21:09 (torazou_)   21:09 (torazou_)   21:09 (torazou_)   21:09 (torazou_)   21:09 (torazou_) 武器屋の朝は早い 21:10 (torazou_) 無論必要に応じて早いのではない店主の純然とした趣味である。その上、店主自体は普段はぼんやりしているのが仕事と言ってもいい 21:11 (torazou_) 今日はと言えば来客を予想して……予知に近いレベル、ただまあ自分の事で有る分精度は落ちるのだ 21:11 (torazou_) その結果が…… 21:11 (torazou_) 【ブリジット】「……暇……」早く起きすぎた事を後悔しつつカウンターでだらけきって小さく欠伸をする、頭の上で黒猫も同じ様に欠伸をして 21:11 (torazou_) (たっち 21:16 (rouge) 【ウェン】「…やっぱり、武具の修理を依頼するなら購入した所で…なんだろうが。 今日はやっているんだろうな、あの店。」 腰に下げた武器は二つ。 魔器デュランダルと、ブリジットのもとで購入した魔剣。 今日はそのうち、魔剣の調子がおかしかった。 どうも、自分の魔力が刀身に届かないのだ。 21:16 (rouge) 【ウェン】「……お、良かった、開いてる。」 店の前にたどり着く。 扉は…開いた。 第一関門突破、といった所だろうか。 21:20 (torazou_) 【ブリジット】「……おそようウェン君……今日の任務は……私にお茶を入れること……お話はそれから」とても開業してるとは思えぬだらけきってる姿で入ってきた人影に声を掛ける 21:22 (rouge) 【ウェン】「………え、いや、ちょっと待て。 それは客に対する言葉なのだろうか、ブリジットさん。」 いきなりといえばいきなりな発言に半目になって答え。 …とはいえ、名前すら覚えられているかどうか定かではない昔に比べたら、大分まともに放ってきたのかとも思う。 21:25 (torazou_) 【ブリジット】「……ウェン君専用?……好感度アップと思って諦めると次のフラグが立ちます……多分」と答えた所で黒猫が頭から飛び降りてウェンにお茶のセットが有る所示してにゃーと鳴く 21:29 (rouge) 【ウェン】「まあ……最近はブリジットってそういうタイプだと理解してきたから、とっぴな言動もなんとなくわかる。 それ以前に、先輩にさんざその手のことはやらされてるからなぁ…。 今更お茶の一つ煎れろっていわれても気にならなくなってきてるのかもしらん。」 ため息一つ。 実に大人しく猫の後ろをついていき、指示に従う。 21:30 (torazou_) 【ブリジット】「……いっつ苦労人?」とウェンを指差しながらのそのそと起きて 21:33 (rouge) 【ウェン】「苦労いらずの人生を送りたいと常々願ってはいるんだが、どうも上手くはいかないらしい。」 流石に手際よく、お茶の葉とポッドを用意してお茶を入れていく。 …苦節のこれまでの使い走り人生は無駄でもなかったらしい。  21:36 (torazou_) 【ブリジット】「……中々の手際……褒めて上げる」起き上がりきってカウンターからウェンの手際を拝見しつつ「……苦労したくなかったの?」不思議そうな顔で見ながら尋ね 21:38 (rouge) 【ウェン】「苦労したい人間ってのも、中々いないんじゃないか? のんびりと過ごしたいとは思うよ。 実際そんなわけにはいかないから、願望なんだろうけどさ。 ほい。」 トレイにティーセットを並べて、ブリジットの近くの机において。 21:43 (torazou_) 【ブリジット】「……成る程……でものんびり過ごすのは退屈……退屈だけが人を生きたまま殺せるのです……これは真面目に回答……」カップを自分のほうに引き寄せつつ「……いただきます」 21:46 (rouge) 【ウェン】「退屈だけが人を殺す…か。」 ふと、自分の今までを振り返る。 「………退屈だけは、今までなかったな。 おれは。」  21:47 *Kaguya__ join #GF地下 (~kaguya@i58-93-71-114.s05.a009.ap.plala.or.jp) 21:48 *kunashi mode +o Kaguya__ 21:51 (torazou_) 【ブリジット】「……それはそれで悪くない人生……目的が有るならなお良い……ウェン君にはある?」ふーふーこくこくと子供の様にお茶を飲みながら尋ね 21:53 (rouge) 【ウェン】「どうだろうな。 ブリジットは、今まで退屈とかはあったのか? そういう台詞が出るってことはさ。」 お茶を飲む姿を観察しながら。 ふと疑問に思って。 「…目的か…目的なぁ…」  何気なく、周囲を見回しながら、考え込む。 21:59 (torazou_) 【ブリジット】「……長く生きていればそういう事も良く有る……あえて言うなら自分の好きな物を作れないと退屈……?」んーと考えると真面目に答えて「……目的を探すのもまた目的……何故周囲を見回すの……ホワイ?」 22:02 (rouge) 【尚也】「ブリジットは、割と自分の好きなものを好きに作ってそうなイメージがあるな…ああ、いや、あくまでイメージだから、実際にはそんなことないのかもしれんけど。」 軽く返して、流石に少し失礼だったかと思い直して、言葉を訂正する。 「んー…いや、色々あるな…ってさ。 目的…って改めていわれても、よく考えるとおもいつかないなぁ、とさ。」 22:06 (torazou_) 【ブリジット】「……ウェン君に過去視の能力が有ったとは……とても吃驚」どーやらイメージどおりだったらしく図星を指されて驚いて「……成る程……でもウェン君……今日此処に来た目的を忘れてる」カウンターの上に上るとがんばれと言うふうにウェンの頭を撫でる 22:10 (rouge) 【ウェン】「強いて言えば生きること、それそのものが目的なのか……」 ふと考え込んでしまって。 「うのあっ!?」 突如撫でられて、びくりと体を震わせる。 「……気取らせないとは、実は達人じゃないのか、ブリジットって…」 22:14 (torazou_) 【ブリジット】「……君ならできる……ほら、頑張って……そんな状況?……」撫でながら答えて「……達人……そーいわれると照れます……てれてれ」 22:16 (rouge) 【ウェン】「…相変わらず不思議な人物だよ、ブリジットってさ…」 擬音つきで照れたような仕草をする彼女に深いため息をつきながら、剣の一つ…ブリジットの店より購入した魔剣を差し出して。 「ちょっと、調子が悪い感じなんだ。 見てもらえないか?」 22:19 (torazou_) 【ブリジット】「……デュランダルは具合がいいと……」ふむふむと頷いて「……如何調子が悪いの?」差し出された魔剣を受け取ると抜く手を見せずに抜き身に変え 22:23 (rouge) 【ウェン】「ああ、デュランダルは問題ない。 すごい剣だよな、おれにあわせて強くなってくれてる感じで。」 鞘の上から、デュランダルを軽く指先でなぞって。 「今まではおれの気を吸って水の魔法力が起動してたんだけど、昨日から全然それが起動しなくなっちまってさ。 …どういうことなんだろう?」 22:27 (torazou_) 【ブリジット】「……魔力の発動の低下……?」本人としては割りと真剣な眼差し……しかしぼんやりとしている様に見えるのは変わらず「……すこし発動石を変えてみる……」とカウンターの奥に引っ込むとごそごそと何かを取り出して作業する音が聞え 22:30 (rouge) 【ウェン】「……ああ、頼む。」 こういう反応は素早い。 流石に、職人か……などと、そんなことを考える。 「ええと…何か手伝えるか?」 ない、とは思うが。 一応尋ねてみた。 22:32 (torazou_) 【チュニア】「……もう終った」てくてくと戻ってくると「……しいて言うなら試し斬り?」と言いつつウェンに魔剣を握らせると「……目標は壁に掛かった盾……すたんばいれでぃー……ぐっどらっく……」一枚の盾を指すと 22:35 (rouge) 【ウェン】「はやっ!? ……一昼夜悩んだおれが馬鹿みたいに思えるくらいの早さだな…」 立ち上がりかけた所で軽くずっこけて。 「…いいのか? 思いっきり切っちまって。 売り物なんじゃないのか、あれ?」 22:38 (torazou_) 【ブリジット】「……私は本職……ウェン君は使う人……」と心外そうに言って「……そんな心配……オラオラ……じゃなくて……無駄無駄……」 22:41 (torazou_) 壁に掛かった盾それは水鏡の盾……その特性は水の魔力を受け流す事……故に直っていれば問題はなく…… 22:41 (rouge) 【ウェン】「まあそりゃそうなんだけどさ……」 少しだけそこは悔しそうに。 「…たまにホントブリジットのつかみどころがわからなくなるな。」 少しだけ、頭を抱えて答えた。 「んじゃ……思いっきり試し切り、いかせて貰うことにするぞ。」 手入れの終えられた魔剣を正眼に構える。 「…そういや、最近は二刀だったから、この型は久しぶりだな。」 22:42 (rouge) 【ウェン】「それじゃ……いく、ぞ…!」 踏み込みは何時もより弱い。 だがしかし、必殺の気合を込めて、盾へと打ちかかる。 22:45 (torazou_) 逆にウェンの剣筋……それが正確ならば正確なほど……盾はその力を受け流す筈で 22:47 (torazou_) 【ブリジット】「……ふぁいとー」それを眺める剣を測るが如くウェンを見て 22:48 (rouge) 【ウェン】「……っうっ!?」 がぁん、と、重い痺れが腕に走る。 打撃を完全に殺された、実戦においては間違いなく忌避すべき感触。 癖で、後方へ下がり間合いを取り直してしまったりなどしながら。 「…なんつー硬い盾だ。 いや、でも…剣の調子は悪くなかった…はず、だよな?」 22:52 (torazou_) 【ブリジット】「……おめでとーございます……ウェン君の腕は熟練の腕と認められました……記念として魔剣テーマパークの招待券が……」と紙吹雪を巻いてから「……物には相性がある……丁度その剣はその盾が天敵……傷つけれないのは剣が正常な証拠……そして腕が痺れたのはウェン君の打撃が正確だった証……」 22:55 (rouge) 【ウェン】「そっか……相性、か。」 じ、と手元の剣を眺めてからぽつりと呟く。 「出来ること出来ないこと、役割とか…色々あるもんな。」冒険を共にするメンバーの顔を、ふと思い出し。 「なんにせよ、これで正常ってわけかな、ありがとう、助かった、ブリジット。」 22:57 (torazou_) 【ブリジット】「……褒めると照れるぜべいべー」と親指を下に立ててからすぐに自分の間違いに気が付いて「……間違った」と上に立て直し 23:00 (rouge) 【ウェン】「………知っててやってるんじゃないよな。」 本日何度目かもわからないような脱力。 頭を抱えながらため息をつく。 「えーと、それじゃ、仕事料、どのくらいになる? 知り合いのよしみで安く…とはいいたいがいわないことにするぞ。」 23:02 (torazou_) 【ブリジット】「……仕事料?」小首を傾げて考えると「……今日はウェン君を朝から待っててお腹がすいたから……ご飯を食べに連れて行くことを要求する……おーけー?」 23:05 (rouge) 【ウェン】「…そんなのでいいのか? …いやちょっと待て。 朝からまっててっていうのはどういうことだ? おれ、くるなんて言ってないよな?」 23:09 (torazou_) 【ブリジット】「……ウェン君、世の中には予知とか予言とか便利な言葉が有るのだよ……と言ったら信じる?」 23:09 (torazou_) 探るように驚くウェンを見つめて 23:11 (rouge) 【ウェン】「んー……おれはあんまり信じるほうじゃないが…でも確かに、そういうのがあってもいい、とは思うかな。 先輩だって、占い師に頼ったりとかもするしな。なんだかんだで、巡り会わせとかそういうものはあるような気はするし。」 とは言いながらも、予知の類にはそれほど否定的でもなく。 月奈が占い師に伺いを立てていたことを思い出して。 23:20 (torazou_) 【ブリジット】「……ならおっけー……世の中には不思議な事が多い……それで何処にエスコートしてくれる?」 23:23 (torazou_) その言葉に気分を良くして、ウェンの手を取って 23:25 (rouge) 【ウェン】「そうだなぁ……ブリジットの好きなものとかあるか? 知ってる所で該当する所があれば、そこに優先してつれてこうと思うが…って…む、う。」 自分の行きつけの店をざっと頭の中で整理しながら言葉にして。 ……ふととられた手。 流石に、異性に手をとられた経験は少なく、僅かに体を硬直させ。 23:30 (torazou_) 【ブリジット】「……しいて言うなら美味しいデザートの出る店を希望する……お腹すいた……」と自分の要求を伝えながら硬直したウェンを不思議そうに見て「……どうしたのウェン君……肩こりが酷いとか?」 23:32 (rouge) 【ウェン】「い、いや、なんでもない。 なんでもないぞ。」 ぶんぶん、と首を張って不自然なまでに否定して。 「それなら、全部大丈夫だな。 おれのいい店の基準は、デザートもおいしい所だからさ。 …いや、甘いの好きなんだよな、おれ。」 23:39 (torazou_) 【ブリジット】「……案ずるな少年……フォースを信じるのだ……無論この行動と台詞に関連性は皆無……」ぴとりとくっ付いて見て「……全部回ろう……直ぐ回ろう」目の色が変わったような気がした 23:42 (rouge) 【ウェン】「…そうか。 ブリジットも同士か。」 その目の色の変化を感じ取ったのは、同行のにおいを感じたからかもしれない。 オーウェン=エルシス…彼が、肌身離さず甘味を携帯していることを知るものは少ない。 だが、彼は重度の甘党である。 肌身離さず何かを持ち歩いていることも少なくないのだ。 意気揚々と、店の外を見やる。 23:45 (torazou_) 【ブリジット】「……プリン、プリン…とくに私はプリンが好き…さあいこうウェン君……デザートが私達を待っている」外を見やるウェンを引っ張るように急かして 23:50 (rouge) 【ウェン】「プリンか………あのフルフルとした触感とカラメルの甘みがなんともいえず…よし、今日は先ずプリンからだな。 表通りの3本目の路地にはいったところすぐにいい所があるんだ、いくかブリジット!」 すっかりと上機嫌。 実に単純な男である…が、それゆえに彼か。 そんなこんなで、二人は外へと繰り出してゆく。 00:02 (torazou_) こうして二人は街に出る、傍目に見れば異色な組合せ… 00:07 (torazou_) だが歩く二人たしかに楽しそうで 00:07 (torazou_) しかしこの後、平和な午後をデザートの海に変えるようにウェンのお財布がひたすら軽くなるのだが……それはまた別の話 00:07 (torazou_)   00:07 (torazou_)   00:07 (torazou_)