声に上半身を起こして目を丸くしアレンの方を向いて「あ、私はテレサ、テレサ=フランベル。よろしく」手をぱたぱたと小さく振って自己紹介 20:38 (Fake__) 【アレン】「アレン=ゾーンハルトだ。宜しくな、テレサ…でいいか?」軽く手を挙げ、自己紹介に返す。加えていた煙草は流石にどうしたものかと考え、ポケットに突っ込んで。「こんなとこに何で居るんだ?」と、尋ねる 20:40 (ballock) 【テレサ】「あ、えーと…」少し目線を泳がせる「あはは、ちょっとハープの練習を」明らかなごまかし笑いを浮かべて手をぱたぱたさせて 20:42 (Fake__) 【アレン】「そうか、確かに練習にしては綺麗だったが――音に意識がこもってなかったように見えたが、俺の間違いかね?」喰うか? と腰に下げたポーチから焼き菓子を取り出し、差し出しつつ言葉を返す。視線を泳がせているのがどう見ても丸判りで。 20:44 (ballock) 【テレサ】「あ…ありがとう」焼き菓子を受け取り「……あや…わかっちゃうかぁ」意識が篭ってない、と言われれば図星をつかれて溜息をつくように下を向いて 20:45 (Fake__) 【アレン】「まぁ…それ以外にもなんとなく、だな。人の感覚には機敏なもんでね…元々やってた仕事上な」どさり、とテレサの傍に腰を下ろす。自分の手のほうに持っていた焼き菓子を一口かじって。「何が合った、とは聞くつもりはないが――迷ってるのか?」 20:49 (ballock) 【テレサ】「そっか…」一つ返事を返し「……迷ってる…っていうのかな…。」やる事に対しては迷いはないつもり、ではあった。ただ…「アレンさん…でいいかな?…少し前に現れた大きい病魔の事は知ってる?」(意訳:オージュガンとか 20:50 (Fake__) 【アレン】「あー…別に呼び捨てでいいぞ?」軽く頭をかいて…「ああ、話は聞いた。でかい岩の塊だ、ってな――」 20:52 (ballock) 【テレサ】「私が気になるの、年上の人にはさんづけしないと落ち着かなくて…うん、その時に魔器が二つ…完成した事で…ちょっとね…」もう一度溜息をついて落ち込んだような表情で下を向き 20:54 (Fake__) 【アレン】「そうか、なら好きにしとこうか?」落ち着かない、と言う言葉には軽く笑って…「魔器が2つ完成した、か…だが、何か一悶着あった結果、そこでテレサが凹んでるってわけだな」 20:56 (ballock) 【テレサ】「うん…まぁね…」普段の様子も出せない、何故か素直に答えてしまい 20:57 (Fake__) 【アレン】「そうか。何があったかは言いたくないだろうから言わなくてもいい――が、俺の考えを聞くつもりはあるか?」煙草を加えるも、テレサを考えてか火はつけず。 20:58 (ballock) 【テレサ】「アレンさんの考え?」 21:00 (Fake__) 【アレン】「そう――俺は昔から、何…ガキの頃から傭兵をやってたんだ。それで生きてきた俺の意見だから、当然合わないのはあるだろう――だが、1つだけな。起きちまったことを悔やむなら…次に無いようにすればいい。綺麗事だけで全てが片付くわけじゃないだろう?」 21:01 (Fake__) 【アレン】「それに、な。迷うのは正しいことだと思うが……引きずられて、心を置き去りにするなよ? 今俺たちがやってるのは、戦争だ――使えるものは使い切る覚悟で戦うしかねぇ。どうにかして、生き残らなきゃならないんだ」 21:01 (ballock) 【テレサ】「うん…」思い出すのは自分の世界での戦い、そこでもやはり奇麗事だけで済んだ事なんて数える程しかなくて 21:03 (Fake__) 【アレン】「テレサみたいな年齢の子供に銃を向けて、撃ったこともあったわけだ――俺たちも生きなきゃならなかったからな」空に視線を向けて、息を吐く 21:05 (ballock) 【テレサ】「アレンさんは、強いねー」再び上半身を芝に倒し空を見上げて 21:09 (Fake__) 【アレン】「んなこたーないぞ? ただ、経験してきてるだけだ。割り切ろうとは思わないが――それに引きずられたら死ぬのは自分だからな」同じように上半身を倒して、空を見上げ 21:12 (ballock) 【テレサ】「そっか…どこでも一緒なんだね。戦いって…」眩しそうに空に手を伸ばして呟き「……やっぱりアレンさんは強いと思う。そう思えるんだし」 21:14 (Fake__) 【アレン】「慣れだ、慣れ。撃つことにも撃たれることにも慣れた。強いと言うより、ある意味感覚が麻痺してるんだろうな」その様子を見て、言葉を返す「戦い慣れ、してるようには見えるんだが…違うか?」と,テレサに向って 21:14 (ballock) その手は、何かを掴もうとして、何度もすり抜けた物に対して向けたものなのか 21:16 (ballock) 【テレサ】「うん、戦い事態は何度も経験した…かな」寂しそうに笑みを浮かべて「何度も…何度も…」一つ一つ、忘れられないものを思い出すように 21:17 (Fake__) 【アレン】「そうか……だけど、割り切れないことなんて沢山あるだろうな……俺も最初はそうだった。なんで、って何度も思ったもんだな」 21:20 (ballock) 【テレサ】「後悔もいっぱいするよね…だからこそ…先に起こさないように…それはわかってるつもりではあるんだけど…やっぱり、ね」 21:22 (Fake__) 【アレン】「先に起こさないように、何てのはな…よほどの超人や、それこそあてられる予知能力者でもないと無理だろう。テレサが気に病むことじゃぁない、とは思うがね。負けられないのは事実だ、だから俺はな――負けないためにどんなことでもやるし、どんな手でも最終的には使う。それが、戦争ってもんだ」 21:25 (ballock) 【テレサ】「どんな手でも…か。そうでもしないとどうにもならないなんて状況は起こしたくないなぁ」少し冗談めかして 21:26 (Fake__) 【アレン】「それが、戦争だ――俺はなるべく割り切って考えるようにしているな――戦争に綺麗も汚いもねーんだ、ってな」 21:29 (ballock) 【テレサ】「あはは…それは確かにそう…かも。私の世界でも、そういうの多かったし」そう、戦いには綺麗も汚いもない事が多い。自分の世界でも状況を選べる確率なんて奇跡に等しくて 21:35 (Fake__) 【アレン】「そうか――でも、まだ諦めてないわけだな、テレサは」くっくっ、と笑う。その言い方に、まだ諦めてないんじゃないかと思って 21:38 (ballock) 【テレサ】「うん…当然当たり前、まだ…折れたりはしないもん」翳していた手を握り「大きい事なんてできないのはわかってる…でも、せめてこの手の届く範囲は…絶対に…」アレンの言葉を聞いてるうちに段々と声に力が戻ってきて 21:41 (Fake__) 【アレン】「……手の届く範囲――か、思ったより狭いもんだぜ……手を伸ばしても、届かないことのほうが大概だ」ぼんやりと空を見上げつつ…呟いて「だが、悪くはないな――少なくとも、抗いの庭にいるやつらを一人でも多く生き残らせてやりたいもんだ」 21:44 (ballock) 【テレサ】「私も、出来る限りの事はする…戦いの無い馬鹿の考える理想みたいな世界が来る事を願って…なんてね」よ、と上半身を起こし 21:47 (Fake__) 【アレン】「……ま、出来ることを精一杯、って奴か? ヒーローなんて柄じゃないが……出来る限りのことは、な。窮鼠猫を噛むじゃないが…もしかしたら意外と何とかなるかもしれんな?」 21:49 (ballock) 【テレサ】「何とかなるかな?じゃないよ。何とかする!」ぐ、と拳を握り。最初の落ち込み具合よりは大分気が入ってるようで 21:51 (Fake__) 【アレン】「元気になったじゃないか、大分――な?」軽く笑って、テレサの頭に手を載せる。軽く撫でて…「少なくとも、な…死なせたくねー奴は俺にも居る。何とかなること祈ってやってみるか」 21:52 (ballock) 【テレサ】「わた…ってあ…」元気になったか、と言われて。は、とし「うん…」人に話した事でいくらか気持ちの整理もできたのか「って、子供扱いしないでよ」撫でられて、少し気持ちよさそうにするものの、ちょっと膨れて 21:53 (Fake__) 【アレン】「別に子供扱いはしちゃいないぞ。そう返す時点でまだまだ子供、ってことになっちまうがな――」はは、と笑って……「気持ちの整理が付いたならいい。相談くらいにはまた乗ってやるさ」 21:55 (ballock) 【テレサ】「うぐ…」こほん、と気を取り直し「えっと…アレンさん、ありがと」小さく笑い 21:58 (Fake__) 【アレン】「そのあたりは、まだまだだったな――? ああ、気にすんなよ――同じ敵を相手にする仲間、だろ?」 22:00 (ballock) 【テレサ】「む〜」まだまだと言われるとまた子供っぽい反応を返してしまい「仲間…うん、そうだね。皆で力を合わせてこの状況を何とかしないと」ぐ、と気合を入れて 22:04 (Fake__) 【アレン】「そうだな――何処までやれるかは判らんが、それはやってみないとわからん、か。どうせここで最後なんだったら――死ぬ気で、ってのも良いか」空のほうを見上げ、銃を抜く。 22:06 (ballock) 【テレサ】「良くない!」死ぬ気で、と言う言葉につい強く返し「生きる為に戦うの!皆で生き残るつもりで…その為に…!」 22:08 (Fake__) 【アレン】「生きる為の戦いなんて、俺の人生と同じだ――生きているなら、俺は生きるために戦ってるのと同義だ――だからな…!」空に向って一発、銃を放つ…空へ吸い込まれ、消える弾丸へ向って「俺は、生き残らせるために、死んでも構わんさ。後の道を歩いてくれそうな奴はいるしな」 22:12 (ballock) 【テレサ】「むぅ…私は皆で笑う為に戦う。アレンさんにだって病魔の居なくなった世界を見て欲しいから。」ぐ、と気を入れて 22:15 (Fake__) 【アレン】「病魔のいなくなった世界か……そしたら、俺は廃業だな」ははは、と笑って。「敵が居なくなったら、傭兵は…な」 22:17 (ballock) 【テレサ】「そんな事はないと思うよ?」少し首をかしげるようにして「病魔が居なくなったら、まずは街の復興もあるだろうし、何よりも治安も悪くなると思う。そういう時に、ね」 22:20 (Fake__) 【アレン】「それもそうだな――戦うための傭兵、じゃ無くなるわけだな? それも、悪くないな――生き残れたら、だが」目を閉じて、少し考えつつ 22:22 (ballock) 【テレサ】「生き残ろう、そして先を見よう。ね?」歳相応の笑みを浮かべ、アレンに手を差し出して 22:24 (Fake__) 【アレン】「そーだな……ああ」その手を取って、握る。 22:30 (ballock) 【テレサ】「あ!そうだ、もうこんな時間。もうすぐお昼じゃん!?あー、曲のリクエスト受けてたの忘れてたー!?」ふと、時間を見ればもうすぐ昼食時で「それじゃ、アレンさんまた今度ね。今約束した事は絶対だからねー!」あわただしく元気にその場から移動を始める。新たな決意もできた。皆で生きる、その為に戦う決意を 22:32 (Fake__) 【アレン】「っと、もうそんな時間か――俺も行くとするかね。ああ、またな」テレサの後姿を見送って――「…元気になったなら、それはそれでな。ああいう風に考えられればいいんだろうが…俺はもう擦れちまったのかねー」僅かに苦笑を浮かべ、この場を後にする。銜えていた煙草に火をつけること無く、投げ捨てて。 22:35 (ballock) 病魔との闘いの終わりが僅かにだが見え始めてはいた。先に待ち受けるのは希望の光か絶望の闇か、先にある物はこの時はまだ誰も知らない… 22:36 (ballock)   22:36 (ballock)   22:36 (ballock)