21:40 (rouge_) 咆哮と共に、病魔ティアルマスは消え去っていく。 21:41 (rouge_) その体が光と変わり、一つの脅威はここに払拭された。 21:41 (rouge_) エルガル山に向かっていた面子は、胸を撫で下ろし、帰途につく。 21:42 (rouge_) ……だがしかし、その頃ギルドハウスでは恐ろしい事件が起こっていた。 21:42 (rouge_)   21:43 (rouge_) ラインの街で発生した、連続殺人事件。 21:43 (rouge_) AAAは、その調査へと乗り出すことになった。  ……犯人は、より強い冒険者を求め、夜の街で殺害を続けた。 21:43 *nick Fake_ → Fia 21:44 (rouge_) より強い人間を求め、殺し続け。  ……行き着いてしまったのは、何の偶然なのだろうか。 21:44 (rouge_) 殺人犯が狙う事になったのは、AAAのギルドの一員、オーウェン=エルシス。 21:45 (rouge_) ギルドハウスの庭、そこには犯人に襲われ、今まさに力尽きかけようとしている彼の姿があった。 21:46 (rouge_) 調査班のメンバーたちは、辛くもその犯人を撃退した。   ……かに思えた。 21:46 (rouge_) しかし、犯人…腕のない男、ジェリク…彼は、その実力の一端も出してはいなかった。 21:47 (rouge_) 魔術ではない、彼の武術の前に成す術のないAAA.  …絶対絶命とも思われたその状況の中。 21:47 (rouge_) 倒れたメンバーとジェリクの間に、柳乃月奈が立ちはだかった。  ……しかし。 21:48 (rouge_) ……彼女は、戦うことが出来なかった。 いや、戦うことに怯えていた。 彼女もまた、ジェリクに一蹴される。 21:48 (rouge_) そんな月奈を、つまらなそうに見下すジェリク。 21:49 (rouge_) 更に現れた、白尽くめの奇術師。  ……彼は、既に病魔が死んだ、とジェリクに伝え…彼らは去った。 …もう、暇つぶしの時間は終わりだとばかりに。 21:50 (rouge_) ……後に残ったのは、ジェリクの体一つで破壊されきったAAAの庭と。  怪我をした調査班の人間。  大怪我を負ったウェンに、心ここにあらずといった月奈。 21:51 (rouge_) 一連の事件は、一応の区切りを迎えたとはいえるが…。  受けたダメージは、けして、小さくはない。 21:51 (rouge_)   21:51 (rouge_)   21:51 (rouge_)   21:51 (rouge_) 以上、あらすじでしたっ 21:51 (rouge_)   21:51 (rouge_)    21:51 (rouge_)   21:52 (rouge_) AAA   医務室。   あの戦いによって傷ついたものはここに運ばれ、大なり小なり、その傷を癒していた。 21:53 (rouge_) 月奈の怪我はたいしたことがなく、直ぐに部屋は出て行ったものの…どうも、表情が死んでいて話せる状態ではないように思えた。 21:53 (rouge_) 怪我を治しにきたもの…、被害を確かめにきたもの…ここには、そんな人間が数人、集まっていた。 21:53 (rouge_)   21:53 (rouge_)   21:53 (rouge_)   21:53 (rouge_) (ということで、RP開始ですっ。 21:54 (Mao_) 【マオ】「うっわー、こりゃまたえらい……ミイラ男が一人」 21:54 (rouge_) 【ウェン】「……ぁー……ふう。」  一際ひどくやられた男は、いつもより元気がなく。 21:54 (Fia__) 【フィア】「…これ、どういうことなの。ウェン…簡単に話は聞いたけど、どういうことなのか…説明してよ」ウェンの傍に立って 21:55 (Mao_) 【マオ】「そーそー。これほどこっぴどくやられるなんて、どんな女に手を出したのやら」 21:55 (Fiona) 【フィオナ】「しかし、この程度で済んでよかったと思うべきか?」 気を使ってはいるものの、あの男の力が思い出されるだけで背筋が凍り。 21:56 (Aki___) 【アキ】「そうですね〜……命があっただけでも良かったです」 21:56 (rouge_) 【ウェン】「……ん、かも、ね。 …フレグランスも、ミノリも…まだ動けるみたいで良かった。 おれは、まあ…もう少し養生かな。」 説明を後回しに、思い出すことに若干の痛みを覚えながら、頭を抱える。 21:57 (rouge_) 【ウェン】「それに、アルドゥにラクティスも。 結構長い間いなかったけれど、ちゃんと仕事はおわったっぽくて、良かった良かった。」 21:57 (Fia__) 【フィア】「……月奈も精神的に参ってる――仕事は終えたけど、それどころじゃないじゃない…こんな状況」はああ、とため息を吐いて 21:58 (Mao_) 【マオ】「はいはい、ウェンからそんな生暖かい台詞聞くと気持ち悪いから、とりあえずこれで脳切り替えてくんない?」砂糖水口につっこみ 21:59 (Fiona) 【フィオナ】「私は余り傷を負わなかったしな。…オーウェン、お前も早く傷を治せ。私の組み手相手がいないと、寂しいだろう。」 21:59 (Aki___) 【アキ】「私も服がダメになったぐらいなので〜……大したことはないです」 22:00 (rouge_) 【ウェン】「うわっぷっ!?  …な、なにすんだよっ!  ……たまには落ち込みたいときもあるんだからさ。」 けほこほと咳き込みながら、ため息を一つ。 22:00 (Fia__) 【フィア】「……落ち込んでる暇は…あんまり無いと思うわ。また、あの事件の後すぐこのギルドが巻き込まれそうになったって聞くし――」 22:01 (Mao_) 【マオ】「馬鹿の考え休むに似たり、落ち込んでもウェンの場合、ロクなことにならないにきまってるじゃない」 22:02 (rouge_) 【ウェン】「ん…わかっては、いるんだけどね…。  先輩は結局、元に戻ってなかったし…おれも、勝てなかったわけだしね。」 22:03 (Fiona) 【フィオナ】「深く考えすぎるな」 22:03 (Fia__) 【フィア】「元に戻って、なかったって――どういう、こと?」言葉に残る違和感を感じて。聞き返す 22:04 (Mao_) 【マオ】「ふぅん?」 22:04 (Fiona) 【フィオナ】「…あの時勝てなくとも、次勝てればいいだけの話だろう? …それより、その、『元』とはどういう意味か聞きたいな。」 22:04 (Aki___) 【アキ】「そうですよ〜、生きてれば何度でもチャンスはあります〜」 22:05 (rouge_) 【ウェン】「……。 先輩…月奈さん、どうおもう? ……強いか、弱いか。 …動きに隙がないか、どうか。」 目を閉じて、ゆっくりと喋り始める。 22:06 (Mao_) 【マオ】「ただの調理場手伝いに目をつける辺り、変に目の鋭い御仁だとは思ったよ」手をひらひらさせつつ 22:06 (Fia__) 【フィア】「……え、っと? 普段の動きを見て思うのは――相当の訓練を積んでる人。強いと思う」今まで培ってきた、感覚が告げている。 22:09 (Fiona) 【フィオナ】「そうだな。…少なくとも訓練の場なら、私達の誰より、強いんじゃないか?」 訓練の場なら、と前置きしたのは、あの時の動きを見ているから。 22:09 (Aki___) 【アキ】「私は武術は素人ですが〜……経験はかなり積んでると思います〜。ただ、あれを見ると……」 22:09 (rouge_) 【ウェン】「……あの人には、剣の全部を、教えてもらった。 【月下美人】…だなんて、二つ名まで持っててさ。 おれの知ってる限り…あの人に敵なんて見えなかった。 …でも、見てたやつも聞いてたやつもいるだろうけど…あの通り。 …戦闘になると…震えて、動けない。」 22:10 (Fia__) 【フィア】「…何かのトラウマがあって…剣を振れない?」一番最初に思いつく理由。それだけの人が剣を振れなくなる理由など、少ない 22:11 (rouge_) 【ウェン】「……ついでに…おれの記憶が間違いじゃなきゃ…殺人犯の方にも…このギルドを襲った方にも…おれは、覚えがある。」 22:11 (Mao_) 【マオ】「トラウマ、ねぇ」 22:12 (rouge_) 【ウェン】「…だから…出てきて…さ。  ……結局、戦えなかったわけだ。」 22:13 (Fiona) 【フィオナ】「そういう前置きをする、と言う事は詳しく話すんだろうな?」 ふむ、と椅子を探し出してきて皆の分を配り、座る。 22:13 (Mao_) 【マオ】「ふぅん? じゃあ、ウェンも知り合いなのかい、その殺人犯とは」 22:13 (Fia__) 【フィア】「…関係が、繋がってるんだ。全て話してくれるんだね…ウェンが」 22:14 (rouge_) 【ウェン】「……正直、話していいことかどうかは迷う。 …けど、さ。 ……なんか、改めて考えて…抱えてるのも、息づまってさ。」 22:15 (rouge_) 【ウェン】「もし良かったら……聞いて欲しい。」 22:15 (Fiona) 【フィオナ】「もちろんだ。さぁ、話せ。」 22:16 (Mao_) 【マオ】「……よ、と」何気なくお茶とお菓子を用意してみる 22:16 (Fia__) 【フィア】「…マオ、ありがとう。うん――わからないまま動くよりかは、知って動きたいから。私も」 22:17 (rouge_) 【ウェン】「何処から話したら…いいのかな。 ま……ちょっと長い話になっちゃうかもしれないけど、悪いな。 要点抑えてはなすってのが苦手で。 最初からに成る。」 22:19 (Mao_) 【マオ】「安心しな、そんな器用に話せると思ってないから」 22:20 (Fia__) 【フィア】「そうだね、話はこっちで勝手に理解するようにするから」 22:20 (Mao_) 【マオ】「そのためのティーセットだし」 22:20 (rouge_) 【ウェン】「6年……7年位前かな。 ……おれ、頼る宛てもなくて行き倒れちゃってさ。 そこを助けてくれたのが、月奈さんだった。」 22:21 (Mao_) 【マオ】「……」(行き倒れっていうあたりが、らしいなー) 22:21 (Fia__) 【フィア】「…」(行き倒れって…ウェンらしい、とは思うけど) 22:22 (rouge_) 【ウェン】「凄い、いい人というか…うん、いい人、なんだろうな。 色々宛てのなかったおれを、あの人は面倒見てくれたんだよ。」 22:22 (rouge_) 【ウェン】() 22:22 (rouge_) 【ウェン】(…なんだろう、アルドゥとラクティスから同じ意味の視線を感じる) 22:22 (Fiona) 【フィオナ】「…。」 むぅ、何か心にトゲのようなものを感じつつ。 22:22 (Mao_) 【マオ】「拾った犬を可愛がるくらいの感覚かな……」ぽそ 22:23 (rouge_) 【ウェン】「…簡単な読み書き。  ……強くなりたい、って言えば…剣も、教えてもらった。」 22:24 (Fia__) 【フィア】「月奈、優しい人みたいだからね――放っておけなかったんだと思うな」 22:26 (hatchi) 【アキ】「素敵な話ですね〜」 22:26 (rouge_) 【ウェン】「あの当時、彼女、道場みたいのやっててさ。  ……月奈さんの妹の柳乃月葉さんに…その恋人の、男の人。 …傍目にも、幸せそうだな、って思える一団だったと思う。」 22:26 (rouge_) 昔を思い出すように、少し目を細めて。 22:27 (Mao_) 【マオ】「男の人、か。名前は?」 22:28 (rouge_) 【ウェン】「………。  ……。」  少し、思い悩んだ後に。 「……ジェリク。  …ジェリク=ラコッド。 ……さっき、戦ってた男、だよ。」 今度は、唇を噛み。 22:29 (hatchi) 【アキ】「あ……」 22:29 (Fia__) 【フィア】「男の人…? 幸せそう、だったんだ――え。何で、そのジェリクって奴が今あんなことを――」 22:29 (Fiona) 【フィオナ】「――。」 信じられん、という風に驚愕を顔に示し。 「…それが何故あんな事に?」 22:29 (Mao_) 【マオ】「と、悪いね。要点を先に聞いたようだ」 22:30 (rouge_) 【ウェン】「いや、いいよ。 ……どう切り出そうか、迷ってたところでさ。 …向こうは、当時15にもなった位のおれのことなんて、覚えてないみたいだったけど…おれは…みて、声を聞いて…確信しちまってさ…。」 22:31 (Fia__) 【フィア】「5年も、前のことね――ウェンは、覚えていたんだ――」 22:32 (Fia__) その当時、自分が何を指定たかを考えると…小さく目を伏せる。すぐに、元通りに視線をウェンにやるが。 22:32 (rouge_) 【ウェン】「……その、話の途中に変な質問するけど、いいか?」  フィアの言葉に頷きながら、みなを見回して。  22:32 (Mao_) 【マオ】「今はウェンのターンだからね、どーぞ」 22:33 (hatchi) 【アキ】「どうぞ〜?」 22:33 (rouge_) 【ウェン】「大事な家族がいて…、それが殺されて…。 殺した犯人が…すぐ傍にいたとしたら…どうする?」 22:34 (Fia__) 【フィア】「……さあ? どうするかなんて、人それぞれ――泣き寝入りするも、復讐するもね」さらり、と答え 22:36 (Mao_) 【マオ】「だね。憎いなら憎めばいいし、自分が大事なら、そうすればいい」 22:36 (hatchi) 【アキ】「えっと、その……それって…………許せない、かもしれませんね」 22:37 (Fiona) 【フィオナ】「殺すかもしれんな」 22:38 (Mao_) 【マオ】「殺して何かが戻るわけでもなし、一文にもならないとは思うけどね」 22:38 *yukyu mode +o kuda-dice 22:39 (rouge_) 【ウェン】「そこは、ほんと…考え方、様々だよな。  ……フレグランスの物言いは凄くストレートだけどさ。」 22:40 (Fia__) 【フィア】「殺しても、何も戻らないし。殺さなくても――一度してしまったことなんて戻りはしないのよ」 22:40 (rouge_) 【ウェン】「…月奈さんはさ。 フレグランスが、するかもしれない…ってことを、したんだよ。」 22:42 (Mao_) 【マオ】「ジェリクが……妹を殺したってところか」 22:42 (hatchi) 【アキ】「……じゃあ、月奈さんも?」 22:42 (Fia__) 【フィア】「…そう、殺したのね。話に聞く限りだと…月奈の妹をジェリクが殺し、月奈が逆上して殺し…殺そうとした、って辺り?」 22:42 *D_EX_M quit ("dat落ち") 22:42 (Fiona) 【フィオナ】「結果論だ、仕方ないだろ。」 少しばかり、自分に向けられる視線に首をかしげ。 「…その結果が、あの両腕欠損か?」 22:44 (rouge_) 【ウェン】「……そういうことに、なるね。  ジェリクは…月葉さんを殺した。  ……月奈さんは、妹の敵を討つ為に…ジェリクを殺そうとして…その両腕を、飛ばした。」 22:45 (Fia__) 【フィア】「……で、両腕を飛ばしたところで終わってる理由、も――あるんでしょ?」 22:45 (Mao_) 【マオ】「そこまで出来て、何でとどめを刺さなかったのか……トラウマ、か」 22:46 (Mao_) 【マオ】「なんだかややこしい裏がありそうだね、こりゃ」 22:46 (Fia__) 【フィア】「…それで、止めを刺さなかった理由があって…その結果、トラウマになったみたい?」 22:47 (rouge_) 【ウェン】「……何故、そこでジェリクが終わらなかったのかは…おれにもわからない。 …でも…あんな形相の月奈さんから逃げるなら…それこそ、誰かの手でも借りなきゃ…ってね。」 22:48 (rouge_) 【ウェン】「……それに、ほんとはその事件、そんなに犯人が分かりきった、単純なものじゃ…なかったんだよ。」 22:48 (hatchi) 【アキ】「どういうことですか〜?」 22:49 (rouge_) 【ウェン】「ジェリクが月葉さんを殺したって、月奈さんは残された証拠からそれを集めて…確信に至った。  …でも、違った。」 22:49 (Fia__) 【フィア】「複雑な裏が、ある…みたい?」 22:50 (Mao_) 【マオ】「……へぇ」 22:50 (rouge_) 【ウェン】「……確信に至ったんじゃない。 …核心に、いたらせられた、んだ。」 視線を落とし、拳を握り、震わせながら。 22:50 (Fiona) 【フィオナ】「…どういう意味だ?詳しく話せ」 22:50 (Fia__) 【フィア】「…誰かに、そうなるように動かされた」ぽつ、と呟く 22:51 (hatchi) 【アキ】「そんな感じですね〜?」 22:52 (Mao_) 【マオ】「なるほど、よっぽど性格の良いヤツに魅入られたわけだ」 22:53 (rouge_) 【ウェン】「……悪趣味な誰かが。 …いや、真犯人…って言うべきなのかな。 …本当に月葉さんを殺した奴が…ジェリクに疑いの目を向けさせるように偽の証拠を残した。」 22:53 (rouge_) 【ウェン】「結果は……話したとおり、だ。」 22:54 (Fia__) 【フィア】「…月奈は、それを見抜けなかった。そして…ジェリクを殺そうとした、後にでも…真実を知った? トラウマになるくらい、だもの…余程よね」 22:55 (Fiona) 【フィオナ】「なるほどな…」 偽の情報に惑わされ、違うものを殺そうとした意味。そしてそれが真に仲間と呼べる相手だったのならば…そう考え、目を閉じる。 22:55 (hatchi) 【アキ】「そんな人とは……戦えないですよね。それなのに……」 22:57 (rouge_) 【ウェン】「……全身を白い服装で決めた、探偵を気取った奴だったよ。 月奈さんに、真実を教えたのは。 …こういう事を言うのはおかしいかもしれないけれどさ…おれ、そういう真実なら…暴かれなくて良かったんじゃないかってすら、思う。」 22:57 (Fia__) 【フィア】「それで…ね。戦えなかった、訳だ――それなのに、ううん。そんな状態になるのわかって、よく出てきたと思うけど」 22:58 (Mao_) 【マオ】「……なるほどね」 22:58 (hatchi) 【アキ】「でも、それだけ私達のことを大切に思ってくれた、てことですよね……ちょっと嬉しいです」 22:59 (Fia__) 【フィア】「そう言うことも含めて…月奈は優しいって、ね」 23:01 (Mao_) 【マオ】「しかし……意外に……いや、そうでもないか。熱ッ苦しいところは熱かったか、あのヒーロー好きさんは」 23:02 (hatchi) 【アキ】「……そういえば〜、最後に出てきた人も、白い服でしたよね〜」 23:02 (Fiona) 【フィオナ】「そうだったな。ジェリクと一緒にいたあの男…名前はなんと言ったか?」 23:02 (rouge_) 【ウェン】「優しい人………なんだろうね。 ……でも、あの人は…もう、刀が握れない。」 23:02 (Fia__) 【フィア】「白い服…? ジェリク以外にも、あそこにはいたって聞いた…ねえ、おかしくない?」 23:03 (Fia__) 【フィア】「まだ状況も何もそろって無い中での判断は早計。けど…月奈に真実を教えたのも白い服。今回、いたのも白い服?」 23:04 (rouge_) 【ウェン】「……ルシュ…って、名前だったよな。 …意識は…なくしかけてたけど…覚えてる。」 23:04 (hatchi) 【アキ】「同じとは限りませんが、白い服で間違いないです〜」 23:04 (Mao_) 【マオ】「話を聞くだに、ま、イイ性格してるようだからね。同一の可能性はあるだろうね」 23:05 (Fia__) 【フィア】「何か、繋がっていそうで怖い――でも、それだと…ジェリクがそいつの傍にいる理由は…いや、これは考えても無駄、か」ルシュ、と言う名前を頭に刻み込み 23:07 (Mao_) 【マオ】「素敵な絵図面を描いてそうだけどね」 23:07 (hatchi) 【アキ】「きっと彼も真相は知らないんでしょうね〜……それとも月奈さんと同じように……」 23:08 (Fiona) 【フィオナ】「当面の問題はそのルシュと、ジェリク。その2名に関する情報が重要という所か。」 23:08 (rouge_) 【ウェン】「……剣を握れなくなった月奈さんは…おれを旅に出させた、もう、教えられないって。 …あの人から教えてもらう事は…まだ、色々あったはずなのにさ。」考え込むように、ぽつり、ぽつりと、思い出をつぶやいていく。 23:09 (Mao_) 【マオ】「なるほど、ねぇ」 23:09 (Fia__) 【フィア】「ウェンが刀を持っていない理由も。月奈さんの理由もわかった――随分な、話だね」 23:11 (rouge_) 【ウェン】「この街で……久しぶりにあの人に会った。 「仕事がないなら…私を、手伝いますか?」…とも言ってくれた。 ……おれ、それだけで…もう、時間が解決してくれたもんだって思ってた。」 23:12 (Mao_) 【マオ】「でも、そうじゃなかった、と」 23:13 (rouge_) 【ウェン】「…でも、やっぱり…何も解決なんかしてなかった。 月奈さんは結局、癒されたわけじゃなかったし…おれも、成長したわけじゃなかった。 そう考えたら…ここから、どうするべきなのかな、とさ。」 23:13 (Fia__) 【フィア】「それだけの事だもの、時間だけで簡単に忘れられたら苦労は無いわね…」 23:15 (Mao_) 【マオ】「あーあーあーあー、聞いてらんないね。悩んで何も出ない程度のウェンの脳みそで思い悩んでも無駄無駄」 23:15 (hatchi) 【アキ】「そうですね〜、ウェンさんは大切なことを忘れてますよ〜」 23:16 (Fia__) 【フィア】「どうするべき、か? ウェンはどうしたいのさ」 23:17 *Yuzki quit ("体力えんぷちー") 23:18 (rouge_) 【ウェン】「な、なんかひどいこといわれてるな…。 おれ? おれは……」 言われて、自分の今のぼろぼろの姿を眺めてみながら。 23:20 (hatchi) 【アキ】「それでも、月奈さんを助けてあげたいんじゃないんですか〜?」 23:22 (rouge_) 【ウェン】「助ける……助けるか…。  うん、それは…多分、間違いないんだろうな。」 握った手を広げたり、閉じたり。 考え込んだ様子で。 23:22 (Mao_) 【マオ】「頭悪いわ、不器用だわ、いぢられまくるわ、の駄目駄目君なんだから、せいぜい単純に考えな」 23:23 (Fia__) 【フィア】「どうしたいのか、も考えず……悩んでるだけじゃ、変わらないしね」 23:23 (Fiona) 【フィオナ】「何も考えずに傷を治せ。話はそれからだ。動けなくては役にも立てんぞ?」 にやにや、笑いながら。 23:24 (rouge_) 【ウェン】「……アルドゥ。 ざくっとくる、それ。  ……でも、まあ。 …確かに、そうなのかもな。」 ため息をついた後、にやにやと笑うフィオナに笑い返し。 23:25 (hatchi) 【アキ】「私も皆さんも、きっと同じ思いですよ〜。どうすれば良いかは、みんなで考えましょう〜」 23:25 (Fia__) 【フィア】「…一度してしまったことなんて、所詮戻りはしない。命を如何こうする行為なら、なおさらしてしまったことに対する責任は重い。よね」 23:27 (Fia__) 【フィア】「でも――逃げてるだけじゃ何も変わらない、自分を苦しめていくだけなのかな」ウェンに、逆に問いかけるように 23:27 (rouge_) 【ウェン】「難しいことは……正直分からない。」 フィアの言葉に頷きながら。 「……たださ。 正直…、おれ今、楽になってる気がする。」  周りにいるギルドメンバーを、順々に、視界に治めて。 23:28 (Mao_) 【マオ】「さてさて、少しは生暖かい偽物ウェンから元にもどったかね」なにやらお盆を持ちつつ、にやにや 23:29 (Fiona) 【フィオナ】「そうだな、このくらいのオーウェンが一番付き合いやすい。」 23:30 (hatchi) 【アキ】「一人で背負い込んでたからですね〜。困ったことがあったら、仲間に相談する。ですよ〜」 23:31 (Fia__) 【フィア】「月奈にも…言っておくといいのかな。でも、月奈のところにもみんな行ったから…平気かな」アキの言葉に、小さくうなずいて 23:32 (rouge_) 【ウェン】「なまあたっ!?  …うう、なんかさ、凄い、さり気に、ひどい…ような? 」  フィオナと、マオの言葉にずーん、と肩を落とし。 「……でも、そっか、仲間か…。 5年前はおれの周りには月奈さんしかいなかったけど…今は、ちゃんと…いるんだもんな。 もちろん…月奈さんにも。」  23:33 (Mao_) 【マオ】「さってー……それでは」 23:34 *nick hatchi → Aki___ 23:35 (Fia__) 【フィア】「…偉そうに言ってるかな、私」ふぅ、と小さく息を吐いて。マオの方を向く「それでは…どうしたの?」 23:35 (rouge_) 【ウェン】「…なんにせよ。 今は、体直して次につなげないとな。 そんで…できる限り強くならないと。 フレグランス、時間あいてたらまた練習相手、頼むよ。 ミノリにラクティスも、魔術相手のことも勉強したいし…そのときはお願いしようかな。 …アルドゥ、どうした?」 23:36 (Mao_) 【マオ】「なーに、恒例の運試しタイムと行こうかな、と思ってね」お盆のケーキを 23:36 (Aki___) 【アキ】「?」 23:38 (Mao_) 【マオ】「一個だけハズレが入った素敵仕様。当たれば極上、外せば地獄。泣いても笑っても一個きりしか選べない」楽しそうに 23:40 (rouge_) 【ウェン】「………。 ないても笑っても、一度切りか…。」 出されたものにじい、と視線を投げ。 23:40 (Fia__) 【フィア】「……私たちも、皆で選べって事?」 23:40 (Mao_) 【マオ】「そういうこと」 23:41 (Fia__) 【フィア】「外れ、って…辛いとかそういう系?」ちょっとおっかなびっくりしつつ 23:42 (Mao_) 【マオ】「それは食べてのお楽しみさ」 23:42 (Aki___) 【アキ】「どきどきです〜」 23:43 (rouge_) 【ウェン】「……ま、こういうのも、いいのかな。 外れても、誰かが笑えば御の字だし。きっと、そういうものか。」 少し、何か感慨に浸りながら。 23:43 (Mao_) 【マオ】(ま、実はハズレないんだけどね。けた) 23:44 (Fia__) 【フィア】「それじゃ…ウェン、お先にどうぞ?」 23:44 *nick K30_elria → kon-ton 23:45 (rouge_) 【ウェン】「何を言うんだよ。 ……ここは、全員一緒に、が、筋だろう?  ほら、ラクティスも、ミノリも、フレグランスも。 ケーキもって構えて。」 23:46 *nick K30Solius → Cyphiss 23:46 (Mao_) 【マオ】「頑張れー」 23:46 (Fia__) 【フィア】「う…えーっと、外れじゃありませんように――」小さく祈りつつ 23:46 (Fiona) 【フィオナ】「…仕方ないな」 けが人に頼まれては断る事もなく。一つ、ケーキを手にとって。 23:47 (Aki___) 【アキ】「あぅー……」悩みつつも手に取り 23:48 (rouge_) 【ウェン】「アルドゥも選ぶんだよっ!」 23:48 (Mao_) 【マオ】「じゃ、残り物はこっち、と」 23:48 (Mao_) 【マオ】「はいはい」 23:49 (rouge_) 【ウェン】「…じゃ、お互いの無事を祈って一気に食べるといたしましょう。」 そうして、号令と共に全員がケーキに口をつけ… 23:50 (rouge_)   23:50 (Aki___) 【アキ】「いただきます〜……」 23:51 (rouge_) ……しかし、思ったような悲鳴は誰からもあがらず。 23:52 (Fia__) 【フィア】「…あ、美味しい――って、あれ? 誰も…外れ、じゃないの?」 23:52 (Aki___) 【アキ】「美味しいです〜」 23:53 (Mao_) 【マオ】「あれま、全員当たりか。あー、残念残念。ハズレは残りモノのようだね」さ、と仕舞い込む 23:53 (rouge_) 【ウェン】「……ふうん。 …なるほど、幸先いいってわけだ。  ……じゃ、幸先いいついでに…これからも…よろしくお願いするよ、みんな。」 23:53 (Fiona) 【フィオナ】「…待て。そこで逃げるのは卑怯じゃないか?」 23:54 (Fiona) 【フィオナ】「私はその最後の一個を食べてみたいのだが。どんな味が実に興味がある」 と、ケーキのカスを口の端につけたまま手を伸ばし。 23:54 (Fia__) 【フィア】「…辛くなくてよかった――」はああ、と想いっきり安堵して 23:56 (Mao_) 【マオ】「へーへー、フィオナは鋼鉄の女だわー……うへ」ぱっくりと食べてしまう、演技つきで 23:57 (Aki___) 【アキ】「こちらこそです〜……あ、ずるいですよ〜」 23:57 (Fiona) 【フィオナ】「ッ!?」 目の前で食べられてしまい、その不可思議な味を体験できず。 「…く、貴様…!」 割と、それを本気で悔しがっている様子。 23:59 (Mao_) 【マオ】「うはは、知りたければまた今度作ってあげるさ。ウェンにも山ほどご馳走するから」 23:59 (rouge_) 【ウェン】「……フレグランス、口元、口元。」 ちょいちょい、と指摘しつつ…  (……何とか、なるよな。 …なりそうな気がしてきた。 ……やるだけは、やろう。 …何、人生なんて…ほんとに大事なことさえ間違えなきゃ…何とかなる。 ここにいれば…間違うなんてことも、ないさ。)  いつもよりは、少し真面目な表情で…そんな光景に、ひそりと思い。 00:00 (Mao_) 【マオ】「なんとも運が良いメンツで幸せなことだね、ホント」(ったぁー、ガラにもないことしたなぁ) 00:03 (Fia__) 【フィア】「…(抱え込むとか、偉そうに言ったけど……私もなんだよな。どうしたものか――)」小さく、気付かれぬように目を伏せ。一瞬だけ目を閉じる――すぐに周りの輪に戻って「…ウェンは元気になった、みたいでよかった」 00:06 (Aki___) 【アキ】(助けたい……ウェンさんの場合、それだけじゃない気もしますけどね〜) 00:07 (rouge_) 手痛い被害を負ったはずの夜。  ……だけど、その部屋は…少し明るく。 和やかな気配に包まれて。 00:07 *kon-ton quit (")))。oO") 00:08 (rouge_) 静かに、過ぎていく。  ……過ぎて行き…朝が訪れる。 願わくば、希望のある朝を。  誰かが、そんなことを思いながら…