03:17 (tuka-neko) 【斬慧】「……ふぅ……しかし、平和だねぇ……」ギルドハウスの庭先に椅子を持ち出し、のんびりと煙管をふかしながら空を見上げてる。 03:19 (misutan) 寒々しい冬空に、冬の雲が鳥を追う様に、速く流れていく 03:20 (tuka-neko) 【斬慧】「………………あいつ等も、ちゃんと落ち着けるトコに帰るんだろねぇ……」ふぅ、と長く紫煙を吐き出しつつその鳥を視線で追っていって…… 03:21 (misutan) 【ウィノナ】「身体の方は、もう良くなりましたか? オキャクジン」庭先のキリエにに気付き、最後だけ東方風の言葉で呼びかけ 03:23 (tuka-neko) 【斬慧】「ん?ああ、確か……ウィノナ姐さんだったっけ?もうすっかり良くなったよ。あの坊様の祈祷と、ゆっくり休んだおかげでね。……ホント、何処の馬の骨……なあたしにこんなにしてくれて……ありがたいことだよ」くるりとウィノナに振り返って、にこりと人懐っこい笑みを浮かべる。 03:24 (misutan) 【ウィノナ】「それはよろしゅうございました、ここには気のいい方も多いですから」にこりと微笑んで、庭に出て 03:26 (tuka-neko) 【斬慧】「おまけに、面白い奴も多い。こう言うのはいいね、嫌いじゃない」すぃ、と立ち上がってウィノナに向き直り、持ち出した灰皿に灰を落としてそのまま煙管を仕舞いこむ 03:29 (misutan) 【ウィノナ】「だからか、肝心な事を気にしない人が多いんですよね」笑顔を崩さぬまま、伸ばされた掌の内には記念硬貨ほどの赤く塗られた石。それをキリエの足元に投げつけ 03:31 (tuka-neko) 【斬慧】「……む……っ!」シノビとして訓練されてきた反射で思わずその場を飛び退り、気がついたときにはその姿は二階のバルコニーの縁に。厳しい表情でウィノナを見下ろしている。 03:33 (misutan) 【ウィノナ】「背中を預けてもいい実力があるか、をね。いつも投げるのはこれなんですけれど、それだと冗談じゃ済みませんから」と、バーストルビーを掌に出すも、胸ポケットにしまい 03:35 (tuka-neko) 【斬慧】「……試験のつもりかい?ったく、脅かしてくれる…………で、結果は?」いまだ表情は崩さず、降りて来ず、普段ののんびりした口調が嘘のように硬質な声でそう言って 03:36 (misutan) 【ウィノナ】「一服の邪魔をしてしまって、ごめんなさいね」済まなさそうな顔をするものの、腰の後に回した手は、鞭の柄を握り 03:36 (tuka-neko) 【斬慧】「……」す、と右手が胸元に差し込まれる。いつも其処に仕込んでいる短剣の柄を探り握り締めて…… 03:37 (misutan) 【ウィノナ】「試験って、一問だけじゃありませんよね?」と、いつもの笑顔のままで間を詰めにかかる 03:38 (misutan) 壁を蹴り、キリエの位置まで駆け上がり 03:39 (tuka-neko) 【斬慧】「ふん……っ!」ふわり、と重力を感じさせない動きで隣のバルコニーへと飛び移りつつ懐から抜き出した短剣で一閃! 03:41 (misutan) 【ウィノナ】「もうちょっと、かしら?」大きく身をかわし、その代わりに足場を失い地面に着地して 03:43 (misutan) 【ウィノナ】「身を守ってばかりじゃ、戦闘は終わりませんよ〜」のんびりと声を掛け 03:43 (tuka-neko) 【斬慧】「……はっ!」すぐさま、次の足場を蹴り着地したばかりのウィノナに飛び掛っていく。戦いの際には余計な口は利かない性質なのか、その口から漏れるのは鋭い呼気のみで…… 03:44 (tuka-neko) 容赦のない、それこそ本気で殺すつもりで、ウィノナの急所目掛けて短剣を突き込んでいく。 03:46 (misutan) 【ウィノナ】「きゃっ!?」着地のタイミングを狙われ、大きな機動をとれないように見えたが。急所を狙っていると知ると、思い切り良く、身を倒して 03:47 (misutan) 【ウィノナ】「ちょっと心臓は危な過ぎですよ〜。お互い自滅です」と、倒れこみながら慌てて胸ポケットのバーストルビーを捨てて 03:50 (tuka-neko) 【斬慧】「……………………シノビとしての戦い方ってのが板につきすぎててね。どうにも手加減ってのが苦手なのさ……っ!」更に追い討ちをかけることはせず再び間合いを離すっ! 03:53 (misutan) 【ウィノナ】「近距離装備しか無いと見て、間合いを外しましたか。なかなかクレバーです。でも」ダーツを4本指の間に手挟み、キリエの周りに向かって投げ 03:54 (misutan) そしてそのまま、自分も駈ける 03:54 (misutan) カン 03:55 (misutan) キリエの足元の小石に当たった一本が、角度を変えてキリエの肩口を狙う 03:56 (tuka-neko) 【斬慧】「ち……っ!」慌てて身を捩って避けようとするも……避けきれず着物の肩口に刺さって…… 03:56 (misutan) キン コン 左右でも、ほぼ同時に何かに当たったダーツの音。そして近付く、風切り音 03:57 (tuka-neko) 【斬慧】「……っ!」咄嗟に地に這うほどに深く身を沈め、そのままウィノナの脚に体当たりするかのように駆けて 03:58 (misutan) 【ウィノナ】「くっ!?」足元を払われ、体勢を崩し 04:00 (tuka-neko) 【斬慧】「とった!」その隙を逃さずウィノナを押し倒し馬乗りになって、その首筋に短剣を突きつけて 04:01 (misutan) 【ウィノナ】「ゲームセット、ですね。で、どうします?」髪を土で汚れさせながら、生死を握っているキリエにいつもの笑顔で尋ね 04:03 (tuka-neko) 【斬慧】「…………ココでアンタを殺っても仕方ないしね……こう言うのはこれきりにしてくれるかい?」僅かに片眉を吊り上げながらも、そう問いかけて…… 04:04 (misutan) 【ウィノナ】「実力の程は分かりましたし、これ以上やる理由も、今のところありませんしね」脇に転がっているバーストルビーを、袖口の隠しに収め 04:06 (tuka-neko) 【斬慧】「……それなら……………………まぁ、いいけど……ね……」ひょい、と立ち上がり短剣を仕舞いこんで……暫し迷った挙句すいと倒れたウィノナに手を差し伸べる 04:07 (misutan) 【ウィノナ】「あ、どうも」素直に手を取り礼を述べ 04:09 (tuka-neko) 【斬慧】「……あのさ、ヤバイ、とは思わなかったのかい?幸い、大きな怪我にゃならなかったけど……一歩間違えてりゃアンタ、死んでただろ?」がしがしと空いた手でぼさついた髪を掻き乱しつつ、困ったような顔でそう言って 04:10 (misutan) 【ウィノナ】「だから、足元に石があったでしょう? まぁ、どっちにしろ大怪我ですけれど」くすりと笑って 04:11 (misutan) 【ウィノナ】「それに、そんな困った顔して心配してくださるんですから、大丈夫ですよ」花のような笑顔を浮かべ 04:12 (tuka-neko) 【斬慧】「……ったく……あたしは、世話になった相手を殺したくなかっただけで……ああもう」はふー、と深いため息をつきながらも苦笑を浮かべる。 04:14 (misutan) 【ウィノナ】「済みません、今度お詫びにスィーツ……ええと、そちらではカンミって言うんでしたっけ? 奢りますから」と、御財布開いて相談し 04:16 (tuka-neko) 【斬慧】「甘味?……甘いもの?……」きょとんとした顔で鸚鵡返しに聞き返す。 04:18 (tuka-neko) 【斬慧】「………………………………この世に生まれ出でてはや5年……まさかこのあたしが甘いものを食べる日がこようとは……流石に思いもよらなかったね……」思わず、呆然とそう呟いてしまったり…… 04:18 (misutan) 【ウィノナ】「ええ、そちらではアンコとかが多いんだそうですね? こちらでも、使っている所はありますけれど、クリームやシロップとかの方がメインですね」 04:19 (misutan) 【ウィノナ】「お嫌いでした?」首を傾げて問いかけ 04:19 (tuka-neko) 【斬慧】「……食べた事ないから……好きも嫌いもあったもんじゃないけど……」 04:20 (misutan) 【ウィノナ】「それじゃ、好きになれるか確かめる、いい機会になりますね」微笑みかけ 04:22 (tuka-neko) 【斬慧】「……それもそうだね……じゃ、ヨロシク頼むよ、ウィノナ姐さん?」つられてにこりと笑う 04:22 (misutan) 【ウィノナ】「ナイフショップのお姉さんに教えてもらった穴場の店なんですけれど。ついでに、そっちも見ておきます?」と、短剣の仕舞い込まれた辺りを見 04:23 (misutan) 【ウィノナ】「ええ、昔と違ってそこそこお金もありますし。財布を気にせずどんどんいってくださいね。おなかを壊さない程度に、ですけれど」くすりと笑って 04:24 (tuka-neko) 【斬慧】「……あー……そっちの方は……先立たれるモノがない……」思わず遠い目をする。微妙に変な言い回しをしたのは、まあ、どういう意味かわからないでいて欲しかったりするからだったが…… 04:26 (misutan) 【ウィノナ】「ああ、2万程度までならお貸ししますよ? 防具にお金をかけられずに死なれる方が、寝覚めが悪いですし」苦笑して 04:27 (tuka-neko) 【斬慧】「……ぶっ!?……そりゃまた景気のいいこと……冒険者ってのはそんなに儲かる商売なのかい……?」……気まずいらしくきゅーと眉根が寄ってしまう。 04:29 (misutan) 【ウィノナ】「逆に、装備はこれからもっと高くなっていきますよ? きちんと目標を定めて貯蓄しないと、幾らあっても足りなくなるくらいに」と、上の装備の桁を指折り数え 04:30 (tuka-neko) 【斬慧】「…………で、姐さんの装備の方はいいのかい?そんなに気軽に貸したりしてさ?」 04:31 (misutan) 【ウィノナ】「だから、お金が返ってこなくてもいいですけど、死なないで下さいね? 私はもう、これよりいい装備は売ってる中にはありませんし」と、使い込まれた腕輪を見せて 04:32 (tuka-neko) 【斬慧】「…………そうそう簡単に死ぬ気はないさね……じゃあ……折角だから、姐さんの好意に甘えさせてもらうよ」 04:33 (tuka-neko) こくり、と神妙な顔で頷く 04:33 (misutan) 【ウィノナ】「ええ、喜んで」朗らかに笑って、武器屋通りへの道を歩く 04:34 (tuka-neko) 【斬慧】「……ここにたどり着けたのは……ホント、幸いだったね……珍しく、神さんに祈ってもいいかもしれない……」ウィノナの隣を歩きつつ、口の中でそう呟いて……