きょうは、りーしゅとねーちゃはおしおとなのでおすばん “そざい”をあつめーのが、りーしゅとねーちゃのおしおとなので、りてぃもきようはおてつらいをするために おやつをもって“そざい”をあつめーします。 ・・・・ ・・・ ・・ ・ いっぱいあつめーしたのでおやつをたべようとしたらあしおとがします、あのおとはりーしゅとねーちゃです 【リティーシャ】「りーしゅ、ねーちゃっ!!」少し遠くから君達を見つけたのか勢い良く走ってくる、尤もその片手に持たれた皮袋の重量が邪魔をしてかよたよたとした動き 【リティーシャ】「おかへり」何とか転げずに傍まで来ると二人を見上げ (きゅー 【リーシュ】「ただいま戻りました、リティーシャ」視線を合わせるようにしゃがみこみ。そして、動きを阻害している物に視線を向けて 【フェリィ】「リティーシャ、そんなに重い荷物持ってると転ぶよ?」彼女の手から皮袋を受け取り、姉の方へ視線を返す。その皮袋は自らの手に抱えて 【リティーシャ】「あい、でもりてぃころばなかったー」フェリィの言葉に笑顔で答え「あのね、あのね。きょうりてぃ、りーしゅとねーちゃのおしおとてつだってたの」とその皮袋に視線を移し 【リーシュ】「お手伝い、ですか?」仕事といって思い浮かぶのは、書類仕事をはじめとするギルドマスターのそれ。でも、重い皮袋とは繋がりはしない 【フェリィ】「ん…素材集め、かな」仕事といって、同じように思い浮かぶのは書類の方。けど、それ以外にもここには仕事と呼べるものは多いから 【リティーシャ】「あいっ、ぴかぴかとかいろいろあつめーしたの」こくこく頷いて 【リーシュ】「あらあら、どんな物が集まったのかしら?」微笑を、リティーシャと、皮袋を持つフェリィに向けて 【フェリィ】「リティーシャ、あけてみてもいい?」と、袋を掲げ。二人に微笑を返して 【リティーシャ】「あい、いっぱいあつめーしたのねーちゃとりーしゅにあげーの」リーシュに頷きながら早く開けて欲しそうにフェリィを見て 【リーシュ】「まぁ、ありがとうございます」リティーシャに頭を下げて 【フェリィ】「ありがとう、リティーシャ」その頭をそっと撫で…袋を開く。 【リーシュ】「どんな物が、集まったのでしょうね」袋の口を、覗き込んで見ると。そこには…… 【リティーシャ】「とういたしまして」リーシュを真似て頭を下げ・・・・その皮袋の中には植物の実やら、つるつるに磨かれた石やら誰かに貰ったコインやらが入っていおり「ぴかぴかひかってきれーね、あちいたりこちいたりしてさがしたの」と身振り手振りを交えて笑顔で話す 【フェリィ】「随分いっぱい入ってる、ね。重くなかった?」座り込み、リティーシャと同じ目線になって。 【リーシュ】「どこまで行ったのかしら。怪我は無かった?」りぃてぃーしゃの体のあちこちを、触診して 【リティーシャ】「ねーちゃ、たいじょぶ。ちゃんともてたー」とてをぶんぶんと振り回し「あい、りーしゅ」と言いながら擦りむいた肘を隠そうとして 【リーシュ】「それなら良かったです。ですが、気付いていない怪我もありえますから。用心用心」その仕草に微苦笑を漏らし、治癒の術を唱え 【フェリィ】「でも、身体がふらついてたし…転んで怪我とかしたら嫌だし――」治癒の術が発動したのを見て、苦笑を漏らすも…リティーシャの頭を軽く撫でて 【リティーシャ】「あい……ごめなさい」二人の言葉に素直に頷きながら、撫でられて気持ち良さそうにはにかみ 【リーシュ】「では、どれだけ集まったのか、見させてもらいますね」一つ一つ取り出しては、きちんと鑑定し 【フェリィ】「鑑定は姉様の仕事で…傍で待ってようか」リティーシャの傍に座り、姉が鑑定するのを待ち 【リティーシャ】「うん、ねーちゃとまってる・・・」とごそごそとポケットを探り先ほど食べようとした、焼き菓子の包まれた紙を取り出し「ねーちゃ、ねーちゃ、いっしょにたべるの」とフェリィの横にちょこんとすわる 【フェリィ】「あは、ありがとう――姉様にも渡してね? 3人で食べよう」焼き菓子の包みを受け取り、姉が終えるのを待つ。 【リーシュ】「貰ったのですか、いいですね。どんな人がくれたのでしょう?」鑑定の合間に、ちらりと焼き菓子に目を留めて 【リティーシャ】「あい、りしーゅとねーちゃといっしょ」一緒という言葉が嬉しいのか上機嫌で「えとね、服がしろとくろのおなのひとがたべなさいて、くれたのー」 【リーシュ】「シュヴァルペさんですね。後で、お礼を言っておかないといけませんね」ギルドメンバーの姿と、格好。それと技能を考え合わせて 【フェリィ】「白と黒……シュヴァルペかな? うん、そうだね――」白と黒で思いつく、そして。その言葉で思い当たったのは1人だけ。 【リティーシャ】「りてぃ、ちやんとおれいいたーよ?」二人の言葉に不思議そうな顔をして 【リーシュ】「良く出来ました。でも、こういう時は、保護者からも言うのが通例なのですよ」ご褒美に、頭を撫でながら。少し難しいかな? と首を傾げ 【フェリィ】「ちょっと、難しいかもね…リティーシャには。でも、そのうちわかるかな?」リティーシャのほうを見て、微笑み 【リーシュ】「リィティーシャさんが、誰かを育てる頃に分かっていればいい事ですから。今は、理解せずとも困らない事ですしね」フェリィの言葉に頷いて 【リティーシャ】「あう?・・・りてぃがおれいいてもねーちゃとりーしゅがおれいいゆの?」二人の言葉に考え込み・・・・・「じゃあ、りーしゅとねーちゃがおれいいったら、りてぃもおれいいうー」自分の頭の中でそう結論付けて返し 【フェリィ】「一人で居るときは、自分でお礼を言う。皆でいるときは…皆でお礼を言う。お礼をするって大事なことだから――ね」 【リーシュ】「それでは、いつまで経っても終わらなくありませんか?」くるくると、お礼がウロボロスのように繰り返される様を宙に描き 【リティーシャ】「あい、ねーちゃ!」とフェリィの言葉に自分出した答えがあっててほっとしたのか元気良く答えて 【リティーシャ】「りーしゅ、おしおとおわった?」とリーシュの仕事と手の中の御菓子がきになって急かすように尋ねて 【フェリィ】「もう終わるんじゃないかな、もうちょっと待とうね」くす、と笑みをこぼしつつ 【リーシュ】「そうですね。これとこれは、使えそうです。他は、使えそうもありませんから。リティーシャが使わないのでしたら、戻してきましょうか」リティーシャだ取って来た物を、2割と8割の山に分けて 【リティーシャ】「りーしゅ、これかえすの?」じーっと8割の山を見て「りてぃ、これとこれがほしい〜」とつるつるの白い石とコインを指差し 【フェリィ】「なら、自分でちゃんと持っててね。あとは必要ない?」使えるといわれた素材と使えないといわれた素材を別に袋に入れつつ。 【リティーシャ】「あい、いぱいあったらおかたづけたいへんなのー」とベースの倉庫の方を眺め 【リーシュ】「必要ない物は、元在った場所に。誰かが使いたい時に見つけられないかも知れませんしね」 【リーシュ】「そうなったと知ったら、リティーシャさんも少し複雑でしょう?」」 【フェリィ】「うん、片づけする人も大変だもんね」リティーシャの言葉に笑顔を見せて、姉の方を見たまま 【リティーシャ】「えと・・・・・・・・・あい、じゃあかえしにいく〜。りーしゅ、そのまえにいっしょにおやつ」暫く考え込んでからリーシュに答えとお菓子を差し出して 【リーシュ】「そうですね。では、お茶を淹れましょうか。リティーシャはミルクと砂糖をたっぷり?」立ち上がって、暖炉の方へ歩きながら 【リティーシャ】「りてぃ、ああたかいにゅうにゅうがおいしいのー」 【フェリィ】「あ、姉様。私も手伝う?」立ち上がりつつ、リティーシャの傍に居た方がいいかな、とも思い 【リーシュ】「ええ、ミルクが欲しいそうですから」と、フェリィの掌に、リティーシャの採って来た素材を一つ落として 【フェリィ】「了解――」自らの持つ青い宝石。それを渡された道具素材に翳して…イメージをうっすらと模る「…こんな感じでいいかな?」少し時を置いて、瓶に入った牛乳を造る。それを姉へと手渡して 【リーシュ】「ありがとう、お疲れ様です」受け取ったミルクを、リティーシャのカップに移し。一杯分をはかりとってから火にかけて 【リティーシャ】「にゅうにゅうでてきた〜りーしゅとねーちゃはすごいね〜」目の前の現象に驚いて 【リーシュ】「ええ、凄いですよ。リティーシャさんは、どちらの方が凄いと思いますか? 素材を取ってくる方と、それを作り変える方と」茶葉が開くの待ちながら、振り向いて 【フェリィ】「正直、こんなことが出来るなんて思いもしなかったけどね」青石と赤石の力を、改めて感じつつ。 【リティーシャ】「えと、ええと・・・・“そざい”あつめーのたいへんだったの〜、でもねーちゃのも、まほうみたいですごいの〜、えと、だから・・・」うーんうーんと考え込み 【リーシュ】「この島を出れば、使えなくなってしまうかも知れませんけれどね。その方が、環境の変化も考えればいいとは思いますけれど」暖めておいたカップに、それぞれに合わせた飲み物を注ぎ込みながら 【フェリィ】「やっぱり…うん、過ぎた力な気がする。今までずっと頼っておいてこういうのもなんだけど」 【リティーシャ】「りーしゅどっちがすごいの?」出なかった答えを出題者に尋ね 【リーシュ】「少し、意地悪な質問だったかしら?」くすりと笑いながら、それぞれの前にソーサーと湯気の立つカップを置いて 【リーシュ】「凄いというのは、その人の見方ですから。全員がこちらが凄いと言わない限り、出題者には答えは分からないのですよ」椅子を引いて、席について。リティーシャがどこまで理解できるか、確かめながら 【フェリィ】「ありがとう、姉様」カップを持ち上げ、一口飲んで…ふぅ、と息を吐く。「そうだね。でも…どっちもすごいって思うけど、私」リティーシャのほうを見て 【リティーシャ】「あう・・・りてぃ、わかんない」頭の上にはてなマークが幾つも浮んだ表情で 【リーシュ】「リィテーシャが分からない答が、私には分かったり。私に分からない答を、リィティーシャが知っている事があるのは、分かりますか?」暫し考えて、紅茶に口をつけ 【リティーシャ】「りーしゅやねーちゃもしらないことあるの?」ほかほかのミルクをふーふーと息で冷ましながら口をつけて「おいしーねー。ありあとー、りーしゅ、ねーちゃ」 【フェリィ】「知らないことばっかりだよ。私も姉様も知らないことが…いっぱいあると思うし」じ、とリティーシャのほうを見つめて。「うん、美味しいね」笑いながら 【リーシュ】「あら。例えば、キャンプの近くで、まだ素材がこれだけ採れる所。私には見当もつきませんよ?」くすりと笑って、リティーシャの戦果を手にとって 【リティーシャ】「あのね〜それはあっちのおうちのしたにあたの。じゃありーしゅとねーちゃにもこんどおしえてあげる〜」 【リーシュ】「ありがとうございます。そういった、個人の持っている知恵や感情という物は、一つの答えには行き着かないのですよ。それぞれで、答が違いますから」 【フェリィ】「家の下――リティーシャ、そんなところ行って来たの?」ちょっと苦笑を漏らす。まだ人間になる前の考えが残ってるのかな、と 【リティーシャ】「あうーねーちゃはりーしゅのいってることわかう?」頭の上にさらにはてなマークが幾つも浮んだ表情でフェリィに助けを求めるように 【フェリィ】「全部ってわけじゃないけど、わかるよ? 私と姉様とリティーシャと、皆考えることは少しずつ違うってことだけど…わかるかな?」 【リティーシャ】「あい、あなからはいれるの・・・・あ、ねーちゃたちあのあなからはれない」と答えて「うん、りてぃしってるー。みんなこころがちがうから、からいのおいしーのひともいるっておしえてもらたの」 【リティーシャ】「でもりてぃあまいのすき〜、からいのおいしーじゃないの」 【フェリィ】「みんなの考えが違うのは、知恵とか感情とか…そういうのが皆違うから、だよ」リティーシャの頭を撫でつつ 【リティーシャ】「あい、ねーちゃ」取り合えず納得したのかうんと頷き 【リーシュ】「よく出来ました。お変わりはいかがですか?」湯気を立てるティーポットとミルクポットを、暖炉からテーブルに移し 【フェリィ】「あ、貰うー」あっさりと答え、お代わりをカップに入れて 【リティーシャ】「のむの〜それで、それで。はやく、おきくなってりーしゅやねーちゃみたいになるの」からっぽのかっぷを差し出して 【リーシュ】「はい、どうぞ。そんなすぐに大きくなると、バラバラになってしまいますよ」苦笑しながら、残りのミルクをカップに最後の一滴まで注ぎ 【リーシュ】「焦らなくても大きくなるんですから。大きくなったら何になりたいかは、飲み終わりましたら戻す道々お聞きしましょうか」自分のティーカップを両手で抱え。暖かさと香気を楽しみつつ 小さなお茶会が終わり、リティーシャと一緒に収穫を返しに向かった双子達 彼女達が、夕刻戻った時は。まるでリティーシャの年頃の子供のように泥だらけだった事を、ここに追記しておこう