16:25 (ballock) トロイデが何か色々大変な目にあった依頼から数日 16:25 (ballock) どう切り出そうモノか悩みながら通路を歩くシフォン 16:26 (ballock) 【シフォン】「……さて…と」息を整えて…シュヴァルペの部屋の前に辿りつき、部屋をノックする 16:26 (ballock) コンコン 16:27 (ballock) 【シフォン】「シュヴァルペ、居る?」 16:28 (torazou) 【シュヴァルぺ】「お帰りですかお嬢様……シフォン様でしたか、何か御用でしょうか?」 16:28 (ballock) 【シフォン】「んー…まぁ、話しがあるんだけども、今時間大丈夫かな?」 16:30 (torazou) 【シュヴァルぺ】「話ですか?……承知致しました、立ち話も無粋で御座いますから中へどうぞ」隙無くメイド服を着こなした無貌の美貌に僅かばかりの疑問を投げかけるような表情が浮かぶ 16:31 (ballock) 【シフォン】「ん、じゃ、お邪魔するね」とがちゃっと開けて中に入る 16:31 (ballock) で、ぱたんと静かに戸を閉め 16:32 (ballock) 【シフォン】「まぁ、話しっていうのはトロイデに関してなんだけどね」ふぅっと溜息一つ 16:33 (torazou) 【シュヴァルぺ】「それで、どのような趣旨のお話でしょうか?……お嬢様の?」流れ着いたばかりの質素な部屋はそれでも二人分の生活の痕を残し 16:33 (ballock) 【シフォン】「うん…まぁ」微妙に視線を逸らして頬を掻く 16:35 (ballock) 【シフォン】「先日の依頼があったのは知ってるよね?」(野菜のアレコレ 16:35 (torazou) 【シュヴァルぺ】「どうぞ…?はい承知しておりますが……」 16:36 (torazou) シフォンの前に紅茶と茶菓子を用意しつつ 16:37 (ballock) 【シフォン】「(紅茶とか出してもらったのを見て)ありがと…で、その時の相手の首領がねトロイデに…ええと…」微妙に言葉濁しつつ 16:38 (torazou) 【シュヴァルぺ】「怪我などはされておりませんでしたが……何か?」その日の晩風呂に入れた時の様子を思い出しつつ 16:38 (ballock) 【シフォン】「何ていうか…卑猥な行動起こしたもんで…そっちの方面の知識をトロイデに教えておいてもらえるかな…と」こう、言い難そうに区切り区切り喋る(ちょい顔紅め 16:39 (torazou) 【シュヴァルぺ】「………………」話を聞きむうと難しそうな表情で 16:40 (ballock) 【シフォン】「今回は何とかだけど…次以降知識0なのはどうなるかわからない、し」(目線少し逸らし気味に 16:41 (ballock) 無抵抗なのはほんとにまずいだろう、と 16:42 (torazou) 【シュヴァルぺ】「それは大変ご迷惑をお掛けしました、……成る程、聞きたい事が有る…と仰られていたのはその事ですか」 16:42 (ballock) 【シフォン】「別にボクが迷惑なわけじゃなくて…トロイデが大変だから…ね。後々」 16:43 (ballock) 紅茶を少し飲み 16:45 (torazou) 【シュヴァルぺ】「そうですね…お嬢様の育った場所は少々歪でございますから……承りました」垣間見せるのは感情の揺らぎ…憎悪や憐憫色々なものが混ざり合う 16:46 (ballock) 【シフォン】「……?」その感情の揺らぎを見てふと首をかしげ「……聞かない方がいいかな?」と少し苦笑する 16:46 (ballock) >少々歪 16:48 (torazou) 【シュヴァルぺ】「私のほうから、しかとお嬢様には指導させて頂きます。」シフォンの声に僅かに上がった感情の色は消え 16:48 (ballock) 【シフォン】「ん、お願い」 16:49 (torazou) 【シュヴァルぺ】「知らなければ幸せでいられる言うこともございましょう?」 16:49 (torazou) シフォンを試すかのような声色 16:50 (ballock) 【シフォン】「まぁ、ね…それも一理あるけど…でも」 16:52 (ballock) 【シフォン】「知らなかった事で後悔する事もあるね…知らなければできない事もあったから」ふと過去を思い出すように視線を落として 16:54 (torazou) 【シュヴァルぺ】「私は……逆ですね、知りたくは御座いませんでした……ですから未だにこうやって……」浮かぶ記憶は苦痛の色… 16:54 (ballock) 【シフォン】「まぁ、お節介だと思うけど余り背負い込まない方がいいよ。今は無理でも、何時かは、ね」お茶飲み 16:56 (torazou) 【シュヴァルぺ】「………それは無理で御座いましょう。過去は…もう変えれぬ事で御座いますから」 16:57 (ballock) 【シフォン】「そう、過去は変えられない、ならどうするか」 16:58 (ballock) 【シフォン】「過去を忘れる事もできない、でも…今を生きることはできるでしょ?なら忘れられなくても縛られることなくこれからを生きるしかない」 16:59 (ballock) 【シフォン】「今、シュヴァルペは大事な人って居る?」 17:00 (torazou) 【シュヴァルぺ】「それは……」 17:02 (torazou) 僅かに戸惑う… 17:02 (torazou) 【シュヴァルぺ】「お嬢様以外に居られましょうか」 17:04 (ballock) 【シフォン】「……そっか」その戸惑いを見てふと考え 17:05 (ballock) 【シフォン】「ごめんね、色々と突っ込んじゃって」紅茶を置き 17:07 (torazou) 【シュヴァルぺ】「いいえ…シフォン様は話を聞きだすのがお上手で御座いますね」危うく落しそうになった心の闇を取り繕いながら 17:08 (ballock) 【シフォン】「まぁ…どうにも気になるというか心配だから」特に作った言い訳ではなく本心からの言葉 17:12 (torazou) 【シュヴァルぺ】「お気持ちには……感謝いたします」そんな言葉が聞きたかったのはずっと昔の事 17:14 (torazou) 【シュヴァルぺ】「ですが、出来ましたら道具などではなくお嬢様を心配してくださいませ」今の自分にはそんな言葉を掛けられる価値すら思い浮かばない 17:15 (ballock) 【シフォン】「トロイデの事も心配だけど…一つ言っておくね、これだけはほんとにはっきり」ふぅっと溜息をついて 17:16 (ballock) 【シフォン】「シュヴァルペは道具じゃない、同じ人間、それにボク達にとって大事な仲間だっていうのは覚えておいて」 17:17 (ballock) はっきりと、マジメな表情で 17:19 (ballock) そこに冗談とかそういう感情は一切無い 17:20 (torazou) 【シュヴァルぺ】「…………」無言で困ったような貌 17:21 (ballock) 【シフォン】「今すぐ受け入れろ、とは言えないけど…頭の隅にだけでも入れておいて貰えるといいかな…紅茶やお茶菓子ご馳走様」と言って立ち上がり 17:24 (torazou) 【シュヴァルぺ】「いいえ……お粗末さまで御座いました」 17:24 (torazou) シフォンの言葉には触れずに 17:25 (ballock) 【シフォン】「何か悩みとか困ったことがあったら手伝える事なら力になるよ。それじゃ、トロイデの事に関してはお願いね」 17:27 (ballock) 【シフォン】「じゃ、また後でね」といった所でドアの方に歩き出し 17:27 (torazou) 【シュヴァルぺ】「ええ、困った事があれば、お力をお借りいたします」 17:28 (ballock) そして退出する 17:28 (torazou) 【シュヴァルぺ】「ではご忠告ありがとう御座いました」シフォンを見送るようにドアまで付 17:29 (ballock) 【シフォン】「いや、面倒ごと押し付けたみたいな感じだろうからボクの方が礼を言ったほうがいい気もするけど(苦笑」 17:30 (ballock) で、手を軽く振って部屋から離れていく 17:31 (torazou) 会釈をして扉を閉める 17:31 (torazou) 何時の間にか握り締めていた掌は爪が皮膚を破り 17:32 (torazou) じんわりと紅い血を滲ませている 17:33 (torazou) 痛みに気が付かなかったのは……きっと愚かだからだろうと自嘲しながら 17:34 (torazou) こくこくと夜は過ぎてゆく