20:35 (kitsun___) 巴の喫茶店 20:35 (kitsun___)   20:35 (kitsun___)   20:35 (kitsun___)   20:36 (kitsun___) カウベルの音が鳴り、ゆっくりとドアが開く 20:36 (kitsun___) 【環】「……お邪魔する」 20:37 (Yakou0) 【巴】「邪魔するなら帰れ」しれっ 20:38 (kitsun___) 【環】「……いきなりだな。前回の作戦で喫茶店に来いって言っていただろ」 20:39 (kitsun___) >1話C参照w 20:39 (Yakou0) 【巴】「定番のお約束だよ」笑いながら「何にする?」 20:39 (Yakou0) 喫茶店OldTimesは落ち着いた雰囲気の内装とゆったりとした時間が流れるアンティークに囲まれている。 20:40 (Yakou0)  喫茶店特有の紅茶の香りが緩やかな空気の流れにのって穏やかな時間を運んでくる。 20:40 (kitsun___) 【環】「コーヒー……」って言いかけて隼人の忠告を思い出し「……ゼリー」 20:41 (Yakou0) 【巴】「珈琲はあれだけだ」壁に貼り付けてあるメニューには 罰ゲーム用珈琲という文句が見える 20:42 (kitsun___) 【環】「隼人の言っていたことは本当だったんだな。ん? ……コーヒーゼリーも無いのか?」 20:43 (Yakou0) 半分ディスプレイと化している半透明の冷蔵容器の中から黒い固体の詰まったガラスの器を取り出す。ホイップクリームを小皿に乗せ。小さなミルクポッドとスプーンを添えて皿に載せるとそっと目の前に差し出す。 20:44 (Yakou0) 【巴】「あるよ。珈琲ゼリー」すっと差し出されるそれは珈琲特有のかすかな甘みを感じさせる酸味の効いた、そしてあの苦味を思い出させる香りを発している。 20:45 (kitsun___) 【環】「……いただきます」 古風に両手を合わせてから、スプーンで1さじすくう 20:45 (kitsun___) で、ミルクはつけないでそのまま一口食べる 20:47 (Yakou0) ゼリーをイメージさせる甘みはなく、珈琲特有の香りがゼリーの中に詰め込まれていたのか口の中に入れたとたんに香りが広がる。きつすぎない苦味と舌先にかすかに残る酸味がゼリーの中のかすかな甘みをよりはっきりと感じさせる。 20:47 (kitsun___) 【環】「……」 驚きのあまり目を見開く 20:48 (kitsun___) ゆっくり飲み込んでから 【環】「おどろいた。これ、ホントにコーヒーゼリーか?」 思わず確認してしまう 20:49 (Yakou0) 【巴】「加糖じゃないからブラックはあんまり進めないぞ」やる気がなさそうに言ってから「珈琲ゼリー以外の何に見えるんだ?」 20:50 (kitsun___) 【環】「あ、いや、今まで食べたこと無いくらい美味かったから」 で、しばらく考えた後「なんで普通のコーヒーは出さないんだ?」 20:52 (Yakou0) 【巴】「ストレートすぎる質問だな」苦笑を浮かべて「秘密だ」 20:53 (kitsun___) 【環】「そうか。これだけ美味かったら客もいっぱいきそうだけどな」 こんどはミルクをかけて一口 20:54 (Yakou0) 【巴】「繁盛しすぎても困る。……まぁ、閑古鳥も困るか」くすくす笑う 20:56 (kitsun___) 【環】「でも、仲間内では結構有名だぞ。『竜泉院さんの出す紅茶や普通に淹れたコーヒーは美味い』って」 20:57 (kitsun___) 【環】「だから閑古鳥なんて鳴かないだろ」 20:57 (Yakou0) 【巴】「種類だけはまだまだ増えるぞ」笑って背後の薬棚を指差す「いいものを出しても。客が来ないと閑古鳥がなくんだよ」やっぱり笑う 20:58 (kitsun___) 【環】「そんなもんか。商売はあまりわからないな」 20:59 (kitsun___) 【環】「……で、なんで種類が増えるのに薬棚を指差すんだ?」 21:01 (Yakou0) 【巴】「うちの茶葉は全部ここに入ってる」洋風の店内にそこだけ和風だというのに違和感の無い木製の薬棚をぽんぽんと叩く 21:04 (kitsun___) 【環】「洋風の店なのに、不思議だな、違和感が無い。なんか竜泉院さんの雰囲気にあってるな」 薬棚を見つめながら最後の一口を口の中へ 21:05 (Yakou0) 【巴】「つまり、私は紛れ込んだ異物か?」くすくすと笑うとカウンター向こうの椅子に座る 21:06 (kitsun___) 【環】「ひねくれた捉え方をするな。でも」 21:08 (kitsun___) 【環】「店の雰囲気が竜泉院さん個人にあっているかどうかは微妙なところだけどな」 こっちもにやりと意地の悪い笑みを浮かべる 21:08 (Yakou0) 【巴】「いきなり口説き文句をいうからだ」苦笑して「…そうか。店には似合わないか。それは・・・・・・残念だ」 21:10 (kitsun___) 【環】「? 口説く?」 意味がわかってないように首をひねった後で 「なんというか、前回の作戦の時のイメージが強かったから、こういった店とは思ってなかった。気に障ったようなら謝る」 と頭を下げるよ 21:14 (Yakou0) 【巴】「これだから天然はたちが悪い」苦笑を浮かべ「どういうイメージで見られてたか気になるな。ん?怒らないから正直に言ってみるといいさ」 21:15 (kitsun___) 【環】「罰ゲームコーヒーなどの話や前回のミッションから、もっと過激な店だと思ってた。ロックとかかかってるような」 21:15 (kitsun___) わかる人はデブルメイクライのダンテの店を思い浮かべてください(笑 21:16 (kitsun___) デビルメイクライだ 21:17 (Yakou0) 【巴】「ロックンロールはクラシックを知っていてこそ意味のある音楽だよ。激しいから若者向けといわれるし、既成の型を打ち破るから無軌道だと思われるけどね。ああ、これは私の主観だよ。しかし、私はこれでも一応伝統派なんだがね」なぜロック?と首をかしげる。 21:20 (kitsun___) 【環】「あくまでイメージだから。しかし、竜泉院さんは音楽にも造詣が深いんだな」 21:20 (Yakou0) 【巴】「深いわけじゃないよ」 21:21 (Yakou0) 【巴】「それはそれとして。注文はそれだけか?」 21:22 (kitsun___) 【環】「んー、確かにコーヒーゼリーだけじゃ物足りないな。軽食系でオススメはある?」 21:23 (Yakou0) 【巴】「無い」(待て 21:24 (kitsun___) 【環】「……」 すんごくしょんぼりした顔になる。尻尾があったら垂れている 21:26 (Yakou0) 【巴】「喫茶店でお勧めを聞くのはどうなんだ?」しょんぼり環をぐりぐりな出る 21:28 (Yakou0)  仕方ないね と言いながら料理をはじめる ミートパテを表面だけかりっと揚げた後弱火でじっくりと火を通し。その間にオニオンリングに衣をつけて揚げる。 21:28 (kitsun___) 【環】「ん? ひょっとしてルール違反だったか? 悪い、こういうのには疎いから」 21:28 (Yakou0)  皮をむいておいたポテトを細く切りオニオンフライとポテトフライを添える。 21:30 (Yakou0) バンズを二つに切り 切り口を薄く油の引いたフライパンで軽く揚げ焦がすとレタス ミートパテ オニオン・デミソース をかけサンドする 21:31 (Yakou0) 【巴】「普通はメニューから選ぶだろう?そうそうお勧めとか聞かないと・・・思うんだけどね」 21:31 (kitsun___) 【環】「実家の店にはメニューが無かった」 21:32 (Yakou0) 竹のバスケットに和紙をしき ハンバーガーとフライを添える。飲み物はよく冷やしたミルク。 21:32 (kitsun___) 【環】「おやっさんに適当にきいてたのむって形だったから」 21:33 (Yakou0) 【巴】「実は金持ちなのか?お前さんは」 21:33 (kitsun___) 【環】「そんなこと無いぞ。むしろ辺鄙な田舎出身だ」 出てきた料理に目を輝かせて答える 21:34 (Yakou0) 【巴】「金持ちと田舎は関係ないだろう」 21:35 (kitsun___) 【環】「都会の物価は高すぎる。こっちにいる人たちのほうが何倍も金持ちだろう。……いただきますっ」 ハンバーガーにかぶりつく 21:37 (Yakou0) 【巴】「金銭的に換算すると田舎の食材がいかに高価か感じてみるといい」ふっっと遠くを見る 21:37 (kitsun___) 【環】「?」 かぶりついたまんまはてな顔で巴を見上げる 21:39 (Yakou0) 【巴】「今度市場めぐりしてみようなぁ」口にものをいれたまま反応するなと付け加え 21:40 (kitsun___) 【環】「……」一度口の中のものを飲み込んでからコクコクうなずく 21:42 (kitsun___) 【環】「こっちも美味い。なんでここのウィザードたちは料理上手なやつらばっかなんだろ」 すごくうれしそうに言ってもう一口 21:42 (Yakou0) 粗引き胡椒と岩塩を削って衣に混ぜてるのか、フライオニオンはタマネギの甘さを良く締めている。付け合せには定番の塩とマヨネーズそれからケチャップ 21:43 (Yakou0) 【巴】「喫茶店開いてて料理が下手だったら困るだろう」あたしをそっちに含めるなよと 21:44 (kitsun___) 【環】「それもそうだな。でも身近に美味い店があるのはうれしい限りだ」 語尾に音符が付きそうなくらい弾んだ声で言って、食事を再開する 21:45 (Yakou0) 【巴】「これからもご贔屓に」調理器具を洗って片付ける 21:54 (kitsun___) 成長期(?)らしい健啖さを発揮してハンバーガーセットを完食 【環】「ごちそうさまでしたー。美味かったー」 尻尾があったらちぎれるくらいにぶんぶん振っている 21:55 (Yakou0) 【巴】「それは良かった」にっこりと微笑む 21:57 (kitsun___) 【環】「また食べに来る」 財布を取り出してお会計を済ます 22:00 (Yakou0) 【巴】「財布の中身に気をつけろよ」 22:00 (kitsun___) 【環】「う……善処する」 22:01 (kitsun___) こうして環は上機嫌で寮に帰った 22:02 (kitsun___) その途中、変身がとけかかってぶんぶん振られている尻尾が見えてしまい、慌てて路地裏へ駆け込むのだが、それはまた別のお話