【0-1.PCという人々】 このゲームは、とあるファンタジックな世界を舞台にしたどこにでもある普通の小街に生きる人たちの物語をする遊びです。 プレイヤーの操るキャラクター(以下PC)は、この街に生きる、ごく普通の人たちです。 (と、いってもホンの少しだけ、一般人よりも他人に影響を及ぼす行動が行えます。能力的に優秀、といってもいいでしょう) 特に何か伝説的名勇者だったりするわけではありません (将来に何らかの伝説的偉人になることはありえますが、このゲーム内では一切触れません) この町に生きていて、この町を愛していて。 この街の平穏を願っているし、できる限りの反映を願っています。 あなたが旅人であっても、それはきっと変わりません。 旅先で立ち寄った大地を気に入り、長く腰を下ろしている、きっとそういうことなのでしょう。 困っている人がいれば助けてあげよう。 街のトラブルなら、皆で解決したい。 基本的には、DBDのPCというのは、そんなお人よしな存在です。 (そして少しだけ優秀な分だけ、他人に頼られることも、まま、あります。) 【0-2.PCの動機、またはゲーム的、ロールプレイ的な状況】 無論、PCだって皆底なしのお人よしじゃありません。 それなりに根拠があって人助けをしてたりします。 (いや、もちろん底なしのお人よしもいるんですが) PCはセッション(や事件)に目的を持ってチャレンジします。 それはなにか。PCは日常で常に飢えています。   楽しいことはないのか。美味しそうなものは。自分の鬱憤を晴らすには! そういったものがPCの中で消化されていく過程を ロールアンドプール(以下R&P)と表現しています。 R&PはPCが日常に対するそういったものが晴らされているかを示すものです。 PCは、日常生活を穏便に過ごすためにR&Pを消化すべくセッションに参加するのです   消化されることで、日常生活能力も向上して、結果として成長点を得ることが出来ます。 さて、今日も困ってる人が君の前に現れてきたよ・・・? 【判定に関して】 PCの行動には自由幅が保障されています。 とはいえ、あまりにも荒唐無稽な行動には相応のリスクやハードルがあるというものです。 以下に、ゲーム内数値的な目標値指針を示します。 PLは無理に高い目標指針を越えることに拘らず、低い目標値をわざと狙うロールをするのも、ゲーム内テクニックの一つだとお考えください。 なお、DBDで多用される目標値は7〜12前後です。 1〜6:簡単 7〜12:平凡(本職には簡単な作業) 13〜18:難しい(素人ではまず不可能) 19〜24:至難(本職の失敗も責められない) 25〜29:無謀(尋常ではない行動領域) 30以上:絶望的(達人の領域) 【土地・施設の値段】 自前の〜〜およびアトリエ・研究室の値段を1〜4にPL任意で設定してよいとします。 高級店・大牧場・大病院は5〜15に設定できるとします。 【家屋に関して】 段ボール〜豪邸までを[生活Lv]として、最低限いずれか一つを取得必須にしています。 豪邸以降は≪施設コネクション≫として別項目と考えてください セッション中の買物が滞りなく行えた(または行える)かどうか等で 【家の値段】+≪財産Lv≫+2d6というスキル判定が課されたりすることがあります。 スキル判定なので、財産スキルがない場合は1d6として判定ダイスをカウントしてください。 なお、1例として上げると、「自営の高級店」などアイテム表で示された店舗への支払い目標値は値段+2(この場合は7)です。 ダンボール生活をしており、かつ財産スキルがない場合、高級店は普段は手の届かない世界、ということになります。 なお、GMは、この判定をあまり積極的に課さないようにしてあげてください。 大半のPCは、≪財産≫スキルも所持しておらず。豪邸に住んでもいないからです。 【コネクションに関して】 町民の中には、PCに協力してくれる人(とは実は限りません)がいます。 コネクション投資として財力消費、という形式を取ります(友人とのコネクションも財力なの?と疑問でしょうが、交友費などだとおもってください)。 コネクションの形態は、人にとどまらず自分の店舗、施設、町内会や役所などの組織など多岐に渡ります。 これらで取得されたコネクションはPCに(基本的には)好意的であり、ロールに絡めることができます。 逆にGMはコネクションに表記されていないNPCへの要請を全て断る権利をもちます(特技などは別個判定をもちます。) (なお、別に絶対に断る必要はありません。ゲームとして状況をみて相応しいと思う方向を選んでください) (また、コネクションをもっていようとも必ず命令できるなどの利便があるわけではありません。) なお、これらNPCとのメイキング取得時の関係は全て、PCが表記を取得時にのみ決定できます (GMは、セッション中にゲーム内で何らかの特殊知識などにもコネクションを結ばせることが出来ます) 取得したコネクションは、キャラクターシートの【周辺人物】の項目にお書き添えください。 ≪その他のテクニック≫ セッション中に他のPCをからめてロール&プールを発動する場面などがあると思います。 そのときに対PCコネクションを取得していることを理由に、GMに許可されやすくなったりします。   PC間コネクションは、セッション取得時にGMが指定して取得するか、キャラクターチャットなどを行い、ログを提出することで認められます。 直接的な数字でのメリットはないものの、演出によって難易度を左右できるDBDでは、取得して悪くはありません。 コネクション内容はランダムでも取得可能です。 その場合は「○○(PC名)から△△(対象名)への関係」とIRCコマンドを打ってください。 【スキル変更点】 【技巧:〈職能○○〉】を能力値任意の汎用スキルに変更。 【特技変更点】 スカウト特技 <スタンド・アローン>判定なしを→判定:【技巧】+≪隠密≫or《手練》に変更 <玄人の足運び>【敏捷】+《運動》を→判定:【敏捷】+《運動》or≪隠密≫に変更 ギャンブラー特技 <馴染む風景> アクティブ→パッシブ 判定ボーナスを+2に変更 ソーサラー特技 <カウンターシールド> に、以下の文章を追加 『逆に、対象の達成に、特技使用者の達成の分を上乗せすることもできる(魔術使用者が自動失敗時は不可) 判定の結果、対象魔法の達成値が0になった場合、特技使用者は対象魔法が自動失敗になったと扱わせることが出来る』 マーチャント:<お得意様> サービスマン:<顔が広い> アーティスト:<ファンなんです!> ノーブル:<ハイソサエティー> クーリエ:<毎度どうもー!> 以上の特技は、成功時に即座に≪コネクション:対象人物≫を取得できる