……自分でもとても大胆な事を言ってしまった様な気がするあの後、落ち着かなかったが……ジークと分かれてからは余計にで……自分がこんなにも余裕の無い存在だったかと思い知った気がするその余裕の無さはどうやら顔にも出てたらしく…振り返る人間も居れば手に持つそれに目をやる者も居る… 落ち着かずにそれを握り締め…… 小走りになりそうな余裕の無さを何時も通りの歩調にしようとする… そんな軽い醜態を曝け出し、何時もなら簡単に届く部屋の扉の前に立つ 【ルフト】「……ジーク?」とドアをノックして…   あのときの言葉は、とても嬉しいもので…自分が幾度となく望んだものだった。部屋に戻り、時間を見て…身体を整え、綺麗にした。この後、自分とルフトが何をするかを、微かに思いつつ。心臓が高鳴ったまま、戻らない。普段ならこんなことないはずなのに―― 既に時間は夜、もうすぐ…部屋にルフトが来るのだろうか。どんな表情をして迎えればいいんだろうか…と、考えていたところ―― 聞こえたのは、扉の立てる音。 【ジーク】「ルフト、様…?」立ち上がり、扉の傍まで歩く。 【ルフト】「ええ、お邪魔してよろしいですか?」居る事に安堵した声で中に呼びかける…火照る頬に心臓の音が聞こえそうだなと…僅かばかりに苦笑して 【ジーク】「はい…扉のカギは、今あけます――」かちゃ、と扉のカギを開け。扉をあける――主の顔が、傍にあって。安堵の表情を見せて 【ルフト】「約束通り参りました…。あと…時間的にも如何かとは思ったのですが…今までの贈り物は少々実用的だと思いましたので…」とその安堵の表情に同じような顔で反し 【ルフト】「……受取ってもらえますか?」唯一輪だけの花束を差し出して 【ジーク】「あ……」その花束を受け取り、笑顔で返す。「ありがとうございます、ルフト様――大切に致します」大事そうに、胸の前でそれを抱え…「どうぞ、ルフト様。お部屋に――」と、部屋へ招き入れる 【ルフト】「では失礼します…」何処か緊張した声は固く…落ち着くように言い聞かせながらジークの部屋に入る 【ジーク】「……ルフト様、やはり…緊張なされていますか?」と、尋ね…小さく笑いながら、言葉を続ける「私も、凄い緊張していますから…大丈夫、です」そっと、彼の手を取る。 【ルフト】「ええと…落ち着きませんねやっぱり」苦笑しながらそう言おうとした矢先にジークに機先を制されて「やはり緊張しているように見えますか……」 【ルフト】「……いえですが、やはり男としてそれは…頼りなく見えませんか?」ジークの顔を覗き込むように…触れた手がとても暖かくて 【ジーク】「……いいえ、私は気にしません。ルフト様は、ルフト様です――私にとって、ルフト様は…立派な方だと思っていますもの」目を閉じて、頬に小さく口付ける。やはり恥ずかしいのか…唇を離した後、頬を染めて 【ルフト】「感謝をジーク……自分が立派だとは思いませんが……ジークが立派だといってくれる自分は……少し好きに為れそうです」その染めた頬をにそっと手をあてる… 【ルフト】「ですが、ジーク。今の口付けは卑怯です…これから先君には絶対勝てる気がしません」そう穏やかそうに笑って 【ジーク】「…ルフト様――はい…」頬に手を当てられると、心臓がとくんと高鳴る。そのまま、ルフトにしなだれかかるように…身体の力を抜いて、より掛かる「ルフト様…そんなことはありません。そのような物言いこそ、卑怯です」目を閉じて…主に言葉を返して 【ルフト】「…そうですか?ですがジーク…君が好きだと言ってくれたから今の僕等が有るんですよ…そう思えば負けるのは当然です…それにこの敗北は心地いい」しなだれかかられた体を抱きよせジークの髪に軽く口付けて 【ルフト】「僕もジークを愛して居るからこその…ですから」ぎゅっと抱き締め 【ジーク】「ぁっ……」抱き寄せられ、髪に口付けられ…身体に残っている力が、抜けていく感覚を覚え…少しだけ熱くなった息を吐く。「ルフト様…嬉しいです。そう言って貰えるのは…」 【ルフト】「なら何度でも…愛してますよ、ジーク」頬は上気して…その暖かさを分かち合うように口付け 【ジーク】「…愛しています、ルフト様――私も、愛しています」背中に手を回し、ルフトの身体をぎゅっと抱きしめ。 【ルフト】「…ジーク」名前を呼び何度も自分より小さな背をただ抱き締め返し…それだけでも心地よく 【ジーク】「……」背中に回していた手を首の裏にずらし、身体を密着させる。暖かな、感覚が…とても、とても心地よくて 【ルフト】「……んっ」密着する肌の温度に自然唇は唇を求めて 【ジーク】「んっ…ん、ふ――」重なる唇から伝わる熱が…理性を少しずつ、蕩けさせていく。 【ルフト】「…んっ…っ…」蕩けていくのは此方も同じ…重ねるたびに理性は揺れ…より激しくと舌で唇を割り…滑り込み…絡めては混ぜ 【ジーク】「んっ…ぁ、んぅっ…」少しずつ激しくなっていく、口付けに…少しずつ、翻弄されていく。 【ルフト】「っ……すみません、少し…苦しかったでしょう?」何度も何度もソレ繰り返し口付けに没頭して…意気が軽く上がるかのような呼吸で 【ジーク】「…はぁ、はぁ…いいえ、ルフト様――」上気した頬、熱くなる身体…好きな人と思いを重ねることは、こんなにも心地いいのだと――改めて実感する。 【ルフト】「そうですか…」ジークを改めて見る……ずっと傍に居た彼女を…そしてこんなにも心を惑わせる彼女を 【ジーク】「…ルフト様…?」見つめられ、こちらも視線を合わせる。確かに侍女服のままではあるが…今は、ヘッドドレスをはずし…手袋も付けていない。 【ルフト】「……ええと…今のままでも充分満足ですが……」愛している、傷付けたくも無い…だからこそこのままでも良いかと一瞬迷う… 【ルフト】「……いや、嘘ですね…」そう自分に言い聞かせながら 【ジーク】「……?」自分より少し背の高い主。その姿を見つめたまま、微かに首をかしげる 【ルフト】「ジーク……僕は…」引き寄せ抱き締めて 【ジーク】「っ…」もう一度、抱きしめられ。頬が赤く染まる――次の言葉を、じっと、待ち… 【ルフト】「…君を抱きます…良い…ですね?」 【ジーク】「はい…ルフト様、いつでも――」目を閉じて、そのまま身体を預ける 【ルフト】ジーク…ではベッドに…」口付けてその身体を抱き上げる、放った言葉、預けられた身体そのどれもが心臓を脈動させるには充分で… 【ジーク】「あっ…はい、ルフト様――」ベッドへと運ばれる自らの身体。言葉、行動…どれもが、自分の神経を高ぶらせていくような…そんな錯覚を覚える。 【ルフト】「…………」優しくジークをベッドに寝そべらせるようにおろす……息が苦しいぐらい緊張し…掛ける言葉など咄嗟に浮ばず 【ジーク】「あっ……」とさり、とベッドに横たわる自らの身体。ルフトも緊張しているのだと…思う。「ルフト様――私、まだ…初めてで…どうしたらいいのか。でも…よろしくお願い、しますね」とく、とくと高鳴る心臓を押さえ…声をかけ 【ルフト】「そう…ですか…いえ、此方こそジークに……いえ、何でも有りません……」よく分からない事を言いそうに為った自分を止めて…その声を自分だけの物にするように口付けながら…ゆっくりと「触ります…よ」と胸に手をあて 【ジーク】「……え、ん――」再度の口付けに、微かに頬を染め…「ぁっ、ん…ルフト様…」胸に当たった手。まだ、それだけのことなのに…じわ、と身体の奥から熱が溢れてくる。 【ルフト】「…ジーク……様は今から禁止です…」当てた手を軽く撫でるように動かして…口付けを頬や額や髪へと何度も繰り返す「……ルフトです」 【ジーク】「んっ、ぁっ…は、ぃっ…」撫でられるように手が動く。ぞく、ぞくと微かに身体に走っていく快感に微かに甘い声を漏らす。「ルフト……あぅ、ん…」口付けのたびに、身体も微かに震わせ… 【ルフト】「……何でしょう、ジーク…」僅かに洩れる甘い声…ソレがジークので有れば雄の本能を刺激するには充分で…もっと聞きたいと言う欲求を満たす為に何度も何度も繰り返えし 【ジーク】「あ、ぅんっ…ダメ、です――ルフト。んっ、ぁっ…」繰り返されていくたび、漏れていく甘い声。徐々に、服の上から撫でられていくだけでは、物足りなくなっていく。 【ルフト】「駄目と言われても……止めれません、そんな声を出されては」口付けは喉へと降りその甘い声が耳傍で鳴り響き…胸を愛撫してない手はジークの腹を摩るように撫でて… 【ジーク】「ぁ、ルフト…はぁ、服の上からだけでなく……」じれったいような、微弱な快感。もっと、ルフトにして欲しいと思う。その思いが、つい口から… 【ルフト】「……ああ…すみません…女性にそんな事を言わせるとは…失格ですね…ですが…はい…」ジークの言葉に…軽く後悔を交え頷き…ジークの装いを緩めて手を中に進入させて行く… 【ジーク】「っ、ぁ…ルフト、あぁっ…」露にされた胸元、まだ成長しきっていないのか、手のひらにそこはすっぽりと収まる。白の下着で包まれたそこに触れられるたびに、甘い声が高く、上がる 【ルフト】「…ジークのその声は…とても刺激が…でも、もっと聞きいていたい…」触れる度に自分も熱くなり…その声を聞き逃すまいと耳をそばだてて…何時しか下着の上からではなく・・・その下着をずらす様にして直に手を触れる 【ジーク】「……あ、ぅんっ…ルフト、あぁ――」直に触れられると、びくりと身体が跳ねる。吐息に熱いものが混じり、潤んだ瞳はルフトを見上げ…「そこ、触られると…ダメ、なのです…身体が、熱く――」 【ルフト】「そう…ですか……でもジーク…」その双胸を掌で包み込みながら下から持ち上げるように動かして「熱くなって下さい…」順に下がってきた唇で下着に包まれてない部分に口付け 【ジーク】「あっ、んっ…ルフト、ぁぁっ…」少しずつ、包み込まれた手に感じるの突起。下着の中央部分を押し上げるものが、うっすらとルフトの手にも感じられて。「は、ぃ…っぁ――」違う部分への口付けに、びくりと腰を浮かせる 【ルフト】「……ジーク…」無論それがどういう意味か判らないほど子供でもなく…掌で感じた突起の周りを揉み解し「…見て良いですか?」心に擡げた欲求を口にする 【ジーク】「ぁ、は。い……」微かに情欲の混じり始めた瞳。ルフトからかけられた言葉に頷き返し…「あまり、大きくはありませんが…アイリーン様や、他の方みたく…」 【ルフト】「………」それには無言で首を振りあやす様に口付けると「いいえ…ジークのだから良いんです、他の誰かでは代わりになれません」下着を…ゆっくりと外して行く 【ジーク】「あ、はい……」恥ずかしそうに、顔を俯かせる。下着をはずされ、白い双丘が露になり――「あの、あまり…じろじろ見られると、恥ずかしいです――」身体を少しだけ起こし、手でその胸元を隠す。既にその肌はうっすらと桜色に染まり…その胸の中央部分の突起も硬く尖っていたのは、分かっている 【ルフト】「ええ…ですが…そんなに綺麗なのに」その行為に胸は疼き…もっと見たいと直に思い…「見なければ良いですね?」その手ごと包み込むようにして 【ジーク】「そ、それは…あっ――」手が近づいてくる。その手を阻むことなどできるわけはなく…むしろ、自分から手を除ける。ルフトに、もっと触れて欲しいと思って… 【ルフト】「……しかし。さっきから悪い男になったみたいです」そう微笑みながらジークの胸を再度揉みしだく…下から上に持ち上げるような動きは先端を強調して「んっ…ちゅ…」何時しか赤子の様に口に含みその先端を刺激する 【ジーク】「あ、ぁぅっ…ルフト、様――あ、あ、ぁっ…」口に含まれ、刺激を繰り返されるたびに震える身体。声に余裕が少しずつ、なくなり…甘い声に取って代わる。 【ルフト】「……んっ…はむ…ジーク…」交互に先端を舌で突付き吸い付き甘噛みし出来る限りの刺激を与える…甘い声が脳を麻薬の様に染めて…既に自分も熱くなり…固くなったそれをジークの太腿に押し当てながら、何度も飽きぬ行為を繰り返す 【ジーク】「あ、あぁぅっ…! ルフト、あぁっ…」何度か繰り返すたびに、高まった声を上げていく。髪を微かに振り乱し…ルフトからの愛撫に、悶える。「は、ぁ…ルフト、の…大きく、なってる…?」僅かに呆けた瞳で、太股に触れているものに…服の上から指を這わせる 【ルフト】「くっあっ…ジっジーク?」突然触れられ上ずった声を出し「えっええ…それは当然です……ジークのあんな声を聞いて…どうにか為らない方がおかしいですよ」お返しとばかりにぎゅっと絞り上げるようにし 【ジーク】「…ルフト…ええ、と。喜んでいいのか、微妙なところです…ぅぁぅっ!?」ぎゅ、っと絞られるように胸元を責められると、びくんと身体を跳ねさせる。「ぁ、ふぁぁっ…や、ぁっ…」今まで感じたことのない快感に、くたりとルフトへ身体を預け 【ルフト】「そうですか…では今度はジークが喜ぶような台詞を…用意しておきます…」律儀に反すと「大丈夫ですか?ジーク」その反応に心配したような…それでいて雄の達成感を満足させたような声色で尋ねて 【ジーク】「は、ぁ……身体が、とても――あつ、くて…私、やはりルフトにされると…だめになって――」軽く達してしまったのか、身体を預けながら…言葉をつむぐ 【ルフト】「なら僕の前だけでのジークの秘密と言うことで…」そのつむぐ唇に内緒とそっと指をあて。預けられた身体を抱き締め返す…心音は尚も高く… 【ジーク】「あ…は、い――ルフト、どうせならば…このまま、最後まで――」抱きしめられた腕を解いて、逆にルフトの方へ向き直る。「私の、初めてを……」俯きながら、手を握り…恥ずかしそうに。 【ルフト】「やはり先を越されてばかりですね」ジークを安心させるように笑い「………ええ…ではジーク…服を…」それこそ此方も口に出すのも恥しそうにして「…それとも僕が?」 【ジーク】「そんなこと、ないです。私は…証が、欲しいのですから…え、あ…ルフト様の、お好きなように――」恥ずかしそうに笑い返し、服のことは…主に任せようと 【ルフト】「では…そうですね、ジーク自分で脱いでもらえますか……脱がせて見たい気もしますが…女性の服には詳しくありませんから」本当に数ヶ月前であればこんなことを言う自分など想像もつかず「…それに僕も脱ぐ必要が…」 【ジーク】「…畏まりました、少しだけ…お待ちください」そう返し、軽く礼をする。はだけた服に手をかけ、てきぱきと…侍女服を脱ぎ――残されたのは、下半身を護る一枚の薄衣。ルフトへ視線を戻し…「これで、よろしいですか…?」 【ルフト】「ああ、うん…」その様子をじっと魅入る如く見つめて「綺麗ですよ…とても」賞賛と感嘆の色が混じり 【ジーク】「家族以外では…ルフト様だけです。このような……姿を、晒すのは」恥ずかしそうに俯き、そっとルフトのほうへと寄る。「では…お願いします。ルフト様――」 【ルフト】「ん……承知しましたジーク」一度抱き締めて口付けを交わすと…今度こそ完全に押し倒した形になり「はむっ・・・んっ・・・」唇から胸を胸から腹を唾液の道を作るように口付けてゆく 【ルフト】「ええと…構いませんね?」その間に開いた手の在処を求めててジークに問う 【ジーク】「あ、ぁ……ルフト、はい……」口付けられ、押し倒され……舌が身体を這い回る感覚に悶える。問われれば、はい…と答えるだけ。もう、ある時にすべてを捧げると決めていたから 【ルフト】「それでは…」と一息のみ、最後に残った一枚の中にゆるりと手を入れて撫で回すように動きながら徐々に下へ下へと手を這わせ 【ジーク】「あ、そこは…んぅっ…! あ、ぅんっ…」そこは既に湿り気を帯び、ルフトの指に愛液を絡みつかせていく。撫で回され、刺激されていくたびに…少しずつ、その液体の量が増えていく 【ルフト】「……んっ…此処ですか?」割れ目を見つけた指腹をその秘裂になぞる様に這わせてゆき絡んだ愛液で傷を付けない様に丹念に揉み解して行き 【ジーク】「あ、あぁぁっ…! ん、ふぁっ…ルフト、様――」触れやすいように足を軽く開いているものの…その開いた足が、痙攣と共に閉じかけてしまう。既に受け入れる準備が整っているであろうそこは…ルフトの指を締め付けて「こんなに、私…濡れてしまって――ルフト様の、せいです…」少しだけ、からかうような口調になって 【ルフト】「それは…いけませんね…どう責任を取れば良いですか?」締め付けられる指で軽く中を突付いて 【ジーク】「あ、んっ…ルフト様、意地悪です――あぁんっ!」声が、抑えきれない…中を突付かれるたび、言いようもない快感が身体中を駆け抜けて行ってしまう。「ルフト…責任、です、か…?」もう、ぎりぎりまで高められた身体は…ルフトを、求めていて。 【ルフト】「ええ・・・責任です…必要ですか?」中を軽く押し広げるように指を少し奥に入り込ませ…「でも僕も」 【ルフト】「そろそろ我慢の限界では有ります…」ぎちぎちに固くなったそれは下着の下から存在を示すように隆起して 【ジーク】「…ふあぁっ…! あ、あ、ぁっ…」中へ入ってくる指。それだけでも、言いようのない快感に襲われ…声を上げていく。その硬く、隆起したものを見…「は、い…ルフト――私も、平気です…から」 【ルフト】「……では…脱がせますよ」ジークを申し訳程度に護る最後の一枚を押し下げる様に脱がして行き「ええと…多少残念では有りますが…」自分も下着を脱ぐとその固くなった肉欲の固まりに避妊用の器具をつけようとし 【ルフト】「……ん…変な感じです」 【ルフト】「ええとジーク…お待たせしました」何だか情けないものを見せた気分になるが 【ジーク】「……はぁ、ん……」最後の布も脱がされ、ルフトの肉棒を見つめる。「…ルフト様…は、い」それを見つめ…主の方を見て、頷く。 【ジーク】「ルフト様、来てください……私――」潤んだ瞳で、主を見上げ… 【ルフト】「ジーク…」割れ目に先端を宛がい…何度か濡らすように動くと「愛してますよ、ジーク」じわじわと労わる様な速度で肉棒を埋没させていく 【ジーク】「はい…力を抜くといいと、教わりましたけど…緊張、してしまいますね…あ、くぅっ…!」少しずつ、自分の秘所が押し広げられていく感覚。初めての痛みが、身体に走るものの…ルフトと一つになれる嬉しさに比べれば、なんてことはない 【ルフト】「大丈夫ですか?」少しずつ進んでは押し広げ遅々とした動き。それを止めて労わるように抱き締め 【ジーク】「大丈夫、です……奥まで、来てください――ルフトと、一つに…」 【ルフト】「……それは勿論…僕もジークと一つになりたい」ジークが愛しくてその言葉に頷き流れる汗を一つ掬う様に額にキスをすると再び押し広げて行き…その先端を止めるような何かに押し当たる 【ジーク】「はい……なら、迷わないでください。きて、くださいませ――」口付けられ、小さく笑い返し…そのまま、最奥まで貫かれるのを待つ。 【ルフト】「では…ジーク…一気に…なるべく痛くないようにしますので」戸惑うように何度か肉棒でその壁を突付いて居たが…意を決め…僅かに腰を引くと突き抜けるように一気に力を込めて 【ジーク】「んくっ…あ、ぅ……!」ぷち、と何かが切れる感覚と共に走る痛み。思わず…苦痛の声を上げる。も…それが過ぎ去った後に襲ってくるのは安堵感。一つになれたという…安心感。「…これで、私の…願いは、叶いました――」にこりと笑う。秘所からは、うっすらと赤みを帯びたものが微かに溢れて。 【ルフト】「では…今度は一緒に次の願いを考えましょうか?」その笑みに締め付けられるように胸が疼く…だから次を願おうと語りかける、願いが有れば二人が二人一緒で居られる筈だから 【ルフト】「暫くこのままでいますから…」ジークの痛みが和らぐようにと頭を撫で 【ジーク】「いいえ、願いなどなくても…私はルフトの傍に居ます。お傍に居させてください…」そっと、手を取り…ルフトの頬に口付ける「動いてください、ルフト…最後まで、してください…」 【ルフト】「……では、痛みが酷ければちゃんと言って下さい…ね」ずるりと奥まで差し込んだ肉棒を動かし始める最初はゆっくりとゆっくりと膣肉を押し広げていくだけのような動き…だが次第に少しずつ染みこんで行く快楽に負けるように動きは早くなり 【ジーク】「あ、はいっ…あ、ぅっ…ん、あ、あぁっ――」膣肉を押し広げられていく感覚に、声が漏れる、身体中にしみこんでくる快感に、早くも抗えなくなりつつあり… 【ルフト】「くうっ……前にも言いましたが、居てください…ずっと変わらず…僕の傍に」その声と締め付けが情欲を高め、一層独占欲に似たものが心を占める…肉の欲と心の欲その二つに同時に翻弄され 【ジーク】「は、い――あ、うぁぅっ…ダメ、です――私、すべてが…飛んで行ってしまうような、そんな…あ、あぁっ…!」残る理性で、何とか返事を返すも――微かに身じろぎされるだけで、どうしようもなく感じてしまう自分が居る。はしたないのではないかと微かに不安に思うも… 【ルフト】「締め付けが…っ…くっ…大丈夫です、僕は此処に居ますから…何処にも行かせたりなんてしませんっ!」繋ぎとめるように両の手を握り…それでも尚も止まらぬ腰の動きは終焉を迎えようと激しくなって 【ジーク】「は、いっ…ルフト様…ルフト――あ、あ、ぁぁ…私、もう。ダメ、ですっ…!」両の手を握られながら、激しく腰を打ち付けられる。悶える声は激しいものとなり、淫らな水音が部屋に響き渡る 【ルフト】「くっああっ…僕もそろっそろっ…出来れば…一緒にっ!」切羽詰ったような声と供に動きは押し広げ膣肉の奥の奥まで味わい尽そうと言うかのように押し込むような動きに変わり 【ジーク】「は…い――あ、ダメ…ルフト、私。もうっ…くぅぁぁっ…!!」押し込むような動きの変化。ついに、限界を身体が迎え…蕩けきった声を上げながら、達する。達したそこは、今まで以上にきつく。ルフトの物を締め付け… 【ルフト】「ううっくっっ…ジークっ!!」腰に覚える爆発するような疼きがその締め付け一つで堰を切り本来ならジークの膣肉を満たすであろう白濁を避妊具の中にぶちまける 【ジーク】「っ、く…あ、ん…」絶頂に達すると同時に、熱いものを感じる。脱力し、ルフトに倒れ掛かりつつ… 【ルフト】「あっく…」一瞬目の前が真っ白になりその後直ぐに感じるのは柔らかな感覚…それをそのまま抱き締めて 【ルフト】「ジーク…大丈夫ですか?」途中から気持良さに我を失い掛けていた為…余計に不安になり 【ジーク】「ルフト様…はぁ、はぁ…これで、一つに――」これほど、性交というのは体力を使うものだったのかと思いつつ…自らの秘所から、ルフトの物を抜く。「大丈夫です、多少疲れましたけれど――」 【ルフト】「……それなら…うん…良かったのですが、疲れたなら休みますか?」軽い安堵を覚えてそう答え 2007/08/28 4:58:36 EF@ 虎蔵 【ジーク】「そうですね…少しだけ、綺麗にしてから――」いつもより緩慢な動作とはいえ…無駄のない手付きでルフトのものから避妊具を抜き、タオルでルフト自身を綺麗に拭く。もう1つのタオルで自らの身体も軽く拭いて… 【ルフト】「っあっ…これは少し恥しいですね」引き抜かれるときに僅かに軽い眩暈を覚えるもそのままされるに任せて 【ルフト】「…ありがとう、ジーク…それではゆっくり朝まで寝ませんか?…愛し合うのにも眩暈を覚えましたが…一緒に居るだけでも居るだけでも、とても幸せな事に思えます」 【ジーク】「これで、よし…」お互い、普段と違うのはまだ何も身に着けていないということだけ。「…はい、ルフトが――いいのであれば」とは言うものの、既にすぐ傍に寝転がり…掛け布団を引き上げる。 【ルフト】「ええでは…」傍に寝転がる頭とベッドの間に自分の二の腕を差し入れて 【ルフト】「おやすみなさいジーク。君の明日が僕の明日と同じであります様に……」 【ジーク】「お休みなさい、ルフト……もう少しだけ、二人きりのときは普通に話せるように…頑張りますね」丁寧語と普通の口調が混じった言葉。まだ、先になりそうなものの…少しずつ、硬さがなくなっていて。 【ルフト】「ゆっくりでいいです…待ってますから」その言葉に綻ぶ様に笑って…腕の中の暖かさに誘われるように睡魔が訪れ始める 【ジーク】「はい……」そこまで呟いて、意識がまどろんでいく。温かな身体に、寄り添って…。幸せだ、と思えた。そう、考えながら…意識を手放した。きっと、目を覚ましても傍にいてくれると信じて。