22:18 (tsuku-yom) 風は温もりを宿し、陽射しは柔らかな輝きと共に燦々と大地に降り注ぐ。 22:18 (tsuku-yom) 冷厳な冬を超え、エリンディルの各地は新たな命が芽吹く季節を迎えている。 22:18 (tsuku-yom) 日に日に暖かさを増す空気に触発されてか、人もまた、冬の間積もり積もっていた鬱屈を晴らすように、活気付く。 22:18 (tsuku-yom) その光景が最も顕著なのが、最も人通りの多い商店街だろうか。 22:18 (tsuku-yom) 店の軒先には、春の野菜や果物が、色取り取りの織物が、厳冬を過ぎた遠き地からやってきた珍しき品々が。 22:18 (tsuku-yom) 色とりどりの花のように、訪れる者の目を惹き、楽しませている。 22:18 (tsuku-yom)   22:18 (tsuku-yom) ……そんな、華やかに活気付く商店街の中を、闊歩する二人組。 22:18 (tsuku-yom) 地元でも名の知れたギルド、AAAに所属する二人は、連れたって賑やかな商店街の路地をひやかして回る。 22:18 (tsuku-yom) 随分と仲の良さそうな二人の少女の姿を、周囲は何と思うのか。 22:18 (tsuku-yom) 仲の良い親友同士か、仲睦まじい姉妹か。 22:18 (tsuku-yom)   22:18 (tsuku-yom) しかし、当人たちはそんな事は知る良しも無く、気にする事もなく。 のんびりとお買い物を楽しんでいるようである。 22:18 (tsuku-yom)   22:20 (tsuku-yom) 【リンネ】「んー……ちょっと汗ばむくらいの陽気だけど、まー色々珍しいものもあるし…見に来て正解だったかもねー」何時もと同じ、振袖の裾をひらひらと揺らしながら。隣を歩く少女に、ね?と同意を求めるように視線を向けて 22:20 (tsuku-yom) (どーぞー!) 22:25 (rouge_) 【リア】「そうね、ようやく寒さもなくなって来たかしら。 この前みたいにまた北部平原にいけ、なんていわれるとまた寒さを体験できるんでしょうけど。」 こちらも、いつもと同じゴシックロリータ調の衣装。 手にはいつものようにウサギ…ぬいぐるみなのか、なっぷさっくなのか…いまいち判然としない―それを抱えて。 「そうね、色々品物が入ってくる時期ですもの。 見て回るにはちょうど良いわね。」 22:31 (tsuku-yom) 【リンネ】「北部平原って、確か年中氷ついた大氷原があるとかっていう話だったけど……そんなとこ、例え夏でもあんまし行きたくないわねー。寒いって言うか、滑ってコケたらあっという間にベッタベタよ」ものには限度があるものね、としみじみ頷きながら。その肩にはどこで買ったのか、雅な色合いの肩掛け鞄らしきものが下がっている。 大通りの左右に軒を構える露店、そこに並べられた数多の品々に次々と視線を移しては。「あ、アレ美味しそうねー、ほら、 22:31 (tsuku-yom) リアも食べない?」とすぐさま買い。「あー、アレなんてリアのうさぎの飾りに良いんじゃない?」と、リボンを買ってはリアのうさぐるみにつけてみたり。 とてもすごく、のびのびと楽しんでいる。 22:37 (rouge_) 【リア】「きものにかばん……。 そのかばんの色は良いけれど、なんだかちょっと違う感じがするわ。」 頭のてっぺんからつま先まで、なんとなく観察してから遠慮なくそんなことを。 「あ、リアも食べるわ。 でもその前に、リンネのをちょっとちょうだい?」 すぐさま返事をするも、リンネの手にある食べ物をジーっとみて、改めて検分などしている。 22:43 (tsuku-yom) 【リンネ】「そうかしら? 別に普通だと思うけど……変かしら?」肩掛けバッグに振袖。そんな自分の姿が奇妙なのかと、しげしげと見つめ。 周囲に視線をくるり、と向ける。 …目を逸らした人、それなりに。ひょっとしたら変なのかも、と少しだけ思った。「ん、あたしの?いいけど、これ一寸辛いわよ?」とりあえず一言だけ言って、軽く千切ってリアの口元に運び。「はい、あーんして?」 唐辛子たっぷりのケバブを、食べさせようとする。 22:50 (rouge_) 【リア】「んー。 変ではないとは思うけれど、一般的ではないわね。 周りに着物の人があんまりいないせいかもしれないけれど。」 そういいながら、自分もまたぐるりと辺りを見回す。 かくいう彼女と同じ玖ゴシックロリータの衣装に身を包む人間もいなかったが。 「でも、お洋服とならそのバッグも合うかもしれないわ。  そうだ、リンネ、お洋服を一式買いましょうよ。 それが良いわ。」  22:52 (rouge_) 【リア】「ん? 辛いの?  でもいいわ、美味しかったらリアも食べることにするんだから。」 心なしかわくわくとした様子で、リンネを見上げて。「ん、あーん」 瞳を閉じて無防備に口を開く。 彼女にしては、そんな光景は珍しいかもしれない。 22:54 (tsuku-yom) 【リンネ】「これくらいはあれよ、ほら…個性?のうちだと思うんだけど。 まぁ、少ーーしくらいはおしゃれであった方がいいのかもしれないわね、ええ」片手でくるくると鞄を回しつつも、リアの言葉に少し驚く。 洋服、という言葉に。「よ、洋服、ねー……うぅん、なんかあたし、洋服ってあんまり似合わなさそうな気がするんだけど…そーだ、リアが着物を着る、っていうのはどう?あたしがちゃんと見立ててあげるから」 22:56 (tsuku-yom) 【リンネ】「辛いっていうかコレ…・・・まぁいいわ。それじゃ――はいっ」小鳥みたいに口を開けて待つリアの姿に微笑ましさを感じながら、摘んでいたケバブをひょいと放り込む。 ――粉唐辛子に塗れ、唐辛子のカタマリがたっぷり挟まっている、ソレを。 22:59 (rouge_) 【リア】「はむ。」 放り込まれたそれをもぐもぐと咀嚼して…… 「〜〜!!」 瞬きを二度三度、瞳を必要以上に何度もしばたかせ、白黒とさせる。 口の中いっぱいに広がる焼け付くような辛味にけほこほとむせながら。 23:02 (rouge_) 【リア】「……ぅー………」 非はないとはいえ、訴えかけるようなしぐさでリンネを涙目で見上げる。 「…ふぅ。」 一つため息をついて気分を切り替えて… 「…リアが着物?  うふふ、それも悪くないわね。 なんだか面白そう。」 リンネの反応とは、正反対に。 むしろ楽しそうに、その言葉を発する。 23:07 (tsuku-yom) 【リンネ】「あ、来た?だから辛い、って言ったでしょ?」涙目のリアの様子は、予想通りであるが、それでもなんだか可愛らしくて思わず笑ってしまう。自分でも意地悪いなと思いつつ。「ほらほら、このヨーグルト飴食べると辛くなくなるらしいわよ?」今度は、リアに包み紙に包まれた丸い飴玉を差し出す。「あら、乗り気な反応ねー。それじゃー……ええと」きょろきょろ、と周囲を見回し。 …運良く、洋服に混じって着物が数着飾られているショーウィンドウを 23:07 (tsuku-yom) 見つける。「あの店なら売ってそーね。それじゃ、いこっか?」リアに手を差し伸べながら、訊ねる。はむはむと、残りの唐辛子ケバブを頬張りつつ。 23:14 *Kaguya_ part (ノシ) 23:14 (rouge_) 【リア】「リンネ、わざと辛い部分をリアに渡したんじゃないでしょうね?」 じとー、と、そんな擬音が聞こえるような視線かつ頬を膨らませながら。  もちろん飴玉は受け取る。 受け取って即座に包み紙を破き、口に放り込む。 …辛味がよほど堪えているらしかった。「あら、おあつらえむきのお店もあったものね。」 リンネの示したショーウィンドーに目を留め、にこりと笑う。 伸ばされた手に自分の手を重ねて、歩き出す。 23:19 (tsuku-yom) 【リンネ】「まっさか、そんな筈ないじゃない。どこが辛いか、なんて分かんないんだし。あたしは辛いのって結構好きだから平気なだけよー?」むぐむぐ、ごっくんと飲み込み。指に付いた唐辛子粉を舐めとると、リアと同じくヨーグルト飴を頬張る。「東方の衣装を扱ってるなんて、中々に通な店もあったものねー。後は品質と…生地を見立てて、リアに似合いそうな色の生地が見つかれば言うこと無いわねー」リアの手をそっと握って、そのまま急がず焦らず、ゆった 23:19 (tsuku-yom) りとした歩調でショーウィンドウのある店まで歩いていく。 23:25 (rouge_) 【リア】「ラインも、日に日に大きくなっているものね。 冒険者は増えるし、それに伴って流通や彼ら向けの商いがなされて。 ここで活動しているリアたちにとっては、助かるわよね、色々なものが見られるっていうの。」 ふんふん…と、まずは陳列されているものを流し見る。 「そうね、リンネに似合う色の生地ってどんなのかしら…黒い髪に、白い肌……。」 リンネと、ウインドウを交互に見やる。 23:26 *Fake___ join #GF地下 (~eferia@59-166-25-26.rev.home.ne.jp) 23:26 *Aroth mode +o Fake___ 23:27 *kunashi mode +o Fake___ 23:32 (tsuku-yom) 【リンネ】「賑やかになるのはいいけど、あんまり人が多くなると今度は混んだりするのよねー。 それにあたし達何だかんだで割りと名前も売れてきてるし、騒がれたりする可能性もない訳じゃないでしょうし。まあ閑散としてるよりはいいけど」リアに相槌をうちながら、飾られている様々な衣装を隣に並び立って見てみる。 生地の色合いもさることながら、様々な柄が細かく織り込まれた生地は、見ているだけでもかなり華やかで。「んー…リアもあたしと同じ黒髪 23:32 (tsuku-yom) だから、似たような柄なら似合うかしら?」自分の着る、桜の花弁があしらわれた振袖を見ながら。 23:39 (rouge_) 【リア】「うふふ。 リンネのブロマイド、中々いい売れ行きだってお話よ? 魔剣テーマパークで売り出されているスリーエースグッズの中でも、悪くない売れ行きみたいじゃない。 うふふ、さすがはリンネね。」 そんな風にぼやく彼女に、そんな嬉しいのか嬉しくないのかわからない情報を与えて。 「なるほどね。 つまりは、お互いの服を交換するような形で選んでみるといい、ということね。 …リンネも、こういうドレスをみてみるのも…うん、面白いわね。」 自分の 23:39 (rouge_) 黒を基調としたドレスを見やり、にやりと笑う。 23:44 (tsuku-yom) 【リンネ】「え、ああ、アレねー。 まさかあんなに売れるなんて思わなかったけど、あたし的には謎の美少女エストとかキャーシンサマーとか、あの辺りをもう少し取り溜めておきたかったんだけど……ん、あれ、何か違う?」言うだけ言ってから、はてと首をかしげる。 ひょっとして、単純に「自分が写ってるブロマイド」という意味だったのだろうか……だとしても、既にぶっちゃけた後である。 「あー、うん、そうね、あたしがリアのコーディネイト、リアがあ 23:44 (tsuku-yom) たしのコーディネイト。うん名案ねーほら、そう決まったら早速中に入りましょ、さーさーさー!」そのまま、ぐいぐいとリアの背中を押すように…むしろ、半分抱きかかえるようにして、店内へ向かう。 23:47 *kon-to-n quit (")))。oO") 23:52 (rouge_) 【リア】「キャーシンサマー、うふふ、そういえばあの声援はすごかったわね。 シンってば、愛想が悪いのがクールに見えるのね。 おかげで女性からの黄色い声がやまないことやまないこと。」 魔剣博物館に来てグッズを求めていった女性たちのことを思い出しながら、意味深な笑みを浮かべ。「エストなんて、正体がばれたらたくさんの男の子、泣いちゃうわよ? ええと、何だったかしら。 こんなにかわいい子が男のこのはずがない…逆だったかしら。 まあ、何だっていい 23:52 (rouge_) わね。」 本人がその場にいないとはいえ少し酷い言い草ではある。 「あら、リンネってばすごく乗り気ね。 良いわ、リンネに似合うドレス、じっくりと見つけてあげるんだから。」 後ろから抱きすくめられれば抵抗はせずに、そのまま連れ立って中へと入っていき。 23:59 (tsuku-yom) 【リンネ】「クールも愛想なしも、あたしにしてみれば似たようなものだと思うんだけど。 でもシンのアレは愛想がないっていうか興味がないっていうか……あの歳にして既に枯れてるわねー」何事があろうと大きく表情を崩さない青年、ひょっとしてもっと年下が好みなのだろうか、とも思うが。まぁいいか、と思考の片隅に追いやり。「男の子は泣くけど、なんかその時はその時で女の子がキャーキャー騒ぎそうな気がするわね、なんとなくだけど」同じく、本人がい 23:59 (tsuku-yom) ないからと中々に言いたい放題である、が、きっと本人が居ても同じ事を言うだろう。「こっちこそ、リアにピッタリの着物を見繕ってあげるわ。馬子にも衣装にならないように、シャンとしてなさいよ?」抱きすくめるリアに顔を寄せ、ほっぺ同士をふにふにとくっつけながら、楽しそうに笑い。 ずらりと古今東西の、様々な衣類が陳列された店内を見回す。「さーて、どっちからコーディネイトしようかしら?」 00:07 (rouge_) 【リア】「んー♪」 店の中で、頬を寄せ合い、じゃれ合う。 人の視線など気にもしないように。 「あら、リアが服に負けるだなんて、そんな風にリンネは思ってるの? うふふ、それはちょっと心外ね。」 リンネの言葉を聞けば、勝気に返す。その表情には、自信というものが深く見える。 かわいげがないと見るか、かわいらしいと見るかは、人それぞれかもしれないが。 「どちらでも良いわよ? 少し別行動をして、お互いに似合いそうなのを見繕ってくるのでも良いけれ 00:07 (rouge_) ど。」 00:13 (tsuku-yom) 【リンネ】「リアらしく自信満々ねー。これはむしろ、リアの姿が映える生地を探して来る方が大変かしら?」まさに自信たっぷりといった風の返答に、よしよしとリアの頭を撫でる。その光景は周囲から見れば、妹とじゃれ合う姉のようにも見えるかもしれない。「んー、それはそれで中々面白いわね。目の前で選ばれるよりも、後で着る時に知った方が面白そうだわ」なかなか名案ね、と頷く。「じゃあ、10分くらい後に試着室前、いいかしら?」 00:19 (rouge_) 【リア】「んう……」 僅かながら、目を細めてリンネの手の動きに心地よさげな表情を浮かべる。 「もう、リンネったら、レディの頭をそんなになでるものじゃないのよ?」 人差し指をぴ、と立ててそんなことを述べてみたり…いや、満更でもなさそうではあったが。 「ええ、それじゃあ、10分後ね。 リンネガ着物を忘れちゃうくらい、素敵なのを持ってきてあげる。」 00:24 (tsuku-yom) 【リンネ】「ふぅーん、じゃあリアはもう頭を撫でて欲しくないのね、それは残念ねー。リアの頭いい撫で心地だったのに、でもレディのお願いだものねー?」ああ残念、と若干大袈裟に肩を落としながら、頭を撫でていた手を引っ込めて。今度は頬をふにふにと突付いた。「ふふん、それはこっちの台詞ね。あたしがどんな着物を持ってくるか気にしすぎて、選ぶの忘れちゃダメよー?」くつくつと笑いながら、右手にある着物売り場へと向かっていく。 00:30 (rouge_) 【リア】「リンネが意地悪なのって、今に始まったことじゃないもの。」 そんなリンネの意地悪なしぐさを、いつものものだとわかりきっているのか、こちらもやれやれとばかりに肩をすくめて。 だが、頬をつつかれたときは不意打ちだったのか、「ひゃ」 と、短く小さな声を上げてみたりもしたが。 「それじゃあリンネ、10分後を楽しみにしていなさい?」 うふふふふ、と、いつものスマイル。 左手にある洋品の売り場へと足を向ける。 00:35 (tsuku-yom) 【リンネ】「心外ねー。あたしはいつだってリアに優しいおねーさんなのに」わざとらしく泣き真似などしながら、あっという間に着物売り場。色取り取りの生地を代わる代わる手にとって、じっくり品質や柄を見比べ。「んー……リアは今黒系の服だから、着物くらいは明るめのがいいわねー……薄桃色とか、それともやっぱり伝統的に赤の着物かしら……んー、ついでに簪なんかもあるといいわね」なるべく明るめで、刺繍が華美すぎない生地を幾つか手にとって。同時 00:35 (tsuku-yom) に、生地やリアの黒髪に合いそうな簪や櫛を数個見繕い。時間ギリギリまで悩み続ける。 00:39 *D_EX_M quit ("dat落ち") 00:42 (rouge_) 【リア】「…んー。 ……リンネなら…。 んー、リンネのサイズって、これくらいでいいのかしら。」 頭の中に彼女の姿を描きながら、幾つものドレスを手に取る。 ふと、自分に似合いそうなものを見つけると目移りしてしまう辺り、子供なのかもしれないが。 「…リンネは、黒よりも白が似合いそうね。 リアが思っているイメージだけかしら、それは。 …でも、白ね。」 白を基調とした、ゴシックロリータのドレス。  00:48 (tsuku-yom) 【リンネ】「やっぱり赤、いやいや、薄桃も捨てがたいわね……どれも似合いそうだから困るわねー……んー……」二枚の、薄桃色と赤の生地を前に、腕を組んで大いに悩む。自分のものであればここまで真剣には悩みはしないのだが、他人のものともなればやはり必要以上に悩んでしまうもの。ましてや、リアのものともなれば尚の事、だったりする。「…それにしても、リアはどんなの持ってくる気かしら…?」 00:55 (rouge_) 【リア】「…んー。 よし、こっちにしようかしら。 リアのと、同じデザイナーさんのみたいね。 うん、なんだかおそろいって言う響きは…悪くないかもしれないわね。」 ふと、目に留まったもの。 自分との関連性が、さらに深くなれば良いな、などと、そんなことを考えて。 「これにしましょう。」 白と黒で彩られたドレス…白の生地の多いそれを手にとって、試着室のほうへと足を運ぶ。 00:59 (tsuku-yom) 【リンネ】「ああ、もう10分? ちょっと短すぎたわね……んー、ええい、これに決めたっ!」最終的に悩みまくっていた、着物。結局は白地に淡く薄桃色が配され、所々に桜が刺繍された生地を掴み、試着室へ向かう。 何だかんだと悩んだ割に、最後に選んだのは自身の着る振袖にもある桜があしらわれたもの。これならば文句なく似合うだろうと、既に試着室前にいるリアの姿目指して、自信満々に進む。 01:02 *Ponko quit ("CHOCOA") 01:07 (rouge_) 【リア】「あら、リンネ。 リアのほうが少し早かったみたいね。」 試着室周りの服を何とはなしに観察しながら。 リンネが近づいてくることを確認すれば、行動を止めてそちらを向き。 笑みを浮かべる。 「どう? 見つかったかしら?」 手にしたドレスをひらひらと揺らしながら、リンネに語りかけ。 01:13 (tsuku-yom) 【リンネ】「やー、いざ選ぶとなると結構迷うのよねー。10分はちょっと短かったかも知れないわ」手に取った生地を片手に、すたすたと近寄り。リアの手にするドレスに視線を向ける。「白、ね……うぅん、あたしに洋服なんて似合うかしら…?」洋服を着た自分というのが想像できず、首を捻るばかり。「ま、でもこっちの着物はばっちりリアに似合うはずね、うん」 01:17 (rouge_) 【リア】「あら。 きっとよく似合うと思うわ。 リア、それを着ているリンネが見たいって思ったんですもの。」 リンネに、ドレスを手渡しながら、自信に満ちた様子で。 それと、期待がのぞいているのがわかる。 「ふうん…桜…。 そういえば、今も桜の時期ね。 うふふ、中々良いじゃない、さすがリンネね。」 一目で、それは気に入ってしまったようで。 表情をほころばせ、着物の生地をなでる。 01:23 (tsuku-yom) 【リンネ】「そうかしら? ま、実際に着て見れば分かる事ね」リアから受け取ったドレスを、表から裏から、眺めては肌触りを確認し。ふと、リアの着ているものと似たような造りである事に気付き、少し頬を緩ませる。「ほら、リアって普段は黒いドレスだから、偶には明るい色も悪くないんじゃないか、って思ったのよね。 ついでに櫛も選んでおいたから、はい」と、リアに珊瑚の櫛を手渡す。「じゃあ、早速着てみることにするわねー」そう言って、ブーツを脱ぎ 01:23 (tsuku-yom) 試着室へと入りカーテンを閉める。 01:30 (rouge_) 【リア】「着物。 着たことがないわけじゃないわね。」 記憶の中にある、着物を着たことのある状況を思い出し、着方を検索する。 「東方の服は、ちょっとなれない人にはきづらそうよね。 ま、リアはその辺り、大丈夫なんだけれど。」 試着室へと消えていったリンネの後姿を見送りつつ、手元の着物をもてあそび。 「んー…着せてもらうのも、悪くはなかったかしら。 リア、そこまで子供じゃないけれどね。」 そして、自分も隣の試着室へと入っていく。 01:35 (tsuku-yom) 【リンネ】「にしても……この、ドレスっていうのはなんでこう、ヒラヒラしてるのかしら……それに足元もなんかスースーしそうだし。慣れないと足元とか寒そうだわ…」フリルを引っ張ったりしてみるが、いつまでもそうしていても仕方がないので、着物を脱ぎ、ドレスを…悪戦苦闘しながら身に付ける。 サイズ的には心なしか胸周りがきつい事を除けば問題はなく。「…でもコレ、下着ないと不安すぎるわね……マズったわ」しかし、根本的な問題として下着を着用 01:35 (tsuku-yom) していなかったりした。 01:46 (rouge_) 【リア】「んー……着物って、結構肌を覆うのね。 それでいて、暑くもなければ寒くもない。 …悪くないわね、着物も。 でも、ちょっと重いかも、足回りも動きやすい感じじゃないわね。」 まずは、羽織ってみての感想。 「そういえば、こういうのって、下着を着けないんだったかしら。 ……そういうものなのかしら、つけていてもかまわない様な気はするけど…。」 と、言いつつも、律儀に下着を外すと、ナップサックとなっているウサギの中に畳んで仕舞い。「…あら 01:46 (rouge_) 、ということは…リンネ、今大変かもね。」 くすくす、と、仕切りを隔てたリンネのことを想像し、忍び笑いを浮かべる。 …鏡に映った自分、リンネの選んだ着物を纏った自分。 仕上げに、櫛で髪を飾り、いつもと趣の違う姿。 01:52 (tsuku-yom) 【リンネ】「んー……ちょっと胸とか座りが悪いけど…まぁいいわ。これくらいなら問題ないでしょ。それ以外は別に問題ないし」肩が凝りそうだけど、と内心で思いつつ。鏡に向き直る。 普段はポニーテールに結い上げた髪を解き。真っ直ぐに伸びた黒髪に白い肌、白と黒に彩られたドレスを着た自分の姿は、客観的に見てもそれ程悪くはないように見える。流石に、自画自賛するほどではないが。「…でも着物着てないあたし、ってのもやっぱりなんか違和感よね…… 01:52 (tsuku-yom) さて、リアは着付け大丈夫かしら?」着替えも終わり、丁寧に折り畳んだ着物を手に、試着室のカーテンを開けて。 01:59 (rouge_) 【リア】「よいしょ、と。」 いつもより、やや緩やかな動作で試着室を出て。 薄桃色の赤の生地、桜の彩が添えられた着物。 髪を櫛で飾り、いつもの小悪魔然とした様子に比べると、いささかおとなしいような印象を見せる。 しかし、そのてにもつぬいぐるみと、挑発的な視線は相変わらずで。 「やっぱり、リンネの方が早かった?」 リンネに、声をかける。 02:04 (tsuku-yom) 【リンネ】「着物に比べたら流石にねー……ふんふん、思った通り、良く似合ってるわねー、うんうん」試着室を出て直、同じ様にでてきた着物姿のリアを、頭のてっぺんから爪先まで、じっくりと見つめ。こうして着物を着るだけでも、リアが何時もより大人しいというか、おしとやかにも見えるのだから不思議なもので。「いっそ、ぬいぐるみにも着物着せちゃえば良かったかもねー」 02:07 *nick kudann → kudan-Zz 02:07 *nick kudan-Zz → kudan-Zzz 02:11 (rouge_) 【リア】「あら、リアのぬいぐるみには駄目よ。 この子はこのままが一番いいの。ね?」 ぬいぐるみを抱いて、ぬいぐるみの首を動かしてこくんと頷かせ。 そんな風に戯れる姿は、年相応…いや、それよりも幼くて。 「でも、リンネのドレスも素敵よ。 優雅、って言葉が似合うわね。 リンネって言ったら着物のイメージがあったから、すごく新鮮よ?」 02:17 (tsuku-yom) 【リンネ】「随分お気に入りよね、そのうさぎ。何か思いいれでもあるの?」ぬいぐるみを抱く姿は、あどけない少女のようで。そのぬいぐるみが目からビームとか出すのさえ気にしなければ、実に微笑ましい光景。「優雅、ねー…なんか、こそばゆいわね。あたしにはあんまり似合わない言葉のような気がするわ」たはは、と頬を掻きながら、その場でくるん、とドレスの裾を軽く翻すように一回り。「ま、折角だから着たままにしましょっか」肩掛けバックに畳んだ着物 02:17 (tsuku-yom) を入れ、歩いているうちに違和感もなくなるだろうと思いながら。 02:22 (rouge_) 【リア】「ん? リアはこのうさぎが好きなの、ただそれだけよ?」 ウサギを抱きなおし、両手で抱えながら。 着物とぬいぐるみ。 何処かミスマッチな組み合わせかもしれなかった。 「……そーいえば、リンネ。 下着も、買っていかなくていいの?」 リンネのほうを向かずに、済ました顔で会計へと向かう。 02:26 (tsuku-yom) 【リンネ】「成る程……リアの家族みたいなものなのかしらね。そのうさぎも」リアの横に並びながら、腕の中に納まっているうさぎを指先でつんつん、と軽く突付いて。肩掛けバッグから財布を取り出し。「んー、まぁいいわ、別になくてもあんまり問題ないし。問題があるようならそのうち改めて買いに来ればいいもの」 リンネの基準は、単に有事の際の実用性が第一であった。 02:28 *U15_Steri quit ("Leaving...") 02:31 (rouge_) 【リア】「そ? そのあたりは感覚の違いかしら。」 そんな言葉に、ああ、リンネだな。 と感じながら。 会計を済ませる。 一般人には中々お高い代物でも、高レベルの冒険者にとっては、お茶の子さいさい。 「それじゃ、行きましょうか、リンネ? まだまだ、日は始まったばっかりなんだから。」 いつもはドレスの、今日は着物の少女が手を差し伸べる。 次はどこへ行こうかと、そんなことを考えながら。 02:36 (tsuku-yom) 【リンネ】「下着なんて別になくてもあんまり困らないし、無問題無問題」そんな暢気な言葉と共に、代金を支払う。ずっしりと重たいお財布からちょちょい、と代金を支払って、着物姿のリアに手を差し伸べ。「そうね、次は美味しいもの食べ歩きといきましょうか。摘んだくらいじゃ、余計にお腹空いちゃうわ」けらけら、と笑う。まだまだ続く今日の日を、二人で楽しく謳歌する為に。 02:36 (tsuku-yom)   02:37 (tsuku-yom) その後、二人してあちこちの料理を食べ歩き、色々と買い込んでギルドハウスに帰還した二人。 02:38 (tsuku-yom) AAAに新しく加入したメンバーの歓迎と称し、大量の酒と料理を振る舞い、色々と混沌に満ちた空間を作り出したとかなんとか。 02:39 (tsuku-yom) …さらに後日、ちらかりまくった部屋を必死で掃除する、某目減りしない青年の姿があった、かもしれない。 02:39 (tsuku-yom)   02:39 (tsuku-yom)