【GGM】笛原光紀 【開催】適当、突発有り 【制限人数】PLは二人まで 【参加事項】豊饒界用PC作成を推奨 【制限】ふたなりのみ ・豊饒界 豊饒界はかつての大魔王ヴィーレンドルフが大魔王を引退したあと経営していた領地であり。 魔界が分割された折りに一つの小魔界として成立したものである。 しかしその土地は魔界分裂のきっかけとなった天使の侵攻で最も徹底的に蹂躙された土地の一つで、 領地の魔族はあるいは脱出し、あるいは天使によって殺害された。 踏みとどまって生きのこれたのは領主であったヴィーレンドルフのみであり、 分割された後の魔界は名実共に完全な死の大地と化し、ヴィーレンドルフもまたその力を奪われ天使によって小魔界の大地そのものに封印された。 その後長い時間を経て動植物、そして若干の魔物は復活を見たが、魔族だけはついに自然発生することはなかった。 しかし、ようやくその大地にたどり着く魔族達が現れたのである。 ・豊饒界の特殊性 豊饒界においては全ての生物、及び自立的に活動可能な無生物は両性具有となり生殖能力を持つ。 魔族、魔物、更にはゴーレムや天使、天使の兵器に至るまで一切の例外はない。 豊饒界及びその周辺の領域に踏み込んだ両性具有でない者は己のPPと同じだけの時間(PP30点の者なら30時間)で完全に両性具有の肉体に変化する。 また、一度完全に変化してしまうとその後豊饒界を離れても効果は永続する。 このため豊饒界では本来生殖しないヘルハウンドやミノタウロスなども全て自然に繁殖する。 豊饒界の名はこのありとあらゆる者に生殖能力が与えられる特殊な環境によってつけられたものであるが、 何故そのような現象が発生するのか、この大地に封じられているかつての大魔王の力故だと気付いている者は未だいない、 これは現状においてはPCも同様である。 ・豊饒界の土地 豊饒界はほぼ完全に未開の土地であり、その地形どころか正確な大きささえ知られていない。 魔界の分裂以来かつての支配者のそれを除き一切人為的な変化が加えられていないため、天使に粉砕されたかつての魔都の廃墟なども存在するが、 徹底した破壊の上繁殖力旺盛すぎる植物に覆われもはや見る影もない。 沿岸には僅かに魔族が作った入植地が存在する。魔都と呼べるほどの規模はなくまた魔物の襲撃を受けることもある。 ・元大魔王ヴィーレンドルフ 豊饒界の基盤となった領地に引退していたかつての大魔王。 人間出身であるとか元々は両性具有者ではなかった等と伝えられてはいるが、 一般に豊満で艶やかな両性具有の肉体とその淫蕩さでイメージされる。 政治手腕やカリスマ性などは大魔王としては並程度ではあったが性豪としては相当なモノで、 巨大なハーレムを作り上げ気に入った愛人を孕ませ、また自らもその子を孕む事にも悦びを見いだしていた。 自身も両性具有であったが好みもやはり両性具有者であり、巨大な後宮も全て両性具有者で構成されていたと伝えられている。 魔王を引退した理由は男性や女性と否応にも付き合わなければならないのに嫌気が差したから、とさえ言われており、 領地に籠もってからは存分に楽しんでいたようである。 しかし天使の侵攻により全てを失った上自身も封印され、更に特殊な呪いで生殖能力を失ってしまっている。 その代償を求めるように封印されたままの彼女はかつての自分の領地にその特殊性をもたらす介入を続けている。 その肉体は大陸中心部のかつての首都にあるが事実上ただの屍と変わらない。 ・豊饒界の魔族 ただ一人の封印された生き残りを除いて、 ごく最近この大陸にたどり着いた、また流れ着いた者達である。 この小魔界では瘴気から直接生まれるのは魔物のみであり、魔族は生まれない。 これは天使によって施された呪いであるが、やはりその事実を知るものはヴィーレンドルフその人のみである。 つい最近まで誰も漂着することがなかったにも関わらず、ここ最近魔族が流れ着きつつある。 主に難破者及び故郷を当てもなく離れたものであり、今のところ生活水準の維持が手一杯でなし崩し的に共同体が成立しており、戦乱を起こすゆとりはない。 ・豊饒界のモンスター 他の魔界に較べると種類には乏しいものの、瘴気から直接発生するモンスターであれば代表的なモンスターは生息している。 しかし文明的な生活を営む種族は存在せず、また本来の性別ではなく全て両性具有であり、 他の小魔界では生殖能力を持たないモンスターも自力で生殖することが出来る。