【0-1.PCという人々】 このゲームは、とあるファンタジックな世界を舞台にしたどこにでもある普通の小街に生きる人たちの物語をする遊びです。 プレイヤーの操るキャラクター(以下PC)は、この街に生きる、ごく普通の人たちです。 (と、いってもホンの少しだけ、一般人よりも他人に影響を及ぼす行動が行えます。能力的に優秀、といってもいいでしょう) 特に何か伝説的名勇者だったりするわけではありません (将来に何らかの伝説的偉人になることはありえますが、このゲーム内では一切触れません) この町に生きていて、この町を愛していて。 この街の平穏を願っているし、できる限りの反映を願っています。 あなたが旅人であっても、それはきっと変わりません。 旅先で立ち寄った大地を気に入り、長く腰を下ろしている、きっとそういうことなのでしょう。 困っている人がいれば助けてあげよう。 街のトラブルなら、皆で解決したい。 基本的には、DBDのPCというのは、そんなお人よしな存在です。 (そして少しだけ優秀な分だけ、他人に頼られることも、まま、あります。) 【0-2.ゲーム的、ロールプレイ的な状況】 無論、PCだって皆底なしのお人よしじゃありません。 それなりに根拠があって人助けをしてたりします。 (いや、もちろん底なしのお人よしもいるんですが) この街には(いや世界には)たくさんの神様がいます。 その中でも、街を守る神様は厚く信仰されています。 皆の「信仰」と「協力」と「街を思う住民の想い」が神様の力の源です。 街の平和は神様なくしては成り立たず(と信じられています)、住民が好き勝手をすればこの均衡はあっという間に崩れてしまいます。 実は、神様に平和を維持する能力があるのは本当です。 そして、神様は常に(力を行使できるかはともかくとして)街を見守っており、協力的な人に少しばかりの幸運を授けてくれたりもします。 (このことがきっかけで街は更なる繁栄の道へ進むかもしれませんしね) なのでPCたちは、余程に絶望的な状況でもなかったならば、人を助けようとはします。 それくらいには、神様の恩恵と言うのは直接的です。 よって基本的にはPCと同じく街のNPCたちもあまり他人に危害を与えようとはせず、また概ね善意的です。 (といってもまあ、セッションをする以上、例外はつき物ではありますが) ちょっとネガティブな視点でみてみましょうか。 町というのはとても横の繋がりが大きな世界です。 一つ悪評が立ったりするだけでも、近所からの視線は痛いものです。 とはいえ他の町に引っ越すとか大それたことはあまりしたくないし、そもそも引越し先で生活が安定するとは限りません。 引きこもれるほどの財産を所持するなど、PCには縁の遠い話なのです。 そもそも君の大事にする平穏は町の神様が頑張っていることでなりたっているのでもあります。 君がもし、町の平穏に協力しないのであれば、神様は(一人一人の結果は微弱ながら)徐々に衰弱していくことでしょう。 そのことを多くの町民は良しとしません。町を自分自身の体の一部のように感じています。 町民の怒りを買うのは避けておきたいところだし、自らの幸せを君が願う以上、目の前のトラブルを解決しないわけにはいかない! (そしてトラブルといっても決して役所がでればいいわけではないし、役所はいつになったら仕事をしてくれるのでしょう?)  無論、上記に書かれているのとは違う、他人を助けることや、神様からの恩恵もあまり意味を感じてないと言うキャラをすることも、PCの工夫次第ではできるかもしれません。  ただし、その場合は卓のメンバーにある程度の理解を求める必要があるでしょう。  (困った事態に対して「あっそ」ですませるというのは、DBDでは本来NPC向きの性向ですから) ですから、その場合は、≪ほれっぽい≫などのロール&プールなどを逆利用したり性格を上手く設定して物語りに食い込む努力をPL側からも積極的に行うと良いでしょう。 以上のように、セッションは概ねにして平和な状況(ドタバタコメディくらいにはなるかもしれませんが)で進行します。 はてさて、実際にトラブルを解決することで町の平穏は保たれ、君の平和な生活は晴れて取り戻されます。 加えて、神様は町に協力的な君に幸せをさらにもたらしてくれるかもしれないし、ないしは近所の評判もよくなることでしょう。 このことはセッション終了後に成長点に加え【街ポイント(仮称)】の取得という形で表されます。 (街ポイントに関しては未実装です。) 君がこうして街をどんどんと豊かなものにするうちに新しい君の興味を惹くものができることもあるかもしれません。 君が旅をしているのなら、その目的が姿を現すかもしれないです。 恋の華か、新しい友人関係か、それとも街の素敵な逸話なのか。 それらが何であるかは、今は分からないが、きっと素晴らしいものであるだろう。 さて、今日も困ってる人が君の前に現れてきたよ・・・? 【判定に関して】 PCの行動には自由幅が保障されています。 とはいえ、あまりにも荒唐無稽な行動には相応のリスクやハードルがあるというものです。 以下に、ゲーム内数値的な目標値指針を示します。 PLは無理に高い目標指針を越えることに拘らず、低い目標値をわざと狙うロールをするのも、ゲーム内テクニックの一つだとお考えください。 なお、DBDで多用される目標値は7〜12前後です。 1〜6:簡単 7〜12:平凡(本職には簡単な作業) 13〜18:難しい(素人ではまず不可能) 19〜24:至難(本職の失敗も責められない) 25〜29:無謀(尋常ではない行動領域) 30以上:絶望的(達人の領域) 【家屋に関して】 段ボール〜豪邸までを[生活Lv]として、最低限いずれか一つを取得必須にしています。 豪邸以降は≪施設コネクション≫として別項目と考えてください セッション中の買物が滞りなく行えた(または行える)かどうか等で 【家の値段】+≪財産Lv≫+2d6というスキル判定が課されたりすることがあります。 スキル判定なので、財産スキルがない場合は1d6として判定ダイスをカウントしてください。 なお、1例として上げると、「自営の高級店」などアイテム表で示された店舗への支払い目標値は値段+1(この場合は6)です。 【コネクションに関して】 町民の中には、PCに協力してくれる人(とは実は限りません)がいます。 コネクション投資として財力消費、という形式を取ります(友人とのコネクションも財力なの?と疑問でしょうが、交友費などだとおもってください)。 コネクションの形態は、人にとどまらず自分の店舗、施設、町内会や役所などの組織など多岐に渡ります。 これらで取得されたコネクションはPCに(基本的には)好意的であり、ロールに絡めることができます。 逆にGMはコネクションに表記されていないNPCへの要請を全て断る権利をもちます(特技などは別個判定をもちます。) (なお、別に絶対に断る必要はありません。ゲームとして状況をみて相応しいと思う方向を選んでください) (また、コネクションをもっていようとも必ず命令できるなどの利便があるわけではありません。) なお、これらNPCとのメイキング取得時の関係は全て、PCが表記を取得時にのみ決定できます (GMは、セッション中にゲーム内で何らかの特殊知識などにもコネクションを結ばせることが出来ます) 取得したコネクションは、キャラクターシートの【周辺人物】の項目にお書き添えください。 ≪その他のテクニック≫ セッション中に他のPCをからめてロール&プールを発動する場面などがあると思います。 そのときに対PCコネクションを取得していることを理由に、GMに許可されやすくなったりします。   PC間コネクションは、セッション取得時にGMが指定して取得するか、キャラクターチャットなどを行い、ログを提出することで認められます。 直接的な数字でのメリットはないものの、演出によって難易度を左右できるDBDでは、取得して悪くはありません。 コネクション内容はランダムでも取得可能です。 その場合は「○○(PC名)から△△(対象名)への関係」とIRCコマンドを打ってください。 【スキル変更点】 【技巧:〈職能○○〉】を能力値任意の汎用スキルに変更。 【特技変更点】 スカウト特技 <スタンド・アローン>判定なしを→判定:【技巧】+≪隠密≫or《手練》に変更 <玄人の足運び>【敏捷】+《運動》を→判定:【敏捷】+《運動》or≪隠密≫に変更 ギャンブラー特技 <馴染む風景> アクティブ→パッシブ 判定ボーナスを+2に変更 ソーサラー特技 <カウンターシールド> に、以下の文章を追加 『逆に、対象の達成に、特技使用者の達成の分を上乗せすることもできる(魔術使用者が自動失敗時は不可) 判定の結果、対象魔法の達成値が0になった場合、特技使用者は対象魔法が自動失敗になったと扱わせることが出来る』 マーチャント:<お得意様> サービスマン:<顔が広い> アーティスト:<ファンなんです!> ノーブル:<ハイソサエティー> クーリエ:<毎度どうもー!> 以上の特技は、成功時に即座に≪コネクション:対象人物≫を取得できる