14:45【フェリィ】2つ目の試練も終わり、ノー子の遺跡の一件も終わった。いい加減に身体の疲労も溜まっているけど休んでいる暇は無い…と自分に言い聞かせ、生活のための仕事をこなす。 14:47【フェリィ】今の時間はもうすぐ夕方。仕事を伝えるためにシフォンの部屋の前を訪れ…コンコン、とその扉を軽くノックする。 14:48【シフォン】「……ん?誰?」コンコンという音に振り向き扉の向こうに声をかけ 14:48【フェリィ】「シフォン、居る? 明日の仕事のことで……」と、声を出す。これが終わったら流石に休もうと思う――立ち眩みがするのは流石に拙いな、と考えて。 14:49【シフォン】「フェリアード?」声に応えてから扉を開けて 14:50【シフォン】「ん、中に入っていいよ」そのまま中に招きいれようと 14:51【フェリィ】「あ、ううん。平気――明日からの仕事に関して伝えに来ただけ、だから…」シフォンの目にも、誰の目から見ても明らかに疲労の残った表情。手元から、一枚の紙をシフォンに手渡そうとして… 14:53【シフォン】「そか…(紙を受け取って)…本当に大丈夫なの?」その疲労困憊な状態を見て思わず聞いてしまう 14:54【フェリィ】「…大丈夫。休めば何とかなると思う――」シフォンが受け取ったのを確認し、一つ…安堵の息をつく「…大丈夫、だから――」それでも、いつか限界になる身体。シフォンの部屋に倒れこむような形で、身体が崩れ…。地面に、沈む。 14:55【シフォン】「っ!?フェリアード!?」思わずその身体を支える 14:56【シフォン】「(やっぱり相当無理してる…か)よい…しょ…と」何とか自分の部屋のベッドまで運んで寝かせる 14:59【シフォン】「(リーシュヴァルに伝えるべきか…いや、今は不安を増やすわけにもいかないかな)」寝かせてから自室の扉を閉めて再度ベッドの脇の椅子に座り 14:59【フェリィ】「…あ――え…?」数分の間、飛んでいた意識。身体を起こそうとして上手く行かず…、周囲を見回す。自分の部屋じゃない、と思って横を向くと…そこに居たのはシフォンで。 15:00【シフォン】「気がついたみたいだね」ふぅっとちょっと溜息をついてから声をかける 15:01【フェリィ】「私、あれ…? シフォンに…紙を私に来て、それで…」 15:02【シフォン】「それでボクの目の前で倒れたんだよ」リンゴ剥きながら 15:02【シフォン】「精神的ストレスと単純な過労、ってところ」 15:04【フェリィ】「…倒れた――んだ。ありがとう、シフォン…姉様に見られたら心配かけちゃうとこだった、し――運ぶの、大変じゃなかった?」はぁ、と息を吐く。運んでくれたことにも感謝しつつ…身体を起こして。 15:05【シフォン】「このくらいの距離なら何とか、ね。もう少し横になってた方がいいよ。一応リーシュヴァルには誤魔化しておくから」 15:07【シフォン】剥き終わったリンゴの乗っかったお皿をフェリィの傍に置いて 15:08【フェリィ】「…うん。ありがとう――そして、ごめん。無理するな、ってシフォンに言われてたのに」お皿からリンゴを1つとって、口へ運び。 15:09【シフォン】「まぁ、謝らなくてもいいんだけど…やっぱり不安かな?」何が。とは言わず 15:12【フェリィ】「……姉様のこと、だよね…。うん、凄く不安――大丈夫って言い聞かせてはいるけど。凄く不安になるときがある」少しだけ表情を暗くして。ため息をつく。自分がこんな状態では周りに迷惑をかけるだけ、だと思っていても。 15:15【シフォン】「リーシュヴァルにも言えない…むしろリーシュヴァルにだからこそ言えない不安って所?」多少の悩み不安ならおそらく相談して解決するだろうと思い 15:18【フェリィ】「試練のことが……とにかく、一番かな――終わったとしても、姉様の命がその後もう残り少なくなった後とかだったら…どうしよう、とか。私が姉様に出来ることが…無いのが…嫌で」ぽつ、ぽつと言葉をつむぐ。 15:20【シフォン】「………何もできてない…か」ぽつりと漏れた声に反応して 15:21【シフォン】「本当に、何もできてないと思ってるの?」 15:23【フェリィ】「…わからない。姉様の不安を取り除きたいって思う――けど、それが、実際に出来てるのかどうか……姉様の助けになれてるのかって」目を伏せ…両手を握って、呟く 15:25【シフォン】「そう考えると、どうしても不安になっちゃう…と…」一拍置いて「もし、フェリアードが試練を受ける立場なら…リーシュヴァルにして欲しい事は、何?」 15:26【シフォン】例え話で問いを出す 15:27【フェリィ】「え…?」一瞬、言われたことの意図が分からず…声を上げるも――考え込む表情になって「…して欲しいこと、とはずれるかもしれないけど…一緒に試練をしてくれるなら、一緒に頑張りたいし…姉様には、元気で居て欲しいって思う…」 15:30【シフォン】「つまり、求める事は『一緒に頑張りたい、元気で居て欲しい』…リーシュヴァルも同じ事を考えてると思うよ」恐らく、大切に想う者同士、考えることは同じだろう。そう思う 15:30【シフォン】「それが、最もリーシュヴァルの力になる…そう、ボクは思う」 15:31【フェリィ】「……姉様も、同じことを…。うん――」シフォンの言葉に、小さく頷いて。 15:33【シフォン】「不安になるのはしょうがないし、責められる事でもない…だから、ゆっくりでも自分の成すべき事、自分にしか成せない事をやってくのが一番」 15:34【シフォン】「まだ、若いんだから…ね」 15:37【フェリィ】「私の成すべき事…私にしか出来ないこと――うん、頑張って、みる――」目を閉じて、息を吐き… 15:38【フェリィ】「シフォンだって、そこまで変わらないって聞いたけど…外見なんて、私より下に見えるんだし」気が安らいだのか、小さく笑顔を見せて 15:39【シフォン】「うぐ…」下とか言われると何かぐさりと来たのか漫画汗をたらし 15:40【シフォン】「(咳払いして)…それで試練の事でボクがふと思った事なんだけど」気を取り直して 15:41【フェリィ】「…うん、試練のことで…?」 15:42【シフォン】「リーシュヴァルの命の期限…本当に今迫ってるかどうか疑問に思っててね。あの騎士の所に確認に行こうかと思ってたんだ」 15:44【フェリィ】「…あ、うん――。今も姉様の命が削られてるのかどうか…確認にって、事?」 15:45【シフォン】「うん。試練の日程は何時でもすぐに可能じゃない…その準備の間に期限が切れたら試練の意味がなくなるから、ね」 15:46【フェリィ】「意図して長く伸ばして、姉様に器となる決断を迫るんじゃないかって思ったりもしたけど…勘繰り過ぎ、かな…」ほぅ、と息を吐く。 15:47【シフォン】「まぁ、ボクの考えもフェリアードの考えも結局は推論でしかないから、だからこそ…ね」 15:48【フェリィ】「そうだね…確認しに行けるなら、色々確認したいことはある、から…」 15:48【シフォン】「かと言って…一人で行動するわけには行かないから…行動に移せなくて悩んでたんだけど……フェリアード、確認する覚悟、ある?」おそらくこのままでは不安に押し潰されてしまうかもしれない。ならはっきりできる部分ははっきりさせたほうがいい 15:49【シフォン】そういう意図からの提案を出す 15:51【フェリィ】「…うん、行く。行った結果――が、どうなるかは分からないけど…」もし、削っているといわれてしまった場合。自分で感情を抑えられるか分からない…でも、シフォンが居るなら止まれるだろう、と思って。 15:53【シフォン】「なら、近いうちに…かな。ただ、皆にはこの事伝えるのは控えておこっか…今皆成功させる事だけを考えてて欲しいから、ね」 15:55【フェリィ】「分かった…。そう、だね――」成功させることだけを、考える。失敗なんて、絶対に出来ないことだと――元々ずっと思ってるから。 15:58【シフォン】「あまり一人で背負わないで、ね…ボクで良ければいくらでも相談乗るし。力になれることならなるから」 16:01【フェリィ】「ありがとう、シフォン……。うん――」目を閉じて、感謝の言葉を返す。 16:02【シフォン】「今は、とりあえず少し寝ておくといいよ…これからの事はその後、ね」子供を寝かしつけるようにフェリィの頭を撫でて横にし 16:05【フェリィ】「……ん、分かってる――また倒れたら、それこそみんなに心配かけちゃうし…」大人しくベッドに横になり…目を閉じて 16:05【シフォン】「そういうこと…それじゃ、おやすみ」と微笑を向ける 16:06【フェリィ】「お休み、なさい――」普段の笑顔を微かに覗かせ、そのまま眠りへ落ちて行く。すぐに寝入ってしまい、小さな寝息を立てて。 16:10【シフォン】「(ギルドマスターとは言っても…まだ子供だね…さて…本当に大変なのはこれから…)」 16:11【シフォン】自分に出来ること、それを考え、そしてこれからの事を考え静かにフェリィの寝顔を優しく見つめ時間が過ぎていく…願わくば最良の道が拓けるように祈りながら