ゆずき の発言: 場所は…ショトフィアのお部屋にて。本来は満月の夜。雨雲に隠れて見えないけれど。 ゆずき の発言: 窓枠にちょこんと腰かける、黒衣の人形。 ゆずき の発言: 夜空を見上げる、無表情な双眸は何も写さず―― ゆずき の発言: 【人形】「……」はふ、とため息? をつく。 EF@一人の力じゃ何も変えられないのかな。 の発言: 【フィア】「雨の多い季節になってきた、かな――今日も月は見えないみたい」部屋のドアが開き、閉じる。中に入ってきたのは同じように黒衣を纏った1人の少女。 ゆずき の発言: 【シェトラーゼ】「満月なのに……残念だわ。せっかくの月があの分厚い雲の向こう側」振り向かず、それでも気配は感じとり。小さく呟く EF@一人の力じゃ何も変えられないのかな。 の発言: 【フィア】「こういう時期だから、仕方ないかも。満月が見えないのは残念だけど…」小さく聞こえる衣擦れの音。部屋着らしきローブに着替えた後、窓のそばへと歩みを寄せて――「どうしたの? 何か、浮かない顔をしてるよ」窓枠に座る人形に声をかける。 ゆずき の発言: 【シェトラーゼ】「そう? 気のせいよ……きっと雨が止まないから、そう見えるだけ」視線は中空を見上げ…闇夜に降り注ぐ雨音を聞き続ける。単調な響きに耳を預けて。「雨は嫌い。体が濡れて服が汚れるから…月の光を浴びられないから」 EF@一人の力じゃ何も変えられないのかな。 の発言: 【フィア】「そうかな…私は、雨は好き――全てを洗い流してくれる。辛いことも、悲しいことも…そんな気がする」コツ、と窓のガラスに額を当て…流れる雨を見る。「外には居たくないけど、部屋の中から眺めるだけなら…まだね」 ゆずき の発言: 【シェトラーゼ】「……気のせいだわ。私は忘れられないもの」ふい、と視線を落とし…「でも、フィアの言ってる事は少し分かる。あの屋敷に一人でいたときの雨より、ここで見る雨は安心できる気がする」手が小さく伸びて、フィアの衣服、布地を微かに掴む。 EF@一人の力じゃ何も変えられないのかな。 の発言: 【フィア】「…あくまでも気のせいよ。私だって、忘れられない事の方が多い」手と額を窓ガラスから離して――「一人で居ると…不安の方が大きいよ? 安心出来るなら、良かった――どしたの?」微かに掴まれた布地。小さく首を傾げ…次の言葉を待つ ゆずき の発言: 【シェトラーゼ】「……今は、フィアがいるから安心できる。でも、100年経ったら、あなたはいなくなるかもしれない」黒曜石の瞳がフィアを映す。掴んだ手が、二度と離したくないと言うかのように…「私は…また同じことを繰り返すかもしれない」 EF@一人の力じゃ何も変えられないのかな。 の発言: 【フィア】「残念…だけど、私は100年も生きられないよ。私は後、普通なら50年くらい…それだけ生きれれば、充分な種だから」小さなため息とともに、言葉を返す。現実とは、そう言うものだから――「同じことは繰り返さないで欲しいな。私はそれを望まないよ?」そ、っとシェトラーゼの小さな身体を抱き上げ…ベッドに座りながら、胸元に寄せる。 ゆずき の発言: 【シェトラーゼ】「50年……」胸元に包まれながら言葉に乗せてその響きに思いを馳せる。それは、無限を生きる人形の身にはあまりにも儚くて――「短いのね。フィアと居られる時間は、私を作った人よりもずっと短い…」でも、と続ける。「なら、覚えておくわ……フィアの事は。今こうして過ごしている時間の事も。これから先の時間も。そして居なくなってからの事も」それくらいはいいでしょう? と、持ち主を見上げる。 EF@一人の力じゃ何も変えられないのかな。 の発言: 【フィア】「…うん、短いね…」小さなその身体をそっと抱きしめる――そのまま続けられる言葉に、目を細めながら笑って「うん、そうして。忘れないでくれると嬉しいな…。出来れば、ショートのことも忘れないでね?」その髪をさらさらと撫でながら、言葉を返して。 ゆずき の発言: 【シェトラーゼ】「もちろんよ。ショートのことも…ラッセルの事も。物覚えはいい方だもの…忘れない自信はあるわ」撫で付けられ、どこか緩やかな空気を纏いながら、身を預け――小さな手がフィアの腕をなぞる… EF@一人の力じゃ何も変えられないのかな。 の発言: 【フィア】「一緒に居られる時間は確かに短い――けど、たくさんの想い出をあげられるといいな」目を閉じて、緩やかな空気の中で言葉を紡ぐ――身体を預けてくる小さな人形をそっと抱いたまま。 ゆずき の発言: 【シェトラーゼ】「そうね、お互いに…そうだといいわ。私から出来ることは少ないけど。そうね…せいぜい、歌と踊りくらい…」フィアの温もりを体で感じながら、言葉を返す…暗闇の向こう側、雨はいつの間にか止んでいて―― EF@一人の力じゃ何も変えられないのかな。 の発言: 【フィア】「ううん…私こそ。それは少ない――こうやって、話すくらいだもの」くす、と笑顔を見せてから――窓の外に目線を向ける。「雨…止んだみたい」シェトラーゼを抱いたまま立ち上がって、窓のほうへと ゆずき の発言: 【シェトラーゼ】「……月は、見えるかしら?」言われて窓辺へと…視線を空へと飛ばす。 EF@一人の力じゃ何も変えられないのかな。 の発言: 【フィア】「どうかな…? 見える、みたいだよ」同じように視線を上げた先には、晴れた雲の中に輝く満月があった。 ゆずき の発言: 【シェトラーゼ】「……うん、いい月。やっぱり満月の夜は晴れていたほうがいい」涼やかな空の上、静謐な光を落とす満月を見上げ…ふわりと腕から逃れて中空に踊る。 EF@一人の力じゃ何も変えられないのかな。 の発言: 【フィア】「…月の光は心を落ち着けてくれる――だから、かな」空に浮かんだシェトラーゼを眺めて。自分はベッドにもう一度腰掛ける。 ゆずき の発言: 【シェトラーゼ】「月の光は力の源。魔に属する私にとっては特に。だから…それが満ちる夜は、嬉しいのよ」ふ、と微かな微笑み浮かべ… くるくるりと、滑るように舞い、踊る。 EF@一人の力じゃ何も変えられないのかな。 の発言: 【フィア】「そうだった、ね――うん」その踊りをぼんやりと眺めながら、シェトラーゼの言葉に返して。 ゆずき の発言: 澄んだ歌声が舞いに合わせて響き渡る。たった一人を観客に、黒衣のその身に月の光を浴びて。 ゆずき の発言: いつまでも。いつまでも……人形は舞い続ける。 ゆずき の発言: (こちらからは以上―― EF@一人の力じゃ何も変えられないのかな。 の発言: (こちらも、問題なく――