21:35 (rouge_)   21:35 (rouge_)   21:35 (rouge_)   21:37 (rouge_) 海賊ガリオンの襲撃より2日が経過していた。 更に詳細に述べるとするならば、海賊ガリオンとの敗戦から2日。 21:39 (rouge_) 病魔と融合した人間、ガリオンは【病巣】へと変貌した。 …既存の魔器による攻撃を受け付けない存在。 そして、唯一つの突破点であるはずの魔器シェルファは、ガリオン自身の手によって粉砕された。 21:39 (rouge_) …つまるところ。 ガリオンは自らの手で、自らの存在をより完全なものにしたといえる。 21:40 (rouge_) …もはや、かのものに対抗する手段が、存在していないのだから。 21:40 (rouge_) 重い空気がベースキャンプ内を覆ってはいたが、その中でも一際重い空気を纏わせた人物が一人、いた。 21:41 (rouge_) セリカ=ミサキ。  先の戦いにおいて、粉砕された魔器、シェルファの使い手である。 21:41 (rouge_)   21:42 (rouge_) 彼女は、あれから誰とも口をきくことなく、ベースキャンプの片隅で、唯中空を眺めるだけである…。 21:43 (rouge_) 【セリカ】「………。」  21:43 (rouge_)   21:43 (rouge_)   21:43 (rouge_) (どぞーう 21:47 (Fake) 【フィア】「……セリカ、大丈夫?」傍に歩み寄り、声をかける。大丈夫だったらこんな表情はしてないだろうと思いつつ 21:47 (torazou) 【アズマ】「あっあのセリカさん……昼食ですよ」その様子に躊躇い…何度かの息の後セリカに声をかける 21:49 (rouge_) 【セリカ】「……あー…うん。 …うん。」 部屋の隅、膝を抱え、手に剣の柄…シェルファの残骸を握りながら、二人のほうに視線をむけ、気のない返事を返す。 21:51 (Fake) 【フィア】「……セリカ、シェルファのことに関しては何も言えないけど。何とかなる方法を皆見つけようとしてくれてるでしょ」 21:54 (torazou) 【アズマ】「……セリカさん…ちゃんと食べないと体壊しちゃいますよ…ええと…シェルファさんが…ええと…そうですよ何か方法が見付かってもセリカさん倒れてちゃ…」 21:54 (rouge_) 【セリカ】「……なるの? 何とか、なるの? …ほんとになるの…!? だって…だってずっと声聞いてないんだよ!? 朝おはようなんていってくれないし、夜寝なくても怒ってもくれないんだよ!? こんな…こんなのから…何とかって…なるの…?」 普段の彼女からは眼も当てられないほど憔悴した表情。 眼は充血し溜まった何かをぶつけるようにフィアに言葉を発する。 21:58 (Fake) 【フィア】「……はっきり言う。何とかなるかなんて私は知らない――でもね、セリカがそうじゃみんな…心配してる」その言葉、表情を静かに受け流し。正面からセリカを見据え 22:01 (rouge_) 【セリカ】「……でも、だって。 …そんなの、無理だよ。 心配されたって、心配…されたってさ…」 アズマの、フィアの両名を伏し目がちに見て。 しかし、直ぐに目を逸らし、剣に視線を落とす。 22:02 (torazou) 【アズマ】「…何もしないまま…そうやってずーと座ってても……何かが変わったりはしませんよ……えっと上手く言えませんけどセリカさんは…そのままじゃ嫌なんでしょう?」とぎれとぎれと言葉区切って考えながら 22:03 (Fake) 【フィア】「アズマの言う通り。このままで嫌なら…何か行動しよう。何もしないまま、何も出来ないと思い込んで。それで何かが変わるのを待ってるだけなの?」 22:06 (rouge_) 【セリカ】「…嫌だよ、嫌だけど…! 動けないよ、そんな簡単には…出来ないんだよっ!!」 声を震わせながら、床に視線を落とす。 「…動きたくても…あたま、まっしろになっちゃうんだ…なんにも…考えられないよ…わたし…」 頬には、涙の跡が残る。 今もまた、その跡を一筋、伝う。 22:09 (Fake) 【フィア】「……セリカ…」目を閉じて、前に一歩歩く。セリカの傍に座って…「シェルファをそのままにしておく? 少しでも直る見込み、あるんだったら…頑張れない?」 22:13 (torazou) 【アズマ】「そんなの……当たり前ですよ、本当に大切だから…だからこそ…そうなるって言うのは…きっと正しい事だと思います」自分の過去を思い出してセリカを見つめながら「だけど……考えられないからって…投げたしたらきっと…いまよりもっと後悔すると思います」 22:18 (rouge_) 【セリカ】「……そうなのかもしれないね。 …でも、でも…もし駄目だったら? …どうにもならなかったら…?」 弱々しげな瞳で、自重するように笑う。 「…わかんないよ…大事な人が死んじゃったんだよ…? それで、次のこと…考えろって…? わかんないよ…! 二人にはわかんないよッ!」 言葉を紡ぐうちに、溜まった感情が暴発していく。 22:20 (Fake) 【フィア】「…大事な人を失った――その程度、とは言わないけど…その大事な人が、今のセリカをどういう風に思うか、ね」そこで言葉を切って、小さくため息をつく 22:21 (misuta) 【アンジェ】「じゃ、考えるのも行動も全部やってあげよっか? ろくな考えにならないよ〜な気はするけどそこはあえて無視するほ〜こ〜で」さかしまにぷら〜んと顔を覗かせて 22:21 (torazou) 【アズマ】「考えられないなら…考えれる人を頼れば良いんです…みんな心配してるんです…セリカさんは未だ一人じゃないんですよ?」と言ってセリカの言葉にうっと詰まり「シェルファさんがセリカさんにとってどんなに大切かは……僕には想像しか出来ません……だけど…」 22:24 (torazou) 【アズマ】「いえ…いいです…」僕の事が…と続けそうに為った言葉を飲み込む… 22:27 (rouge_) 【セリカ】「…シェル姉は…多分、怒るんだろうね。 生まれてから、ずっと一緒だったから判る。 でも、だめなんだよ…そういうの、想像しちゃっただけで…言葉まで、怒り方まで…想像できちゃって…でも…傍には、いない…」 フィアの、アズマの言葉に顔を上げて。 再び、剣の柄に視線をやる。 そして、いつもなら飛び上がってリアクションを取るようなセリカ。 しかし、今の彼女はその唐突な登場にも僅かに目を見開いただけだった。「…アンジェ…」 22:28 (Fake) 【フィア】「私だって、きっと…クレイルがいきなりああなったら落ち込むだろうけど――でも、私は…何か出来るなら、それをやる。出来ないって思ってしまったら、何も始まらない…」目を閉じたまま、言葉を返す。 22:29 (misuta) 【アンジェ】「うむ、正義の味方? マジカルアンジェなのだ、魔法使えないけど。どんな悩みも一刀両断? いや、攻撃力無いのはみんな知ってるよ〜な気はするががが」 22:30 (misuta) さかさまパンもろのまま、片手を下にさっと挙げ?て 22:33 (torazou) 【アズマ】「……傍にいない…から諦めちゃうんですか?」しゃがみ込んでそのセリカの顔を覗き込んで 22:36 (rouge_) 【セリカ】「…動かなきゃ、か……。 フィアは…強い、よね。」 フィアと…共にいるはずの魔器にまぶしそうな視線を送り、自分の握る柄を見比べて。それから、アンジェに視線をやる。あまりの格好に、苦い笑い。それでも、話すことで少しずつ、表情が戻り始め。  「…諦めたくない…諦めたくないよ…でも。」 覗きこむアズマの眼に映るのは、気弱な瞳。 22:39 (misuta) 【アンジェ】「弱いから動けないって言いたいのかな? それならそれでい〜よ〜?」よっと掛け声かけてキャット空中三回転と飛び降りて黒いレースのくまさんパンツがようやくスカートの下に姿を隠し 22:39 (Fake) 【フィア】「だって、私はクレイルと一緒に居られないのは嫌だし。強いか強くないかじゃないよ――セリカだって、シェルファと一緒に居たいなら…」 22:40 (torazou) 【アズマ】「『でも』…は駄目です…『でも』じゃ何も出来なかったんです…だから…セリカさんは間違えちゃ駄目です」そのセリカの瞳はきっと自分が何時か鏡の中で見た瞳と同じだと思いながら 22:45 (rouge_) 【セリカ】「…シェル姉とは…一緒にいたい…そうだよ…そうなんだよ。 だけど、アズマ君…でも、じゃ駄目だっていうけどさ…! アンジェの…いうとおり、なんだ…私…弱いんだよ…どうしようもなく…駄目なんだようっ!」 呼びかける、フィアの言葉。 何かを伝えようとするアズマの言葉。 どこか、突き放したようなアンジェの言葉。 三つの言葉を受けて、叫ぶように声を上げる。 22:47 (misuta) 【アンジェ】「うみうみ。だからさ、それ貸して?」シェルファの残骸を、何でもないように指差して 22:49 (Fake) 【フィア】「…少しでも何とかしたいって思ってても、行動しないなら。変わらないよ――行動しなきゃ、何も」 22:50 (misuta) 【アンジェ】「ん〜、動けないって言ってんだから、別にいいんでない?」と、フィアの重ねられる言葉に振り向いて 22:52 (rouge_) 【セリカ】「……凄く、希望的な観測だっていい。 直るかもしれないんなら、凄く…嬉しい…凄く、嬉しいよ…でも! …私、如何する事もできなかった…。 あいつと、眼があって…シェル姉が殺されるまで…何も出来なかった…また、あいつの前になんて…立てない…立てないよ…! きっと…同じになる…っ」 奥底にある、もう一つの怯え。 病巣ガレオンの存在。 絶対なる暴力への恐怖。 22:53 (rouge_) 【セリカ】「…シェル姉を…? 如何して…」 アンジェの差し出した手に、疑問符 22:55 (misuta) 【アンジェ】「だって、そのままじゃ直らないんでしょ? で、日通のセリカん便は動くつもりがない。だから動こうってのだけどダメ?」頬に可愛く指をあてて 22:55 (torazou) 【アズマ】「弱いって言うなら僕だって弱いです…だから今は誰かを頼っても良いんです…シェルファさんが喋れなくなって…色んなことに眼が眩んでも…隣に居る人ぐらい頼れますよね?」 22:55 (Fake) 【フィア】「アンジェ……でも、これはセリカ自身が何とかしなきゃいけないことだと思う。私達が手伝っても…最後はセリカが決断しないと」 22:57 (misuta) 【アンジェ】「でも、急いでるのは、フィアやみんなだよね? それは、セリカの都合じゃないんだし。必要とする人間が動くのが筋じゃないかなぁ?」頭に疑問符を浮かべ 22:59 (Fake) 【フィア】「…誰だって、強いって言い切れるわけじゃないし。一人で居るわけじゃないし…」セリカの言葉に空を見上げ、言葉をつぶやき「…まぁ、それはね。ガレオンを倒さないと戻るわけにも行かないし」 23:01 (rouge_) 【セリカ】「……。 じゃあ、アンジェだったら…やれるっていうの…皆だってそうだよ!! 絶対に勝てない相手が現れて! 大事な人が殺されちゃって! 起きるかもわからない奇跡にすがって…また立ち上がれるっていうの…!? 出来ないよ…そんなの…そんなのっ…!」 行き場のない感情は、容易く暴発する。 不安と、悲しみと。 そういったものが混じりあい、激昂となって現れる。 フィアを、アンジェを、アズマを。 順に眺め回す。 涙を湛えた、怒りの視線で。 23:02 (misuta) 【アンジェ】「だから、それでトヨタセリカに強さを求めるのはエゴだよ! そんな大人修正してやるっ! 字消しペンで。あ、やるよ? やれるかどうかはさて置いて」激情に、耳に指で耳栓しつつ 23:04 (Fake) 【フィア】「……私は、その結果もっと多くの皆が苦しんで、悲しむなら――戦う。たとえ無理でも、何かできることはあるから。クレイルと私は…そうしようって、言ってきてる」 23:05 (misuta) 【アンジェ】「ほら、だってわたし天使だしぃ〜。存在自体が奇跡ってやつ? ほらね、もう怒ってる、いや、怒ってるのはGGMか。訂正訂正、起こってる、結果がわたしでG.E.Dぃ〜♪」目の上に手のひらで庇を作り、枠外を眺め 23:08 (torazou) 【アズマ】「でも…セリカさん、怖い事や何もかもと一緒に、希望も見限るんですか…?ええと…戦はないは選んでも良いですよ…それは、うん、一緒に戦ってくれたほうが心強いのは確かだけど…」 23:09 (misuta) 【アンジェ】「だから頼って頼ってぷりぃず。どこかのエロい人も『奇跡は起こるよ何度でも』言ってるし、あ、JASRACには内緒だぜぃ?」口元に人差し指あてて 23:10 (Fake) 【フィア】「……私から言う言葉はあんまりない。セリカが最後は決めること――」小さく腕輪を撫でて、セリカの言葉を待って 23:11 (rouge_) 【セリカ】「………あはは。 何で、皆そんなに強いのかなぁ…」  くてりと、身体を伸ばして。壁に寄りかかる。 足を伸ばし、背を伸ばし。 三者三様の言葉を刻んでいく。 きっと、3人の奥底が自分に向ける感情は、一緒なのだろうとぼんやりと考えながら。 23:12 (misuta) 【アンジェ】「一時間半はあんまりじゃないと思う〜」と、どこかの時計を見つつ「アズマはミドルじゃ隠れるのが仕事だもんね〜。よく、今回前出てきたね〜」いいこいいこと頭を撫でて 23:14 (Fake) 【フィア】「…強い、のかな。私は――強かったら、みんなといようなんて思わないけどね、きっと」 23:14 (torazou) 【アズマ】「うう、僕が……強い分けないじゃないですか…弱いから誰かが居なくなるのが…嫌なだけです…セリカさんでもフィアさんでもアンジェさんでも」撫でられながら 23:16 (misuta) 【アンジェ】「いや、私が言ったのは戦わなくていいの方。今回こそ、アズマは戦わない事を選べたのにってね。わたし? 強くないよ。ただ、大事な物がないから気楽なだけさね〜」ふらふらキタキタ踊りつつ 23:19 (rouge_) 【セリカ】「………私も、強くなりたいなぁ。」 口々に、セリカのそれを否定する様を見て。 どこかまぶしそうに告げる。 そして、物言わぬ柄に視線を落とし。 23:23 (misuta) 【アンジェ】「どう強くなりたいのかな〜? ほれ、お姉さんに教えてごらん。大事なヒトを守れるように?」指先でぐりぐり脇を突きつつ、視線を同じものに落とし 23:25 (Fake) 【フィア】「――…」じ、とセリカの持つシェルファに視線を向けて 23:26 (torazou) 【アズマ】「えう?だって皆戦ってるじゃないですか…怖いけど同じ後悔するなら関わって後悔したほうがずっと良いに決まってますよ」とアンジェに言葉を返し「じゃあセリカさん…シェルファさんが治ったら頑張って胸を張って言える位に立ち上がってみませんか?…ソレが強い事かは解りませんけど…きっと今より良いですよ」 23:27 (rouge_) 【セリカ】「それも、一つかなぁ。」 ひゃう、と、くすぐったそうな声を一つ上げてから静かに答えて。 「なんだろ、表現…難しいなぁ…。 ちゃんと、物事を…やりとおせる…強さ、かな。」 物言わぬ柄をひとなでして、自分の言葉を確認するように、ゆっくりと告げる。 23:29 (misuta) 【アンジェ】「あ、それダメ。部屋の片付けも途中で放りっぱなしだし全然な〜い」よそ見して口笛吹いて 23:31 (Fake) 【フィア】「…やり通す、かぁ…セリカだって分かってるなら、頑張ろうよ?」 23:32 (rouge_) 【セリカ】「……まだ、全然、終わってないもんね。 ……出来る手も、ある筈なんだよね? …ううん、無くても、何とかしなきゃ…ならないんだよね。」 ぱんぱんと、身体についた埃を落としながら…ゆっくりと立ち上がり。 23:34 (misuta) 【アンジェ】「立った立ったクララが立っもごっ!?」何かに口を塞がれたの如く語尾が不自然に濁り 23:34 (torazou) 【アズマ】「あっはい、そうです。セリカさんが見限らない限り希望はセリカさんを見限りませんよ」その言葉にこくと頷いて 23:37 (rouge_) 【セリカ】「……うん。 やってみるよ。 シェル姉がいなくても…。 今度は…ううん、何度だって、やってみる。」 アズマの言葉に頷き返し、ずっと握り締めていた柄を、バッグに仕舞う。 「…私、頑張るよ。」 静かな決意。 23:38 (misuta) 【アンジェ】「今、>>1がいい事言った」小さな日章旗振って応援し 23:38 (rouge_) ……同時に。  ぐきゅるぅ〜……と、間の抜けた音が4人の耳に届いた。 23:39 (Fake) 【フィア】「…ん」良かった、と安堵の表情を浮かべて。「おなかすいた?」と、首をかしげ 23:40 (rouge_) 【セリカ】「……そういえば、全然ご飯食べて無かったよーな気がする。」 こくり、とその言葉に頷き。 23:42 (torazou) 【アズマ】「遅くなっちゃったけど今なら未だ食堂開いてると思いますよ」そもそもそれが用事と来たのを思い出して 23:43 (Fake) 【フィア】「食堂はやってる。というか…夜中になるまで殆ど時間空いてると思う」 23:45 (rouge_) 【セリカ】「よーし!! 食べる!!  たっくさん食べる!!  二日分食べる! そういえばここって異世界なんだよね? わー! そうだ、異世界のご飯ってどんなんだろう!やだなんか興奮してきた! これは期待が隠せないッ!」  それは、何時ものような振る舞い。 …はために、無理をしている気配も見える。 空元気が混じっている部分も、きっとある。 それでも…彼女は、こうする事を決めた。 23:47 (Fake) 【フィア】「食べたけど、別に変わらなかったなぁ……美味しいことは美味しいから満足だけど」そんなセリカの期待をあっさり砕きつつ 23:47 (misuta) 【アンジェ】「そして異世界の初もんじゃ」(−人−) 23:47 (torazou) 【アズマ】「あうっ、それは良いですけど僕の分まで取っちゃ駄目ですよー」セリカに合わせる様に言葉を紡ぎ 23:50 (rouge_) 【セリカ】「フィアがあっさりと私の希望を砕くよー!? でも美味しいんならおっけー! 私の胃袋の強さを見せてやるっ! 全部いただきだねっ! よーし、一番乗り!」 フィアの言葉を聞いて、一瞬肩を落とすも直ぐに持ち直し、部屋の入り口へと駆け出していく。 途中、振り返り。 「ありがとね、みんなっ!」 23:55 (misuta) 【アンジェ】「ほっほっほ、何の事かな。儂はただの縮緬問屋じゃよ」ありもしない顎鬚を撫でて 23:59 (rouge_) 【クレイル】「(…とは、いえ。 勝算はあまりにも低い…か。 だけど、彼らなら……或いは。)」  一連のやり取りを眺めながら、同じ魔器である彼女は心の奥底で一人ごちた。  …数時間後、ベースキャンプの鍛冶師、鏡はエリーシア、そして柳乃月奈を集め、一つの結論を告げるのだ。 23:59 (rouge_) …第4話へ、続く。