12:56 (tsuku-yom) 僅かに冷たさを帯びた風が、静かに吹きぬけ、木の葉を揺らす。孤島に訪れる日々の中の一幕、穏やかな昼下がり。 12:57 (tsuku-yom) ベースのどこかにある、人目に付かない場所――どこであるかは、諸兄らのご想像にお任せしよう。知らぬからこそ、人目にはつかないのだから。 12:58 (tsuku-yom) 普段は訪れるものも滅多におらず、静けさに満たされた空間に。 12:59 (tsuku-yom) 今は、二人の人影と――拙く、たどたどしさを残した旋律が、揺らめき満ちていた。 13:00 (tsuku-yom) 拙い手付きで、それでも真剣にハープの弦を爪弾く、黒髪の少女。 13:00 (tsuku-yom) それを見守り、時折手を貸して動きを修正する女性。 13:02 (tsuku-yom) ――それは、懸命に学ぶ弟子と、それを見守る師のような。さながら、野外での音楽教室のような光景。 13:04 (tsuku-yom) ……さて、この音色。果たして、ただ二人の耳朶のみを震わせるのか。それとも、他なる誰かの耳に届くのか。 13:04 (tsuku-yom) そんな、ちょっとした一幕を。どうぞ御覧あれ――― 13:04 (tsuku-yom)   13:04 (tsuku-yom)   13:07 (tsuku-yom) 【レン】「む……むむ、む――――、あ、あれ、あれれれ?」真剣な表情で弦を爪弾く。繰り返し繰り返し、慎重に――しかし、やはり指は戸惑うように縺れ、拙く奏でられていた音色は、絡まり合って霧散する。 13:07 (Fake_) 【ラピス】「…あまり力を入れないように。弾き疲れてくると…まだ力が入ってるようになってるから――あくまでも、自然に、肩の力を抜いてね」時折手を添え、後はレンのするままに任せる。傍らから離れることはなく、じっとレンの手の動きを見て 13:10 (tsuku-yom) 【レン】「うう、注意してるんだけど……こう、上手くいってるとつい力が入っちゃって。なかなか巧くはいかないねー」はふ、と溜息を零し。固まりそうなほど力が入ってた腕をくるくると回し、解して。 13:12 (Fake_) 【ラピス】「弾いてるうちに、力が入ってるのよね――大丈夫よ、いずれそれも慣れてくればなくなっていくし。少し休憩にしたほうがいいかしら」ため息をついたのを見て、小さく笑顔を見せながら、問う。 13:14 (tsuku-yom) 【レン】「ラピスにいっぱい練習見てもらってるけど、そこだけは中々克服できなくて……でも、焦っちゃダメだしね」眉間を指先で押さえながら、むーん、と唸り「うん、休憩休憩ー。ずっと弾きっぱなしだったから、ちょっと疲れちゃったしね」こくこくと頷いて。ラピスの隣にちょこんと腰を下ろし。 13:16 (Fake_) 【ラピス】「一朝一夕で上手くなるものでもないけど…練習のしすぎで疲労がたまったままっていうのだと。ベースの作業に影響が出るもの――」座ったまま、自分の楽器を軽く調整する。手本として弾き終った後、まだ見ていなかったから。 13:19 (ballock) そうして、二人が休憩している所にほんのかすかに聞こえてくる音色 13:19 (tsuku-yom) 【レン】「ああ、ベースのお仕事かー。か弱い美少女のあたしもラピスも、一生懸命働いて皆の力にならないといけないもんねー」ラピスの言葉に相槌を打ちながら、自分もその横でハープの手入れを、半ば見よう見まねで行って。 13:20 (ballock) ほんのかすかに聞こえてくる音色はラピエスにはどこか聞き覚えがあるような。でも、誰が弾いて、いや、弾けるかどうかは見当はつかず 13:22 (Fake_) 【ラピス】「後で、ちゃんとした調律の手順教えるわね。ハープは弦の張り方一つでぜんぜん音が違うから…え…?」不意に、聞こえる音色。まだ、昔に弾いていた自らの曲。どうして、ここで聞こえるのかという疑問がまず現れ、周囲を見渡す 13:23 (Fake_) 【ラピス】「後、自分でか弱い美少女って言うのはどうかと思うのだけど――どうして、この音が聴こえる、の…?」立ち上がり、耳を済ませ…音の聴こえる方を探す。 13:23 (tsuku-yom) 【レン】「う、やっぱしテキトーはよくないもんね……って、あれ?」あはー、と苦笑いを零し、そんな中で聞こえて着た微かな音に首を傾げて「…うわ、この曲も上手ー……ラピスと同じくらい?うぅん、いるところにはいるんだねー」 13:23 (ballock) 周囲に見える範囲の場所には誰も居なくて、この場所よりももう少し奥の方から聞こえてくる 13:25 (tsuku-yom) 【レン】「あ、あたしか弱いよ?プリーストになってか弱さますますアップしてこう、護りたくなる度もあがってるつもりなんだけど……ああ、ラピスはあたしが護ってあげるけど」うむ、と一人勝手に納得しながら。旋律の元を探し、視線を周囲にめぐらせて 13:26 (Fake_) 【ラピス】「こっちから、聴こえる――」音の元に向かい、荷物を持って歩き出す。疑問だけが沸き起こる、どうしてだろうと。 13:28 (tsuku-yom) 【レン】「あ、ラピス……どうしたんだろ?」首をかしげながら、突然歩き出したラピスを見送り。 13:29 (ballock) 音のほうに向かってしばし歩くと、そこには木によっかかるように座り、目を閉じハープを奏でる一人の少女(外見)、その音には淀みもなく辺りに静かに奏でられる音色 13:29 (ballock) 周りには当然その少女(外見)以外に人はない 13:31 (Fake_) 【ラピス】「…」少し離れた場所から、その演奏を聴いて…待つ。邪魔は、するべきでないと…音を扱うものとしての意識が、そうさせて。 13:35 (ballock) そしてしばらくして静かに終わる演奏…曲が終わって肩に止まってた鳥が二人の方を振り向き 13:36 (ballock) 【シフォン】「……?どうかしたの?ディア」と鳥の様子に首を傾げ 13:38 (ballock) 【シフォン】「……ん?」そしてラピスに気づいたのかラピスの方を向く 13:39 (Fake_) 【ラピス】「いい演奏だったわ、けど…少し訪ねてもいいかしら。」小さく拍手を送る。傍に歩み寄りながら…言葉をシフォンへ向けて。 13:40 (ballock) 【シフォン】「今の曲について、かな?」此処に人が来た事には少し驚くがまぁ、ありえないこともない。とすぐに考えハープを脇に置き 13:43 (Fake_) 【ラピス】「ええ。それが大半かしら――どうして、その曲を貴女が弾けるのか、とかも…隣、いい?」今まで、ベースで被ってきた仮面を被りなおす。言葉に感情が篭らぬよう、意識を向けて。 13:45 (ballock) 【シフォン】「特に断る理由もないし、問題ないよ」何を思ったのか少しだけ苦笑して、承諾する 13:48 (Fake_) 【ラピス】「それで、どうして貴女があの曲を弾いてたの? あれは…」傍にすわり。そこまで言って、口を噤ぎ…シフォンの反応を待つ。 13:50 (ballock) 【シフォン】「別に、深い理由はないよ。以前聞いて気に入った曲の一つだっただけ。貴女が弾いてたのを聞いて、ね」思い出すように目を瞑ってそう答える 13:53 (Fake_) 【ラピス】「…そう。気に入って貰えたのなら、弾き手としては喜ぶべきことなのでしょうね。その曲はもう、あまり弾いていないけれども」自らの傍らにおいてあるハープを見… 13:55 (ballock) 【シフォン】「弾いてない、というよりも、弾かない、って所かな?」 13:59 (Fake_) 【ラピス】「…どうして、そう思う?」ハープを手に取って…シフォンのほうを見返す。 14:01 (ballock) 【シフォン】「ベンチで時折奏でてる音色を聞いて、かな。以前聞いた感じとは違う。そう感じたから、ね」 14:04 (Fake_) 【ラピス】「以前聞いた…? どこで…いえ、ヴァンスターかしら。確かに、色々あって余りハープに触れることはなくなっていたものね」 14:05 (ballock) 【シフォン】「……触れる、とは違うよ。ラピエスなら分かると思うけど…奏でる音色には奏者の気持ちが少なからず含まれる。って事」 14:10 (Fake_) 【ラピス】「…そこまでわかっているなら、早いわ。私は昔みたいな想いで曲を弾けないのよ、今はね」目線を避けるかのように、顔を背ける。自嘲の笑みが微かに漏れて。 14:15 (ballock) 【シフォン】「なるほどね。ま、最近は少し克服できそうな気配はありそうだけど」ちらっと別な方向に視線を向けて 14:19 (Fake_) 【ラピス】「…一目でそこまで見れるもの? でも、間違っているとは言わないわね」 14:19 (Fake_) シフォンが視線を向けたほうに、自らも向けて 14:19 (tsuku-yom) 【レン】「あっはっはー!そう、このレンちゃんがいれば〜!」がささ!と音を立てながら現われる――ただし、二人の頭上、樹の枝に、逆さまにぶら下がって 14:20 (tsuku-yom) ぽろろん、と手にしたハープを掻き鳴らす。あくまで逆さまで。 14:21 (ballock) 【シフォン】「って、何時の間に上に居たんだか…」軽く頭を片手で抑え呆れた風に 14:22 (ballock) 【シフォン】「一目で、というよりも。支えてくれる人さえ居ればそういうものって事。というか、こう…さすがに今不安になったけど」冗談半分だけど(酷 14:23 (ballock) 逆さなレンをちらっと見て( 14:23 (tsuku-yom) 【レン】「え、二人がなんか眉間に皺寄せて深刻そうに話してた時?」こく、と首を傾げながら、何故か疑問風。そのままぷらーんぷらーんと前後に揺れつつ 14:24 (tsuku-yom) 【レン】「何か酷い事言われた気がするけど……まあ、この心の広いレンちゃんは気にしないから、うん」器用に腕を組んで頷き「――ところで、降りられないから手、貸して欲しいな?」 14:24 (Fake_) 【ラピス】「…レン、落ちないようにね。って、降りられないなら登るものじゃないでしょうに」はぁ、と軽くため息をついて。降りるために手を貸そうと 14:25 (ballock) 【シフォン】「ラピエス、中々苦労しそうだね」そんな様子に苦笑して 14:26 (tsuku-yom) 【レン】「わーい、ラピスありがとーっ」ラピスの手を掴み、それを支点にして、ラピスに抱きつくように着地して 14:28 (Fake_) 【ラピス】「まったく…苦労といっても、心地のいい苦労だけれど――登るのはいいけど、降りられないのはないわよ」レンの身体を受け止め、もう一度樹に身体を預けるように座る 14:30 (ballock) 【シフォン】「こう、子供っぽさはある意味セシルクラスっぽいけどね」はふっとちょいとため息をついて 14:30 (tsuku-yom) 【レン】「ん、だってこう、シリアスにお話してたから、邪魔するのも何だなーって。だから木の上にですね」何故其処で樹の上に登るのかは言及せず。そのまま、ラピスに寄りかかるようにして一緒に座り 14:31 (tsuku-yom) 【レン】「で、そっちはシフォン……しふぉん……うぅん、しふぉきちでいいよね?」くる、とシフォンの方を向いて。しげしげと見つめた後。満面の笑顔でそう言い放った 14:32 (ballock) 【シフォン】「それは却下したい」何ソレ、みたいにちょっとジト目でマンガ汗垂らし 14:35 (tsuku-yom) 【レン】「えー、折角クウェリィまで使ったのにー。シフォンの愛称何が良いですかーって」むぅ、とちょっと不満そうにしながら。手にしていた古代竜の牙を見せ「まあ、じゃあフツーにシフォンって呼ぶね。普通に」 14:36 (ballock) 【シフォン】「そこまでして考える必要ないでしょうが」ため息をついて 14:36 (Fake_) 【ラピス】「…ふぅ。まぁ、それはさすがにね」同じように苦笑して、レンのほうを向きながら 14:38 (ballock) 【シフォン】「正直、ちょっと意外な組み合わせといえば意外だよね二人」たしかにレンは人懐っこそうだけど、自暴自棄気味に過ごしていたラピスと此処まで解け込んでるのを考え 14:38 (tsuku-yom) 【レン】「ノンノン、だって、お友達になるなら、やっぱりこう、愛称で気軽に呼び合うのはお約束で――って、ラピスまでっ!?」ががん、と一人何やらショックを受けて。何故かラピスの胸でえぐえぐと泣き真似をしながら。 14:39 (tsuku-yom) ――ああ、やっぱりシフォンは良い人なんだな、と。そう、思い。 14:40 (Fake_) 【ラピス】「私も、自分で不思議に思うときはあるわ。けれど…レンのおかげで少しずつ、私もね」最後までは、言葉にしない。最後まで言わずとも、シフォンは気づいているのだろうと思うから。 14:43 (Fake_) この人相手に、壁を作る必要はない…と、自分の中で判断する。そう決めてしまえば、気が楽になった感じがして。 14:43 (ballock) 【シフォン】「いい傾向だね。支えてくれる人が居ると大分違うもんだね。さっきまでと全然表情も違うし」その様子に微笑ましく思い 14:44 (tsuku-yom) 【レン】「シフォンせんせーっ、むしろあたしが支えてもらってる気がしてなりませんっ!」しゅば、と元気良く手を挙げながら立ち上がり、あははー、と朗らかに笑いながら 14:45 (ballock) 【シフォン】「それは堂々と宣言する所なのかどうか…」微妙に呆れ気味に( 14:46 (ballock) でも、こういう子だからこそ。支えになれる事も感じ 14:47 (Fake_) 【ラピス】「でも、それでこそレンって感じがするわ」小さく笑って、レンを見て。 14:48 (tsuku-yom) 【レン】「いや、ほら。正直は美徳なんだよ、うん」握り拳を作りながら、力強く断言して。くるーりと一回りして、シフォンを見つめ「――それに、誰かを支えられるほど、あたしの手、キレイじゃないからねー」あははーと、笑う。深い深い、虚ろな闇を湛えた瞳を、僅かに垣間見せて。 14:49 (ballock) 【シフォン】「ふぅ、何か勘違いはしてる感じだね」肩をすくめ 14:51 (Fake_) 【ラピス】「…レン。綺麗か綺麗じゃないかは、関係ないわよ。多分ね――支えたいと思うか、思わないか。よ、きっと…」レンの髪にそっと触れ、軽く撫でた後。ハープを手に取る。 14:51 (tsuku-yom) 【レン】「むむ、勘違いですとー?」はた、と回転を止めて。眉間に指を当て、むむぅと唸りながら考え込み 14:52 (ballock) 【シフォン】「どう勘違いしてるかは、自分で考えてね。ボクが教える必要もなさそうだし」くすっと微笑んで 14:54 (tsuku-yom) 【レン】「ああ、世間の風が冷たい……でもレンちゃんはめげないっ」落ち込みかけて、すぐに立ち直り。ラピスに撫でられて、ふにゃんと気持ち良さそうな顔をして 14:56 (Fake_) 【ラピス】「少しだけ、弾いてみようかな…」ハープを構え、目をゆっくりと閉じる。以前は、あの記憶ばかりが浮かんできた。でも、今は少し違う――二人の聴衆に向けて、自分の曲を聞かせられたら、と願う。 14:58 (ballock) 少しだけ、お?って感じな表情になり、弾こうとするのだろうという事を考え目を瞑り静かに音色を感じようと 14:58 (tsuku-yom) 【レン】「――ラピス、頑張れ……あたしで良ければ、いっぱい元気もやる気も、あげるからね?」ぎゅ、とラピスに抱きつき。穏やかに微笑んで、その隣に腰を下ろして 15:01 (Fake_) 【ラピス】「…」すぅ、と息を吸う。心を落ち着かせ、音を確認するかのように微かに奏でた後…先ほどシフォンが弾いていたものと同じ音色を奏でていく 15:05 (ballock) その音色を静かに、以前に聞き、そして気に入ったその奏でられる音を感じるように 15:06 (Fake_) 今、この音を聞いてくれる2人に感謝の意を込め…想いを乗せて、奏でる。言葉でなく、音で。 15:08 (tsuku-yom) 瞳を閉じて。閉ざされた視界の中で、聞こえてくる音だけに全てを傾ける。込められた想いを少しでも、感じられるように。 15:10 (Fake_) 【ラピス】「…」息が乱れる。指が止まりそうになりながらも、奏で続ける――自分の傷を、越えるために 15:13 (Fake_) そのまま、最後の音を奏で終える。静寂が周囲に戻り… 15:14 (ballock) 静寂が戻った所で、瞳を静かに開ける 15:15 (tsuku-yom) 【レン】「――とっても、素敵だったよー、ラピス……うん、もっとラピスが好きになりそうなくらい」伏していた瞼を開き。屈託のない笑顔で、素直な、思ったままの気持ちを言葉にする 15:17 (ballock) 【シフォン】「うん、良い音だったよ。今までの中でも特に、ね」微笑みを浮かべて 15:17 (Fake_) 【ラピス】「……はぁ、ありがとう…」顔に汗を微かに浮かべ、息を荒くつく。二人の笑みを受け、笑顔を軽く返して 15:19 (tsuku-yom) 【レン】「はぁー、あたしも早く上手になりたいなー、うん。そうしたら3人で一緒に美少女トリオが結成できるとゆーのにさー」はふん、と溜息を付きながら。ラピスの汗を拭おうと、ハンカチ片手に手を伸ばして 15:21 (ballock) 【シフォン】「んー、できればボクはあまり目立ちたくないんだけど。というか美少女トリオって何」最後に思わずツッコミ 15:22 (tsuku-yom) 【レン】「えー、でもシフォン可愛いから、普通に目立つと思うんだけどなー?」何を今更、みたいな顔をしてシフォンをまじまじと見た 15:22 (Fake_) 【ラピス】「私も、あまり目立ちたくはないわね――これくらいで、いい。ありがとう、レン」肌に触れる布の感覚。少しは、自分の傷を超えられたかな、と思う。 15:24 (ballock) 【シフォン】「別にボクは可愛くもないでしょ…ついでにあっさり上手になられるとボクもちょっと立場無い気が、これでも20年は弾き続けてるし」はふっとため息をついて 15:24 (tsuku-yom) 【レン】「むむぅ……でもまあ、なら3人だけのナイショのヒミツ?みたいで、それはそれで」うんうん、と頷きながら。汗を拭き終わったハンカチをポケットに仕舞い、ハープを手にとって。 15:25 (tsuku-yom) 【レン】「じゃあ、二番レンちゃん!弾きながら歌いまーす!」びし、と元気よく手を挙げ。弦に指を掛け――すぅ、と静かに、息を整える 15:26 (ballock) 一瞬そのテンションを見て不安になったのは内緒な話し(酷 15:28 (Fake_) 【ラピス】「私も、10年はこれをやってるもの。仕事としてもやってたから…超えられたら立場ないわね」シフォンの言葉に頷き、笑う。 15:29 (ballock) 弾く体勢になったのを見、静かに目を閉じ聴こうと 15:31 (tsuku-yom) ――あなたの細い指先が そっと 心のありかをさぐる つたわる たしかな 生命の震え やがて世界は ゆるやかに流れ出す 15:31 (tsuku-yom)   それは だけど なくした夢 忘れさるには 美しすぎる とらわれた天使のとおい歌 15:31 (tsuku-yom)   忘れたものの痛みは癒されるの あらゆる孤独と悲しみの理由を ひとは いつ知るの 15:31 (tsuku-yom)   砕け散った 宇宙のかけらが やさしく地に ふりそそぐ・・・・・・ 15:31 (tsuku-yom)   せめて あなたとわたしとを つなぐ かがやく 無数の銀の糸 15:31 (tsuku-yom)   奇跡ではなく 魔法でもない 15:32 (tsuku-yom) 未だ指先は拙く、紡がれる旋律は時折綻びる 15:33 (tsuku-yom) それでも、歌われる歌は静かに、静寂を満たし慰める様に。 15:33 (tsuku-yom) たった二人の聴衆の為に、それは緩やかに紡がれていく。 15:35 (tsuku-yom) ――そして、奏でる曲は結ばれ、歌声の残響は、空へと溶け消えて。静かに、一礼を。 15:36 (Fake_) 【ラピス】「…」小さな拍手。いつか、自分も元のように唄えるのかなと思う。けど、それも遠くない時のような、気がして。 15:37 (ballock) 【シフォン】「……ラピエスが目をつけたのもわかる。かな」静かに目を開き小さく拍手をし、微笑む 15:37 (tsuku-yom) 【レン】「うぅ、ちょっと緊張した、レンちゃん頑張った…!!」はふー、と大きく息を付いて。 15:39 (ballock) 【シフォン】「技術はまだおいといても、良い弾き手になれると思う」 15:39 (ballock) 素直に感じたことを 15:41 (tsuku-yom) 【レン】「んー、そう言ってもらえるととっても嬉しいけど。まだまだ頑張らないとねー、先生は一流なんだし、弟子のあたしも頑張らないと」ぐ、と小さく握り拳「でも、ありがとシフォン。ちょっぴり胸にジーンと来たぞっ」 15:43 (Fake_) 【ラピス】「ええ、まだ先だけど…技術はこれから覚えればいいんだものね」レンに笑顔を向けて 15:44 (ballock) 【シフォン】「その想いがある限りは大丈夫だね」 15:46 (ballock) 【シフォン】「二人なら、きっと大丈夫かな。この先も、ね」 15:47 (tsuku-yom) 【レン】「くうう、人情が身に染みるねっ。二人が美人で可愛くて優しい人で良かった良かったっ」ラピスに、シフォンにぎゅむ、と抱きついて、からからと楽しそうに笑って 15:48 (tsuku-yom) 【レン】「ああ、そうだシフォン。ついでだから、シフォンにも曲とか教わってもいーい?」 15:48 (ballock) 【シフォン】「っ!?」急に抱きつかれて驚き、若干身を強張らせ 15:48 (Fake_) 【ラピス】「シフォン、そんなことばっかり言ってると…お年寄り扱いされてもしらないわよ」そういいつつ、シフォンに手を伸ばす。握手を求めて 15:49 (ballock) 【シフォン】「ダメ」(は>レン 15:49 (tsuku-yom) 【レン】「そ、即答ッ!?」 15:50 (ballock) 【シフォン】「んー、まぁボクは老化で死ぬって事はないみたいだし、年寄り扱いされても特に問題はないから」ラピスの握手に握手で返し 15:51 (tsuku-yom) 【レン】「いや、それなんか違うよーな……」シフォンの言葉に思わずツッコミを入れながら 15:51 (Fake_) 【ラピス】「…なら、この手は同じ音を持つ友達として。っていうのじゃだめかしら?」くす、と2人の言葉に笑って 15:53 (ballock) 【シフォン】「友達、か。何というかこそばゆい感じがするね」くすっと微笑んで 15:54 (tsuku-yom) 【レン】「あ、あたしは?あたしも友達だよね?」なんとなく忘れさられそうな予感に、二人の手に自分の手を重ねて 15:58 (ballock) 【シフォン】「そんな不安ならなくても…」レンの様子にちょっと呆れて( 15:59 (Fake_) 【ラピス】「…もちろん、レンもでしょ」その手に力を軽く込める。 16:01 (tsuku-yom) 【レン】「うぅ、そんな「何焦ってるのコイツ」みたいな眼で見ないで…!!」シフォンの視線にたじろぎながら。でも重ねた手にちょっとだけ力を込めて「まあ、3人でお友達でヨロシク、って事で!」 16:03 (ballock) 【シフォン】「まったく、元気だね」肩をすくめて 16:05 (tsuku-yom) 【レン】「いつでも元気なのが、レンちゃんの取り得!」自信満々に、ぐ、と胸を張って。 16:06 (ballock) 【シフォン】「それを仮面にはしないように、ね。最低でもラピエスの前では」そんな答えを聞いて 16:08 (tsuku-yom) 【レン】「―――」シフォンのその言葉に、静かに、視線をシフォンに向けて……「――ラピスー、シフォンが何か難しい事言っていじめるよー」頭にいくつも疑問符が浮かんでいそうな顔して、ラピスに泣きついた( 16:09 (ballock) そんなレンにはため息を( 16:11 (Fake_) 【ラピス】「レン…」わずかながら、心配そうな視線を向けるも…泣きつく彼女を抱きしめて、軽く頭を撫でる 16:13 (ballock) 今、一番力になれるのはラピスなのであろう。そう感じて、ラピスに視線を合わせ。お互い支え合えるように、ね。と。そんな視線を向け 16:15 (Fake_) そのシフォンの視線に小さく頷き返す。 16:16 (ballock) 【シフォン】「さて、と。そろそろ戻ろっか。時間も時間だしね」と空を見上げ 16:17 (ballock) 【シフォン】「あ、そうだ。ボクがハープの演奏とかしてたっていうのは皆には内緒の方向でお願いね」 16:18 (tsuku-yom) 【レン】「あれ、もうそんな時間になってた?」慌てて空を見て、おおう、と驚愕し「ん、いいよー。あたしもこう、練習してるのはナイショのひみつの方向でね?」 16:19 (Fake_) 【ラピス】「ええ、わかったわ。お互い、この件に関しては内緒ね」 16:21 (tsuku-yom)   16:23 (tsuku-yom) 夕暮れの陽射しが、大地を朱に照らす中。出会った3人は、それぞれに笑いあう。 16:24 (tsuku-yom) それぞれがそれぞれに、何かを抱え。そして、こうして出会った事は。偶然か、それとも必然か。 16:24 (tsuku-yom) それは、運命の糸を紡ぎ繰る女神にさえ、与り知らぬ事。 16:25 (tsuku-yom) それでも、ただ一つ言える事があるならば、それは 16:26 (tsuku-yom) ――旋律に導かれ、ここに結ばれた友誼は。きっと、固くあり続けるだろうという事。 16:27 (tsuku-yom) ……やがて、今日という日は終わり、新しい明日が来る。 16:29 (tsuku-yom) それから先、起こるであろう事はまた、別のお話―― 16:29 (tsuku-yom)   16:29 (tsuku-yom)   16:29 (tsuku-yom)