22:46 (kunashi) 使者が、森の集落へ訪れる。内容は漂流者の長をしているエリーシアからの会談依頼。 22:46 (kunashi) それに応じてもらい、やがてその会談の日が訪れた。 22:47 (kunashi) 【エリーシア】「失礼する。…貴殿がファルシア殿か。身内から話を聞いていたが、直に会うのは初めてだな。…土産もある。飲んでもらいたい。」 招かれたテントに入り一礼を。むしろ敬礼と呼ぶに相応しい仕草を見せると、手にもったワインを一本取り出し捧げて。 22:49 (R02_Angel) 【リーシュ】「いつもお世話になっております。こちらが、エリーシア・フォン・エルシュヴァイアー卿。我らが長、という事になります」 22:49 (R02_Angel) 一礼し、控え 22:54 (Loststar) 【ファルシア】「この集落の長をしております、ファルシアと申します。初めまして、エルシュヴァイアー卿。」目の前の女性をその深紅の瞳で見つめ、微笑むと…此方も礼をして「堅苦しい挨拶は抜きにしましょう、私は貴方とその貴方の仲間達に信頼を置いています。貴方が此処に来たのは…どのような件か、聞かせて頂けますか?」 22:57 (kunashi) 【エリーシア】「そう堅苦しく呼ばずにお願いしたい。他のものに呼ばれているのと同じく、エリーシアで十分です」 エルシュヴァイアー卿、と呼ばれる事が最近無いためやや不慣れそうな顔をしつつ望まれるままに口を開き。 「それは有難い。私も貴殿達の貢献に多大な感謝を感じております。…そうですね、直球で申しますと島の情報に関して2、3教えていただきたい事が」 そこまで言うと、足を止め。席に座っていいか、と視線で尋ね。 23:01 (Loststar) 【ファルシア】「了解です、ではエリーシアと呼ばせて頂きます。」頷き、目を細めながら…そのエリーシアの言葉を聞き、唇を開いて「貴方が此処に来るほど、重要な事であれば…互いに人払いをさせましょう、貴方の信頼の置ける数名のみ残って頂いて結構です。」 23:03 (kunashi) 【エリーシア】「ではこちらもファルシアと呼ばせて頂いて構わないでしょうか?」 まだ一応の線引きを。大丈夫であれば、今後話し方も砕けていくだろうが。 「有難い。とはいえ、貴女方には周知の事実かもしれませんので警戒すべきはあの海賊共でしょうが」 23:07 (Loststar) 【ファルシア】「海賊は確かに脅威ですね、とは言え…貴方達と比べて、まだ此方側への被害は殆ど出ていないの、とは言え…幾つかの不可解な出来事は起こっている、けれど」目を細めたまま、記憶を呼び覚ますように…呟き、エリーの方を覗き込んで「貴方達の地図で言えばC4地点になるのかな…其処で、少し変わったような出来事がありました。」 23:10 (kunashi) 【エリーシア】「何かありましたら私達へ連絡ください。アレも外界からの望まれぬ客、責任の一旦は外で奴を成敗できなかった私達の不義の成す所でもあります」 帝国海軍が奴らを皆殺していれば、このような問題にはならなかったはず。と沈痛な顔を見せ。 「ココの隣にある森、でしょうか?何があったのですか?」 23:15 (Loststar) 【ファルシア】「迷いの森、と言われているC4地点だけど…迷いの魔力が以前よりも遙かに緩和され始めている、そして…魔力の流れが、居住地から平原の方へと変わっている…これは明らかに、人為的に弄られたもの、よ」その言葉を終えた後、地図を確認して…森から蹄王の平原へ指さし「あの流れは、島を円上に廻っているから…多分、この先の何か、でしょうね。」 23:17 (kunashi) 【ファルシア】「ふむ…?」 聞かされた言葉。少し悩みながら、現在冒険者達に作らせた島の地図を取り出し机に広げ。 「ここから、こう?」 言われるまま、C4の森から平原へと弧を描いて見せて。 23:19 (Loststar) 【ファルシア】「魔族であれば、私が気付いているはず、だから…海賊の誰かが操作した、としか思えない…」其れだけ言い終えると、再びエリーシアに視線を戻し「この先に、遺跡があるのは分かっているようね…本来は彼処に都市があった、その魔力の供給する為にあったものだから…ここに住んでいる誰か、かもね。」 23:22 (kunashi) 【エリーシア】「…。」 言われるまま、先にペンを進ませ…たどり着いた区画はf1。ココには確か―― 「海賊の仲間がいた筈の場所、か…確か神殿のような作りになっていると聞いているが、今回聞きたいのはその『神殿』の在り処だ。我々は今…ここと、…ここの神殿を発見した。他に、これらに似た場所はあるだろうか?」 話をききながらa1及びc6にチェックを入れて。 23:25 (Loststar) 【ファルシア】「似た場所、ね…知っているかと言われれば、何カ所かは…」頷き、視線をエリーに向けて「エリーシア、申し訳ないのだけど…私にはその神殿についての知識は殆どないの、私に其の魂が受け継がれることなく…私の民は滅んでしまったから、けれど…」 23:29 (Loststar) 【ファルシア】「その神殿に、貴方達がこの島から脱出する方法があると言うなら…私が持っている、知識で避ければ…貸しましょう…」そう言うと地図に視線を移し、C6地点を指して「まず、は…」 23:34 (Loststar) 【ファルシア】「此処には、水属性が極端に強くなっている…同様に、強い属性のある場所に神殿はあると思う、ならば」地図には描かれていない、南東部を指し「此処に、火山があって…島に此処以上に火属性の強い場所はないわ」 23:36 (kunashi) 【エリーシア】「そうでしたか、それは申し訳ない…」 滅んだ、という話には傷をついたかもしれないと謝り、地図を指し示す動きを見つめて 「なるほど、故にあの地は雪原と…ふむ、でしたらg-7付近となりますか」 指し示された南東部分。未記入のそこに○をつけて。 23:38 (Loststar) 【ファルシア】「そして、この先には…大地を穿ったような大穴があって、地の属性が強い」東を指し、更には遺跡を指して「残りは二つ、だけど…遺跡の底には闇が、あとは…ご免なさい、この位置からは分からない。」 23:40 (kunashi) 【エリーシア】「ふむ…中々に、遠い」 言われたとおりにメモをしつつ、謝る相手には笑顔で礼を伝えて。 「問題ありません。地図にない場所は、私達には知識の無い場所ですし。…所で、ここは何の属性が強い場所で?」 と、指差した場所は件のネビロスの居城。 23:45 (Loststar) 【ファルシア】「遺跡は先程も言ったとおり、闇の属性が強いわ…けれど、ウィザードの方ならば分かるように、光と闇は互いに近い位置にあるはず…でなきゃ、バランスが取れないもの」 23:47 (kunashi) 【エリーシア】「なるほど、ここは闇…となると、残りは風と光の2つですか」 闇、とネビロスの神殿にメモを書き。残り2箇所を何処にかくか悩んで 「近くに心当たりはないのですか?」 23:50 (Loststar) 【ファルシア】「ええ…これ以上は流石に」首を振りながら、最後にA1地点を示し「知っての通り…嵐の結界は風属性を中心に構成している筈、そして…此処は…風属性が強い訳ではないのだけど、不思議と収束していたわ」 23:52 (kunashi) 【エリーシア】「あぁ…」 指差された位置を見て、納得。 「確かにココが、風の神殿だったとしてちょうど数はそろいますか。…光に関しては、自力で探すしかないでしょうが、我々にとっては問題ありません。助かりました。」 23:54 (Loststar) 【ファルシア】「これ以上の手伝いは、出来そうになく…申し訳ありません。」お辞儀をして、エリーシアを眺め 23:57 (kunashi) 【エリーシア】「いえ、非常に助かりました」 本当に、と頭を深く下げて。 「…と、もう一つの質問なのですが…この島には”王”の部族が居られる様子。ファルシアのような竜の王の民や、ここの蛇の王の民など。我々が直接目にかかったのは蟲の王と、蹄の王の眷属、それと牙の王の眷属なのですが、他の鳥の王及び魚の王の部族もいらっしゃるのでしょうか?」 23:58 (kunashi) 【エリーシア】「もし交流なく、知らないようでしたら構いませんが…このように様々な部族を拝見すると、やはり全て居られるのではないかと思いまして」 00:03 (Loststar) 【エリーシア】「残念ながら…過去の記憶の中では、肴王の民は定住することなく、この島の海岸の何処かに住んでいると聞きます、それ以外は…私がまだ幼い頃に、鳥王の族長に逢った記憶がある程度です…長い間、私達はこの場所から動いてはおりませんから」 00:06 (kunashi) 【エリーシア】「そうでしたか…ふむ、ありがとうございます。やはり、その二つの王にもこの島には部族がいるのですね」 ふむふむ、と納得しながら頷き。…さて、そろそろ時間も良い頃だろうか。席を立つと礼をして。 「こちらから聞くだけで申し訳ないのですが、そろそろ私も戻らねばならない。…何か、私達に質問があるようでしたらしばらく待ちますが、何かありますか?」 00:09 (Loststar) 【ファルシア】「ただ、1つだけ…そう、ですね。」目を閉じて「貴方達が、此処の島に何を求めて来たのか…ただ難破して此処に辿り着いた、訳ではないでしょう?…それが少し、知りたい。」 00:11 (kunashi) 【エリーシア】「ふむ…。」 問われた疑問は確かに向こうから気になる内容だろう。ぼかす事やだます事も可能ではあるが…それは不義に値すると考えて。 「正直に言うと、島の外の世界の派閥争いと考えてもらって構わない。この島にある、この『白石』はこの島でしか見つからぬ故、これを手に入れて母国へ持ち帰りたいがためにこの島にたどり着いた。…さて、原住民の貴方たちに不具合はあるのだろうか?」 00:14 (Loststar) 【ファルシア】「派閥争い…この島を出た、外の世界でも争いは絶えない、と言う事ね…少なくとも、私は不具合があると言う知識はなく、貴方達の良識には期待している…今後、何かあれば教えて欲しい、とだけ。」 00:17 (kunashi) 【ファルシア】「その程度であれば何も問題はない。…もし、既に使用しているもしくは今後発見するであろう『白石』全ての破棄を望むのであれば…」 そこで一度言葉を切り、言いたくはない言葉を出して。 「それがなければ島が滅ぶとでも言わない限り私はこれを帝国に謙譲しなければならない。だから、最悪の場合貴女方との戦闘すら覚悟はしていた。…そういうことにならなくて正直安心した。」 00:21 (Loststar) 【ファルシア】「其れだけで充分、私達が護るべきものはエリーシアも知っている通り――貴方達が其れを望まない限りは、私には戦う意味がない」目を閉じて、呟きながら…此方も少し安堵したような声を上げて「…さて、そろそろ私も、見回りの報告などを確認しなければならないし、お開きにしましょうか…エリーシア、こう言うときにしか逢えないのかも知れないけれど、また今度来てください、その時は酒でも酌み交わしましょう」 00:25 (kunashi) 【ファルシア】「ふむ、互いに護るべき領域は護りたいですし。安心しました。もちろん私達にも戦う意思はないですし」 それで、話が終わったとばかりに立つ二人。 「判りました。では、近い内に宴の準備でも進めておきましょう」 くすり、と笑い、テントから出て自分達の住居へと足を向けて。 00:27 (Loststar) 【ファルシア】「…其れでは、また…互いに、アリアンロッドの加護がありますように。」エリーシア達が戻るのを見送りながら、目を閉じて祈るように…