(torazou) 大会関係者に開放されているレストランの一つ…その味は元々評判らしく参加者以外にも人が多い (torazou) 若干遅くなったためギルドの面子の姿は見えず・・・欠伸をしつつ食事を取る… (torazou) 【シュヴェルト】「こいつは一寸したもんやなぁ」食事をとりながら辺りを見回す…成る程と一般客の礼服を見て思う、最初に来た時服装に難を示す訳だ (torazou) 【シュヴェルト】「あーあー」その客の一角にふと目を止めて…暫く見た後給仕を呼び「兄さん兄さん、ちょいあっちの席に同席するわー、あとあの花瓶の花一輪貰うで?」ぽんと手に金貨を忍ばせてそちらへ向かう (rouge) 【エリーシア】「…ふむ、しかし、随分と費用がかけられている。 エルーラン王家も、中々思い切ったものをするものだ。 大会会場も新設、そして参加者の高待遇。 …エクスカリバーの価値を知っての事か、それとも他に何かがあるの、か。」 (rouge) 食事が運ばれてくる前、一人空白の時間を過ごしながらレストランの内装を見ながらそんな想像に浸り。 (torazou) 【シュヴェルト】「美人の姉さんが、一人で食事っちゅうんは。見てて勿体無いなぁ」そんな想像を打ち破るように軽い調子で声をかける (torazou) 【シュヴェルト】「どないやろお喋りの足しに儂と同席せーへん?」軽く花を手で回すと差し出しながら (rouge) 【エリーシア】「……悪いが、誰かの誘いに乗る時間がない。 すまないが他をあたってもらおう。 ……ん、お前は…?」  軽い調子で声をかけてきた男を鬱陶しげに振り返り…首をかしげる。 …どこかで、見たような…? (torazou) 【シュヴェルト】「そいつは釣れんお返事やなー姫さん、折角の国許や無いんやし、ナンパの一つや二つ経験してみたどない?・・・・・ん?なんか儂顔についとる?」 (rouge) 【エリーシア】「…いや、そういうわけではないが。 何故、このようなところにいる?」  言動も、はっきりと自分の正体を認識している。 …いや、あれだけ盛大に大会に出ておいて今更、という事ではあるが。 それでも、見覚えのある顔。 だとすれば… (torazou) 【シュヴェルト】「そりゃまあ普段やったら庶民にゃ高いこのレストランに居る程度の理由やなー」相手が思考状態に入ったのを見て、空いた席に座って「まあ、陛下の処の晩餐よりは格式ばっとらんから落着いて食えるんちゃう?」 (rouge) 【エリーシア】「そういうつもりはないがな。 宮廷の慣わしを否定するつもりは毛ほどもない。 ……そうか、今は…参加者の側か、お前も。」 (torazou) 【シュヴェルト】「まあまだ参加すらしとらんから姫さんよりは目立っとりゃせーへんけどね」にゃははと笑いながら「また剣の腕を上げられた様で。見ててお兄さん、対峙する可能性考えるとどきどきやったなぁ」 (rouge) 【エリーシア】「冒険者…ランサーイーグルか、ゴールデンフリーダム、そしてAAA。 勝ち残るには十分な実力をもつチームだが…。 お前は、どのチームに?」 (torazou) 【シュヴェルト】「軽い縁があって今はAAAに寄せて貰うとりますよ、しかし随分冒険者の実力買っとるっぽいお言葉やな姫さんの目に適う相手って居りましたん?」 (rouge) 【エリーシア】「スリーエースか……ふ、ん。 よくよく縁がある、とでも言う事か。」 あるときは競合し、あるときは協力した事もあるそのギルドの名前を反芻しながら。 「有能な冒険者を目にする機会は多くてな。 やるものだ、冒険者というのは。」 (torazou) 【シュヴェルト】「そりゃまあ兵士より一人でやらなあかん事が多いですしな。子供やと思とったら踏んだ場数が違て思わぬ不覚を取るっちゅーことも有りますやろな」幾人かの見た目と実力の差がある仲間の顔を思い出しつつ「縁ね、姫さんとここで話しとるちゅうんもそういう縁なんやろけど・・・そーいや今日はあの三人居らへんの?」と言って辺りを見回す無論視界に捕らえることは無く (rouge) 【エリーシア】「ああ、お前は彼女らとも面識があったんだったな。 彼女らは揃って武具の見繕いだ。 先日の試合で損壊したものもあるのでな。」  きゃいきゃいとはしゃぎながら、ショッピングと武具の見繕いを楽しみにいった三人を思い出しながら嘆息し。 自分も当然誘われたが、どうにもそういう気分にはなれなかったためここにいるわけだが。 普段なら、ついていったのだろうが。 (torazou) 【シュヴェルト】「それゃ微笑ましいこって」その様子を想像すると目に浮かぶようで笑みを浮かべ「どっちか言うと、姫さんよりは面識有りますなぁ…ところで姫さん…」 (rouge) 【エリーシア】「なんだ?  答えられる事はそう多くはないぞ。」 (torazou) 【シュヴェルト】「儂の名前、覚えてはります?」にこやかーに笑みを浮かべてエリーシアを見て (rouge) 【エリーシア】「シュヴェルトだろう?」 何をこいつは今更言っているのだ、と言うような表情でシュヴェルトを見返し。 (torazou) 【シュヴェルト】「さっきからお前、お前で心配でしたねん。覚えられ取るとは感謝の極み、てっきり忘れられとると思とりましたよ」 芝居がかった調子で礼を言い (rouge) 【エリーシア】「一度ヴァンスターに籍を置いていた人間を忘れるはずもなかろう。」 水を一口口に含み、ごく当たり前のように。 (torazou) 【シュヴェルト】「ええ人ですな姫さんは」こちらも極当たり前のように感想を言い (rouge) 【エリーシア】「褒めた所で何かが出るわけでもないぞ。」ふ、と一つ笑って。 それでも、少しは満更でもないのか表情は緩む。 (torazou) 【シュヴェルト】「いやいや、その顔を見せてもろただけで十分ですよ、それ以上言うたら罰が当たるちゅーもんです」頷いて返し (rouge) 【エリーシア】「そうか。 それなら良い。 冒険者の生活は、どんなものだ? 充実しているか?」 (torazou) 【シュヴェルト】「そうですなぁ…楽しくは有りますな、前の仕事の知識が役に立つことも多いっちゃ多いですけど。まあちょい生活費がかかりますんでその辺痛いっちゃあ痛いですけど」装備は自前ですからなぁと苦笑しつつ (rouge) 【エリーシア】「そうか。 …いい表情になった。 私はそう思う。」 記憶にある表情と、今の表情を見比べて、そんな事を思い。 (torazou) 【シュヴェルト】「そりゃ意外なお言葉で、儂今そんな所帯じみてます?ややなー24で所帯染みるんも」言葉の意味を取って態とおどけて返し (rouge) 【エリーシア】「そこにいるのも、何かの采配なのだろう。 今の場所で、励めば良い。」おどける男の言葉には動じずに、ただゆっくりと言葉を返し。 (torazou) 【シュヴェルト】「あーあー姫さんにゃかなわんなぁ。」とその言葉を受けては軽く座り直して「そうですね、今の自分は割りと好きですねん、倒れれん理由もありますし」天上を見上げるようにして返事をして (rouge) 【エリーシア】「だが、相対した場合は倒れてもらうぞ。 手心を加える気は、微塵もない。 例え、スリーエースだとしてもな。」 穏やかな表情。 しかし、口にする言葉は何処までも真実。 (torazou) 【シュヴェルト】「そん時は、姫さんに戦場で倒れんコツっちゅうんを伝授して差し上げますよ。無論そう成らん方がええですけど、美人と斬り合いっちゅうんは殺伐としてあかんですしな」快活に笑いながら言葉を返す、倒れられないと言うのは譲れない事実で (rouge) 【エリーシア】「言うようになった。 前の立場なら、そのような物言いはできない所だ。 それも、冒険者ならではか。」 ゆっくりと、席を立ち上がりながら。 (rouge) 【エリーシア】「無様な負け方をしないように。 それくらいだな、かつての同郷のものに伝えられる言葉は。」 (torazou) 【シュヴェルト】「おおきに。そして姫さんも御武運を」席を立つ者に軽く目線で礼をして「この大会、ちょいときな臭い連中多いですからな」 (rouge) 【エリーシア】「帝国の覇道のため、剣を振るう、それだけだ。」 それを別れの挨拶に。 シュヴェルトに背を向けて歩き出す。 (torazou) 【シュヴェルト】「それでもまあ……」その背を見送りながらそう言いかけたところで首を振って「あかんあかん昔に戻りそうになった自重や自重」首を振ってはその背を改めて見送り (torazou)一先ずの幕間の出会いは終わる…